
毎月恒例となったマッチボックスの販売日。以前程、ホットウィールに熱が無くなってしまった当方も、マッチボックスだけは割りと本腰を入れているというか。トミカもそうだが、買ってパッケージを開けた後の充足感はホットウィールよりも上。まあホットウィールでも充足感あるアイテムは多数あるのだが。
今月はベーシックに加えて、ムービングパーツシリーズとコレクターズも販売があったので多め。ということで続きからを活用。


MATCHBOX 1979 FREIGHTLINER FLT
まずはコレクターズ。個人的な目玉だったのはこのフレイトライナーFLT。
アメリカのトレーラーはボンネットを有したタイプが主流でキャブオーバースタイルは少数派。おそらく北米のトレーラーヘッドでキャブオーバーと言えばフレイトライナーのFLTくらいのものではないかと思うのだが、はてさて。
北米におけるトレーラーメーカーと言えば、ピータービルトとフレイトライナー、そしてマックトラックの3つが有名所だと思うが、案外、トレーラーのライセンスドモデルはマテルでは少数派。無いわけではないし、日本でもそうであるように、向こうでもトレーラーやトラックって人気どころに思うのだけども。

六輪ということでインテリアはオミットされているようだが、それが気にならないレベルのクオリティ。細かい印刷と大型車だと感じさせてくれるボディサイズは満足感が高い。3インチの範疇に収まりながらも、存在感は大型車のそれ。
最近、トミカでもロング系で存在感のある大型モデルが出るようになったが、この点に関してはマッチボックスの方が一歩リードしている感じがする。
今回画像は用意しなかったが、マッチボックスが正規輸入される数年前にトイザらスが独自輸入したマッチボックスの中で、トレーラーシリーズがあったが、あのトレーラーにも対応している汎用性の高さもある。マテルジャパンはそろそろワーキングリグシリーズとトレーラーシリーズも輸入して欲しいところ……。


MATCHBOX 2016 LANDROVER LR4
実は3インチではほぼ製品化が皆無だったランドローバーLR4こと、ランドローバー・ディスカバリー4。
LR4は北米市場におけるネーミングで、左ハンドルでの製品化という点を見るに、北米仕様ということか。
マッチボックスでは確か2代目が製品化済みだが、ランドローバーといえばやはりフラグシップのレンジローバーが優位で、次点で特徴的なデザインかつ、エントリークラスということで割りと人気が高いイヴォークが多い印象。

ドア開閉ギミック付きが地味に嬉しいポイント。とは言え、せっかくの製品化にもかかわらずいくつか残念ポイントもあり、例えば、ドア開閉ギミックが付いていることでインテリアがしっかり確認できるわけだが、謎にハンドルのモールドが非常に甘く、円柱になっている始末。当方はあまり気にしないが、残念であるのに違いは無く。
また、筋彫り不足を要因としてしまっているのか、テールライトが実車よりもかなり縦長で違和感がある。実際はLR4のロゴが入ってる高さと同じくらいの高さにテールライトの下辺が来るのでリアバンパー上まで伸びてるのはミスと言わざるを得ない。今後の修正に期待するとして。


MATCHBOX 1970 FORD RANCHERO
12月辺りのベーシックで確か入っていた記憶があるランチェロ。所謂再録。その時は入手しそびれて居たので、今回無事に入手出来て一安心。
所謂「ユーティリティクーペ」なるジャンルの車で現代ではすっかり見られなくなったスタイルの車。趣味性と実用性を併せ持つ車というものはどうしても器用貧乏になりがちな印象があるが、アメリカでは○○とピックアップ、というパターンが多い気がする。
今は亡き、SUTもSUVにピックアップの荷台を持つタイプの車だったし。
今では消えてしまっているだろうが、流出したGTA6にはフォード・ランチェロを元ネタにしたであろう車が写り込んでいたのも記憶に新しい。


