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GRIZZLY GARAGE

自己満足の、自己把握用のデータベース。覚え書き。

ひとつの青春

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TOMICA NISSAN SILVIA S15 -KIMEEMAL-

人によって青春時代の思い出は違うだろうが、当方にとって青春時代というか中学生のあの時に随分と印象的で、それで居て、今でも好きな作品と言えば、やっぱり東方projectだったりする。

小学生の頃からYoutubeやニコニコ動画を見ていたので、東方そのものはぼんやりとながら知っている、程度だった。
しかし、本格的に知識を付けるくらいには出会いは今から12年前の3月。地震の後、メンタルが落ち込んでいた時期に偶然オススメ動画に表示された東方GTAの『文のSA取材紀行』が本格的に東方を知る切っかけになった。

R18指定のゲームながら既に動画でその存在を知り、実際にLCS、VCS、SA、IVとプレイしていたGTAだけども東方GTAの存在はほぼ知らない上、あまり興味もなかった。

しかし、この作品に興味を抱けたのは、その作風。主人公は確かに東方のキャラクターである、射命丸文だった一方で、メインストーリーに絡んでくるのがスウィートにビッグスモーク、ライダーと言ったSAの主要キャラクター達。

いや、正しく言い換えるのであれば、原作SAのメインストーリーの流れに沿いつつも、東方キャラクターを上手く馴染ませて、シナリオを再構築していたのだ。これは当方が知る限り、他作品では全くと言って良いくらい見られなかった作風。
逆に言えば、この作風のおかげで取っつきやすさが勝り、当方が東方GTAを、東方projectを知るきっかけになった。ある種、これが当方における、原点の一つ。

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残念な事にこの作品は完結を果たすことはしなかった。その大きな要因は東方GTAを作る上で欠かせないModを巡るトラブル。ゲームブログでは無いので、詳細は割愛するが、クリエイター達にとって”水を指すような”出来事だったのは間違いない。況してや、状況から言って寝耳に水、状態だったのだから。

さてミニカーの話をば。
いろんな映画やドラマでスクリーンを駆け抜けた名車があるように、この作品にもそういったアイコニックなマシンが登場する。
それがこの「KIMEEMAL」こと、S15シルビアのドリフトマシン。

射命丸文の二次創作キャラクター「きめえ丸」をモチーフにしたこのマシンはKITTのオマージュ的要素も持っており、それでありながら上手い具合に東方の設定とGTAのゲームシステムをマッチングさせていたのも記憶にある。チート性能でありながら、主人公が使いたがらないハンディキャップがあったり、唯一無二とも言える弱点があったり、そういう魅せ方も上手かったように思う。

今回、それを再現したモデルがこれ。と言ってもトミカのをそのままに、塗装だけ合わせている、謂わばトミカによくある「特注」とか「なんちゃって仕様」をイメージ。実際のKIMEEMALは巨大なGTウィングにエアロパーツが取り付けられており、D1に出ていたS15がベースになっていた記憶。ホットウィールで作るのであれば、敢えてそうするのも悪くないかもしれないがいつになるやら。

今年で更新停止からどうやら10年目。制作者のツイッターを見る限り、もう改めて更新することも無さそうではあるのだが、今でも語り継がれるような、そんなクオリティの作品に思えてならず。

考えてみれば、あの時代、まだまだ東方GTAというジャンルに活気があった頃、制限がなにかと出てきてしまうGTAを用いていながら、レベルの高い作品は本当に多かったなあと。
上手く、SAのストーリーを下敷きに、キャラクターを置き換えたり、展開を考えたり。東方はその性質上、二次創作作品が非常に多い作品なわけだけども、もし東方GTAがなければ、東方に興味を持つ事はなかったかもしれないなとしみじみ。

以下、音楽の話。


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人は映像なんかでも記憶を呼び覚ますというが、音楽というのもかなり重要で音楽と記憶は割りと結びつきやすいという話を聞いたことがある。
それは強ち間違いではないだろうと思うのがいろんな作品のメインテーマ。曲を聞けば、「あ、この作品は」なんてなる事、決して少なくないはず。

ということで紹介するのは『文のSA取材紀行』のテーマ曲。射命丸文のテーマ曲の一つ、「風神少女」のジャズ風アレンジ。この曲が冒頭に流れ、そこから本編に入るのがお決まりの流れだった。
そんなこともあって、この曲を聞くだけで作品を思い出す。マイナーというかローカルというか、マニアックというか。

当方にとってこの曲のイメージがこの作品であるように、意外と世の中にはメジャーではないけれど、自分にとってこの曲はこの作品、というイメージがあるんじゃないかと思ったり。つくづく、人というのは色々なものを生み出すのだなあと。
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テーマ:ミニカー - ジャンル:車・バイク

コメント

2000年代後半から2010年代初頭の動画サイトと言えば、確かにGTASAのMODを使用した動画がたくさんありましたよね。
近年ではGTA5において、警察官としてプレイできる「LSPDFR」なるMODも登場し、それに伴って世界各国のパトカーを作る人がたくさんいますが、こうしたパトカーや救急車のMODもまたSAの時代から盛んに作られていて、当時の自分が海外の緊急車両に関心を持つきっかけになった思い出があります。

Re: タイトルなし

>中央水槽1さん

>動画サイト

当方がGTAを知ったきっかけもあの時代のYoutubeでした。有名所だとマリオGTAとか、手配度6で逃げてみた、といったシリーズはよく見てましたね。

>LSPDFR
実況動画等で見てますが、GTAV自体が拡張性と自由度の高さが両立されている為か、結構下手な警察官シミュレーションゲームよりもレベル高いModですよね。それに伴う緊急車両Modの多さも納得と言いますか。SAの頃から緊急車両系Modは多いですが、この手の警察官Modの影響に加え、緊急車両好きが多いことの証左なんだろうと思っていたり。当方もタクシー、バス、トラックと言った働く車メインではありますが、緊急車両もカメラを向けるくらいには好きですし。

>MOD
GTAといえばModと言っても良いレベルなくらい、特にIV以前はオープンだった印象ですが、今の親会社のT2の方針を見てると不安も少し残ったり。
とは言え、GTAVのModをアップデートで逆輸入してるパターンが最近はかなり多いですし、上手くModコミュニティと付き合って欲しいところではあります。自分はSAの乗り物・スキンModくらいしか制作出来ないのですが、GTAVのModも作業量が多いだけで以前よりはハードルが下がったとかなんとか……まあGTAVはPCでプレイして居ないのですがね。

  • 2023/06/01(木) 21:36:02 |
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