

HOTWHEELS CHEVROLET EL CAMINO 1967
気付けばもう6月。今月が終われば今年も半分が終わった事に。つくづく時間が経つのが早く思えてしまう。既に初夏の気候になりつつあり。
さて、先月の半ばに突如として「ヤマダ電機」限定として発表され、本日発売となったワイルド・スピードのアソート。
人気どころはやはりTOKYO DRIFTのランエボとこのエルカミーノ辺りだろうか。ランエボも抑えてあるものの、個人的にはイマイチだったのでおそらく封印コース……。
先月より、最新作「ファイヤーブースト」が公開されているのでそれに合わせたリリースで、先行してイオンシネマでも別アソートが売られていた記憶がある。そんなファイヤーブースト、当方もつい先日観て来たのだが、感想は「続きから」に書くとして。
原題「Fast X」もとい、「ファイヤーブースト」に登場した車両として扱われているこのエルカミーノ。
映画の方では榴弾発射用の装置にアウターロールケージが装着されてる事もあり、この車両とは全然装いが異なり、ホットウィールが大分前にリリースしていたカスタムエルカミーノに近い装いなのだが、まあワイスピと銘打たれていながら、年式やカスタムが微妙に違うのはホットウィールあるあるなので気にするだけ野暮というものか。
まあ他メーカーからリリースされてるエルカミーノも似たような状態なのだけども。

マットブラックの67年式エルカミーノとして見ても非常に格好良く、カラーリングも相まってヴィランが乗っていそうな雰囲気。
だが、ファイヤーブースト内ではジョン・シナ演じる、ドムの弟、ジェイコブがドムの息子であるリトルBと乗り込むマシンで味方サイドの車両かつ、おそらく今作を象徴するマシン。このアソート内でおそらく唯一のFast X名義のマシンなのも、このマシンが本作の象徴的なマシンだからだろう。
まあ、欲を言えば前作ジェットブレイクのポンティアック・フィエロを製品化して欲しいところだが。
さて、この手のユーティリティクーペと言えばエルカミーノだったり、フォードのランチェロなんかがイメージされるのだが、実のところこのジャンルの車両の発祥とされているのは豪州。オーストラリアとニュージーランドで愛されているタイプの車両。
言ってしまえば、豪州版ピックアップトラックに位置するのがユーティリティクーペこと、UTE(ユート)。ホールデンでは現地生産が終了された2017年までUTEがラインナップされていた事からも、一定の需要があった事が容易に想像できる。
そう言えばオーストラリア含め、世界中を股にかけるワイスピシリーズだけども、豪州が舞台になった事って無いような。
ワイスピ完結編の前編と位置付けられているファイヤーブーストだけども、2部作から3部作になる可能性が示唆されていたり、ホブスの外伝2作目が正式にアナウンスされ、更には共演はしないとまで断言され、確執が頻繁に報じられていたロック様とヴィン・ディーゼルがそれを水に流し、最終作に出る事に意欲的だ、なんて記事も出ていたり、いよいよ「ワイスピ完結」に向けて動いてるのだなあと感じる。まあその辺の感想はすべて以下に書いてしまうとして。

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何気に全シリーズ履修しているワイルド・スピードシリーズ。
初期、特にTOKYO DRIFTまでの3作品とMAX以降の作品とでは作風が結構変わった上、特にあとのシリーズになれば成る程、ぶっ飛び具合が凄まじく、特にクルマ好きの間では大分賛否あった印象があるが、クルマ好きで映画好きの当方からすると、TOKYO DRIFT以前のスポコンやカスタムカルチャーに対する造詣深く、B級感漂いながらも派手なカーアクションとしての雰囲気も好きだし、MAX以降のぶっ飛んだカーアクション全振りのシリーズも好き。
特にMAX以降のゲストキャラクターの知名度なんかも合わせて考えると、ある種のお祭り映画感が強く、見方を変えればユニバーサル版のアベンジャーズ感はある。
敢えてアベンジャーズの名前を出したのは、「ファイヤーブースト」の終わり方が完全に続編を意識した作りで「えっ、ここで終わり?」となるから。1つの作品としてある程度完結しながらも、問題は残っていて次回作に持ち越し……というのは「アベンジャーズ」の「インフィニティ・ウォー」で経験したものと全く一緒。
ただここで考えるべきは、アベンジャーズと違って「死人がよくわからないけど復活する」をやり遂げたワイルド・スピードなので安心感が違うという事。絶望感は強い一方で、でも結局大丈夫なんでしょ?っていうのがワイスピにはある。それを退屈と思う人も居るかもしれないが、当方はむしろフィクションだからこそ、それくらいぶっ飛んでいても面白いと思ってしまう口。
今作はシナリオも含めていろいろとぶっ飛んでるところがあるせいで一周回ってB級感が漂っており、もはや大金はたいてB級映画を作ってるとしか思えない。
ある意味、シリーズ完結に向けて逆にシリーズ初期のB級に戻ってる点も含めて、個人的には好評価。
それにしても、一時期ハゲのマッチョしか居ないと言われていたこのシリーズが打ち出した解決策がロン毛のマッチョとスポーツ刈りのマッチョを出すっていうのがこれまた面白いところで。次回作は2025年?それで居て外伝がおそらく来年?
いつか終わりが来るし、完結しないまま放置される作品も数多あることを考えれば、こうしてしっかりと「終わり」が予定されているだけずっと良いのかもなあと思いつつ、完結後はワイスピに類する派手で面白いカーアクションシリーズが出てくれれば良いなあと。
と言ったところで〆。Youtubeの音楽はファイヤーブーストのメイン曲らしい……のだが、今作は似た雰囲気の曲が多いせいか、どのシーンで流れていたのかあまり記憶に残っていなかったり。
ワイスピの音楽面に関して言えば、スカイミッションが一番印象に残る曲が多いのだが、これはSee you againの影響も多かれ少なかれあったり、長編ながらもメリハリが付いていたからだろうか。
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