MATCHBOX 1995 VOLKSWAGEN GOLF MK3
続いてムービングパーツ。値上げの影響をもろに受けた印象が拭えないが、それでもトミカの定価程度。安いと見るか高いと見るか。
新金型のフォルクスワーゲン・ゴルフの3代目。ゴルフは3ドアのイメージが強いのだが、5ドアも存在する様子。

ギミックはトランクの開閉。トミカでも割とみられるギミックだが、トミカと異なり、リアウィンドウもしっかりクリアパーツが埋め込まれていてマジョレットに近い造り。トランクスペースに荷物の有無でバリエーションがあるらしい。当方は荷物無しのバリエーション。
ただねえ……全体的な雰囲気は悪くないのだが、どうも実車よりも長く感じる。
というのも、ギミックの兼ね合いでトランク部のピラーを太くしたにも関わらず、ボディ側のCピラーを忠実なスケールで落とし込んだが為に、トータルでCピラーそのものが太く感じられるようになってしまい、結果的にゴルフよりもパサートに感じられるような細長さを得てしまっている。
雰囲気が良いだけにもったいなさを感じてしまう、そんな1台。


MATCHBOX 2020 NISSAN LEAF
日産・リーフ。便乗値上げをしてリーフの持つアドバンテージが失われて久しいが、BEVの走りとして商業的成功は収めたのではないかと思う。
初代が都内でタクシーに多数採用された後、数年後の経年劣化の酷さにタクシー事業者がトラウマを抱えたのも懐かしい思い出。あの頃と比べると、BEVも大分性能が上がったなあと思う今日この頃。

マッチボックスでは一度、ベーシックで2代目が登場しているのだが、あちらはどうも出来がイマイチで微妙な印象が非常に強かったのだが、ムービングパーツで再登場した2代目リーフはドア開閉ギミックを搭載し、全体的なクオリティが上がっており、今回手を取るに至った。まあ一番の理由はNFS新作のアザーカーでリーフのタクシーが出ているから作りたいなあと、カスタムベースで買ったに過ぎないのだが。
実車のメタリックオレンジと比べると大分明るい印象があるが、これはこれでアリなのではないかと思う。早くもカラバリに期待してしまうくらいには出来の良さを感じる。


MATCHBOX TESLA MODEL X 2017
こちらは久しぶりの登場となったムービングパーツのモデルX。正規輸入前の、ムービングパーツシリーズ最初の年にリリースされたまま、暫く登場が無かったモデルX。
モデルXは何が特徴的かと言えば、後部ドアがガルウィングという点に尽きる。乗降性の面でどうなんだろうと多少疑問は尽きないが、同社のフラグシップSUVとしては話題性満点ではないかと思う。

当然、ギミックとしてガルウィングが仕込まれており、初期に登場したモデルXのミニカーにして頂点ではないかと思えるのがマッチボックスのムービングパーツシリーズのモデルX。1度きりの登場で勿体ないとさえ思えた中で、改めて登場した事を嬉しく思うと共に、次は白色での製品化を希望したいところ。
それにしても、何故、ベーシックで改めてモデルXを出したのかが少し疑問だったり。出来栄えもそこまで良い印象も無かっただけに不思議だったり。
さて、全体的に充足感が高かった今月のマッチボックス。来月はムービングパーツとベーシック?
そろそろフォード・マスタングマッハEのイエローキャブをリリースして欲しい所なのだが、いつになるのやら。
そして意識して居なかったのだが、実は今年でマッチボックスは70周年という大きい節目だったり。
前回の周年行事が2018年の65周年で、既にそこから5年も経っている事実がなかなか受け入れがたくもあり。そして気が早いが、今年の9月で当ブログも5周年。つい最近に感じる2018年がもう昔になりつつある事実。時間が経つのが早いと何度も書いている気がするが、それくらい、ボーッとしているだけでも時間は経つ事の証左でもあり。もう少し有意義に過ごしたいところだ。

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