

TOMICA LIMITED VINTAGE NEO TOYOTA CROWN SEDAN GREENCAB
長らく買おう買おうと思ったまま購入に至ってなかったグリーンキャブのTLV。
タクシーやバスは基本的に乗用車や大手物流系企業、全国的にカラーリングがほぼ統一されているパトカーと異なり、その地域に根ざしたカラーリングである事が殆どで、「その地域の人じゃないと琴線に触れない」事が多い印象がある。所謂「ローカルネタ」の類。故に運良く売れ残っていたのを遅めの誕生日祝いということでツレが後述のアイテムと別にプレゼントとして買ってくれた。THANKS!
タクシーで例外があるとすれば、なにかとテレビに出る事もあって、「東京のタクシー」のイメージが強い「東京無線」とドラマ「タクシードライバーの推理日誌」で知名度が非常に高くなったチェッカーキャブ。この2つがTLVのタクシーで割りと初期にリリースされたのも頷ける気がする。そしてしっかりと時間経過と共にある程度捌けていた印象もある。
さて、今回のグリーンキャブはどうかと言えば、それら程の知名度は無いように思う。所謂「知る人ぞ知る」ような会社。故に地域によっては割りと残っていたのではないか。
だが、そんなグリーンキャブもNetflixの映画で登場していたり、その独特なペパーミントグリーンのボディカラーから熱烈なファンも少なくないうえ、一昔以上前はトミカやら、チョロQやら、特注系でリリースされていた事もあり、意外とミニカーコレクターにも知名度が少しあるのではないかと思うのだがはてさて?
仙台には同社の子会社が都内お下がりの同色クラウンセダンを使用しているし、岡山には同社を模したコンフォートも走っている。となると、案外、「知ってる人」も多いのがこの色なのではないかとも思える。

以前紹介した、TLVの東京無線のクラウンコンフォートと異なり、グリーンキャブにはしっかりと取材が入ったようで、「実際に」街中で走っている個体を忠実に再現してある。
東京無線やチェッカーキャブの時もしっかり取材してくれていれば、右ドアに「自動ドアー」の誤植もなかったろうに、と思わずには居られない。
しかし、チェッカーキャブの時もそうだったのだが、この馬鹿みたいに小さい行灯はなんとかならなかったのだろうかと。
グリーンキャブは幸いにも、チェッカーキャブが使用していたラグビーボール型行灯よりも少し小柄な物を使用している事もあって、違和感こそ緩和されてるが、実物はこれよりもふた周りくらい大きいし、このサイズのせいで行灯の支柱部分に無線番号が入っていないのも少し残念ポイント。とは言え、概ね満足なのもまた事実で。
グリーンキャブは指定色JPNタクシーの登場で、指定色クラウンセダンの多くはドアにタクシーアプリ「S.RIDE」の広告が貼られる事が増えた事もあり、この取材されたという「1123」号車も例外なくS.RIDEドア広告が貼られてしまい、TLVと全く同じ仕様とは行かなくなってしまった。
ただ、面白いことに世田谷営業所に所属する「1124」号車は同じ指定色クラウンセダンでありながら、S.RIDE広告が貼られていない仕様。番号、ナンバー、車庫表記こそ異なるが、ほぼ同一仕様となっている。

6、7年前の、JPNタクシーが登場する前の都内の映像なんかを見ると、まだまだ色付きタクシーが多かったのも束の間、気付けば日本全国を走るタクシーの5割以上がJPNタクシーに切り替わり、都内でも6割弱がJPNタクシーとなり、色付きタクシーはかなり台数を減らしてしまった。
幼少期、JRの駅前まで買い物に行く時は色とりどりのタクシーによく乗っていただけに、色の付いたタクシーの方が減ってしまった事を大変寂しく思う限りで。歳をとったものだと。
子供の頃、好きなタクシーの色は東京無線、藤田無線、イースタンモータース、共同無線、チェッカーキャブ、東京4社辺りだったが、今では指定色をやってくれているグリーンキャブが「好きな色」に入ってきて、指定色を捨てた4社が好きではなくなったなあと。
都内の弱肉強食の環境では、多数のタクシー会社、グループが吸収されたり、解散したりしているのだから、この20年で勢力図も大きく変わったのではないかと思う。おそらく当方が生まれるよりも前から、そういった事がこの業界ではおきていたのだろう。
もし、次にTLVのクラウンセダンのバリエーションが増えるとしたら。日の丸か、将又都内以外の、神奈川辺りのタクシー会社か。少しばかり期待をしつつ。
以下、おまけ話。

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TOYOTA JPN TAXI
トヨタ公式の非売品アイテムのJPNタクシー。1/43。誕生日プレゼントとしておくってもらったもの。当方の好きな車は今の時点ではもはやJPNタクシーかもしれないなあ、と思いつつ。彼のおかげでJPNタクシーのミニカーもかなり集まってきている。細かいバリエーションはともかくとして、大体の製品が集まってきた。
未所持なのはブレイブ?というアミューズメント系アイテムのJPNタクシーとダイヤペットくらいではなかろうか?このまま集めるのも悪くないかもなあと思いつつ。
しかしまあ、それぞれのJPNタクシーを見比べていると、それぞれの特色があるというか、重点的に再現しているポイントがあるなあ、というのは感じられるところ。
今回、トヨタ公式の非公式グッズのこれは、ライト周りの再現が少し甘い印象で、この部分に関してはクリスマスに貰ったHi-Storyに軍配が上がる一方、全体的なプロポーションは流石は公式なだけあってか、こちらの方が近いように感じられる。一長一短。同じ車種でも別ブランド同士を比べるのはやはり面白いものだなあと。
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