

HOTWHEELS TOYOTA 4 RUNNER 40th EDITION
トヨタ・4ランナー。既に当ブログでも紹介していたような記憶がうっすらあるのだが、今年始めのヤマダ限定ブールバードのアイテムが初出。
当時は割りと売れ残っていた印象があるのだが、知らぬ前にメルカリなんかで定価の2倍ちょっと位の値段で推移していて驚いた。売れ残りアイテムが一点、人気アイテムに。
ということは今回のブールバードのも人気があるのでは……なんて思っていたのだが、そんなことはなく、人気はイマイチだった様子。やはりミニカーでSUVは不人気ということか。
個人的にこのアソートでこの4ランナーが後述するAMGのE36と並んで欲しかった。
というのもこれ、実は40周年記念エディションを再現したモデル。黒色に見えるこのボディカラーもやや青みがかったメタリックで、おそらくは限定仕様に設定されている「ミッドナイトブラックメタリック」の再現。黒のボディに黄色、オレンジ、赤の3色ストライプは実に映えるのなんの。レトロなストライプと4ランナーのキャラクターが実にマッチしている。国内トヨタよりも北米トヨタの方が格好良く見えるのはこういうところなのかもしれない。
一つの車種で40年間。日本車には「クラウン」「スカイライン」「ランドクルーザー」「ハイゼット」など、息の長いネーミングが多いが、今の時代、やはりネームバリューだけで売るのが難しい時代でもあるというのを体現化したのが「クラウン」なのだろう。
まあアメ車も「マスタング」「サバーバン」はかなり息が長いのだけども。


HOTWHEELS MERCEDES BENZ AMG E36 ESTATE CUSTOM
おそらく今回のアソートで後述のパンテーラと並んで一番人気の車両。
AMGのハイパフォーマンスワゴン、E36エステート。カスタムという名称がある通り、オーバーフェンダーが装着されてロー&ワイドな印象が強くなっている。
実車の羊の皮をかぶった狼感のある無難なデザインも好きなのだが、ホットウィール的にはノーマルだとミニカー映えしないと判断されたのだろう。
黒いボディにクロームで縁取られた黒いホイールがこの年代のベンツの角々したデザインと相まって「ワルい」雰囲気がプンプンする仕上がり。
当方の中で、割りとミニカーオタクや車オタクの中でスポーツカーにそこまで興味がない層はステーションワゴンのようなタイプが好きな傾向にあるように思うのだが、それがまさしく今回の人気に反映されているような気がするのだが如何か?
それにしても、この時代のドイツ車はヘッドライトにワイパーが付いていて、時代を感じるなあとつくづく。シンプル過ぎるくらいなデザインなのに、ドイツ車の持つ「質実剛健」さと、日本と北米におけるドイツ車の「高級感」が凝縮されているデザイン。
今のメルセデスベンツのデザインが悪いとは思わないのだが、この当時のシンプルさが今のベンツには無いように思えてしまう。


HOTWHEELS DE TOMASO PANTERA GRUPPO4
デ・トマソ・パンテーラ。スーパーカーブーム時代のマシンで、イタリアとアメリカの共同開発というなかなか変わった代物。
イタリア製のボディにアメリカンエンジンが積まれている、一部の層には深く刺さりそうな仕上がり。イタリア車と呼べる存在ながらも、その中身は純粋なアメリカンスポーツで当方個人としては非常にそそられるマシンだったり。ランボルギーニやフェラーリ、マセラティなんかとは異なる存在感というか、野生みを感じるのはアメリカンなハートのせいだろうか。
今回のアソートでAMG E36と並んで人気のアイテムという印象。まあ当然か。当方の世代よりも上の世代からするとスーパーカーブームやサーキットの狼の影響もあって「ドンピシャ」なアイテムに思う。
トミカ筆頭に、マッチボックスなんかでも製品化されて居たりして、意外と製品化に恵まれてる車種に思うのだが、イマイチ知名度が高くない気がするのは当方の世代でパンテーラしかり、デ・トマソが出てくる作品が皆無なのも影響している気がしてならない。
考えてみると、当方の世代で車の作品と言えば「頭文字D」だったり、「ワイルドスピード」だったり、そういう作品で日本車がメインに据えられている作品が多い。もちろん、ワイルドスピードは日本車に限らず、スーパーカーやアメリカンが多い作品だが、やっぱり今の日本車ブームの状況を見ていると、多かれ少なかれこの辺の作品が影響しているのではないかと思わなくもなかったり……。
RLCでデ・トマソが出た時点でパンテーラがいずれ出るだろうと踏んでいたわけだが、ブールバードが初出で、それもグループ4仕様とは、恐れ入った。しかもシャシーはイタリア語表記の「GRUPPO」である芸細ぶり。
そしてトミカが製品化したGTSとは異なり、オーバーフェンダーが特徴的。グラフィックも実際にグループ4に参戦した車両ほぼそのまま。流石に一部の企業ロゴは変更されていたり、ゼッケンが違ったりはするが、これも好きな人からすると堪らないだろうし、それが今回の一番人気にしている要因なのかもしれない。

ということでブールバードの紹介。毎度の事ではあるが、どこもショート気味のようで……まあ元々ブールバードシリーズ自体が確かウォルマート限定のアイテムの筈なので、日本のようにいろいろな店舗で買えるだけありがたいものなのかもしれないが、もう少しなんとかなれば良いのにと思いつつ。
実は某ショップで2セット(=1箱)手配済み。販売日の今日は予約したそれを待つより先に手元に欲しかったのでカスタムベース感覚で調達を。あんまり言うと恨まれそうだが。
このシリーズ、名前から察するに集めてるアイテムは「カースポッター」が「通り」で発見した車両的立ち位置なのだろうなあと思ったり。そのセンスがこのシリーズの人気にしている要因に思えたり。
毎度買い控えよう、買うのを絞ろうと思っている横で魅力的なアイテムを大量投入してくるブールバードは侮れないのなんの。来年以降のブールバードにも期待しつつ。

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