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GRIZZLY GARAGE

自己満足の、自己把握用のデータベース。覚え書き。

日本から見たアメリカンドリーム

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TOMICA CHEVROLET CORVETTE C8

トミカからもリリースされたC8コルベット。
C8コルベットは3インチに限定すると当方が把握する限り、マッチボックス、ホットウィール、MINIGT、グリーンライトからリリース済み。
当ブログでも、既にホットウィールマッチボックスのC8を紹介済み。

それらの記事でも触れた通り、従来のロングノーズ・ショートデッキのコルベットのスタイルから、ミッドシップレイアウトのスポーツカーに変貌を遂げたC8は正しく大きい決断だったと思う。
自動車というプロダクトにおいて、従来と異なるスタイルのものは市場での評価が二分されやすい。一歩間違えれば、プアマンズフェラーリになりかねなかったコルベットだが、GMが威信を掛けて手を施したのがこれでもかと伝わるC8コルベットは決してプアマンズフェラーリなんかにはならず、しっかりと、「アメリカンドリーム」の象徴であるコルベットというモデルを継承し、シボレーのフラッグシップモデルとしての価値を高めただろう。

製品化に際して、やや遅れを取ったトミカ。思えば、トミカのコルベットは青箱時代のC3を除くと結構リリースが遅い。

振り返ろう。まず2013年リリースのC6。
既に次期型のC7が発表されたタイミングでの製品化は正直疑問符しか付かなかった。おまけにドア開閉ギミックが付いていながら、どうもコルベットの流麗なボディラインを再現しきれておらず、出来栄えがイマイチに思えて、当方は手に取らなかった。

次いでC7がリリースされたのは2019年。これまた既に次期型コルベットの噂話が出始め、次期型はミッドシップレイアウトになり、テストカーが登場しているという話が出始めていた頃。なんならC7が出てから5年が経過してからの製品化は遅いと言わざるを得ないだろう。

とは言え、最後のロングノーズ・ショートデッキのコルベットの象徴として遅れて登場したハイパフォーマンスモデルの「ZR1」の製品化だったので、多少のリリースの遅さは飲み込めた……のだが、これもまた出来栄えが非常に怪しく、どうもフロントが分厚く、ヘッドライトが小さいせいでなんだかバランスがおかしく、ハッキリ言って似てない状態でのリリースで、更にリアにエンブレムが無い事で当時かなりゲンナリした記憶がある。

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そんな曰く付きのコルベット。「タカラトミー」になってからリリースする3度目のコルベットは「三度目の正直」と言っても過言では無く、C6、C7の不満点を解消したように思える。

確かに、C6、C7にあったドア開閉ギミックは確かにオミットされてしまった。だが、その分だけ造形に、細かい塗り分けに力を入れており、定価1000円未満で買えるC8コルベットの中で、トミカのC8は一番出来が良いのでは無いかと思う。

特に当方が一番懸念していたのはリアウィンドウの形状。マッチボックスは実車と比べると形が違い過ぎ、ホットウィールはシャープ過ぎて、どっちもどっちという印象だった中で、トミカはかなりバランスよく再現されている印象を受ける。

ホットウィールの腰高感やマッチボックスの寸詰まり感も無いトミカはコルベットのロー&ワイドなプロポーションを良く捉えている。それでいて、トミカ特有の厚塗感が良くも悪くも「トミカらしさ」に繋がっていて、文句無しの出来栄え。オススメの1台。

……と、言いたいが、日本、いや世界全体でのアメ車の影の薄さを考えると出来が良いだけではあまり手に取られないのではないかとも思えたり。

トミカとアメ車。日本メーカーが手掛けるアメ車っていうのは面白いと感じる一方、アメ車の良さがわかる人でも無い限り、どうも相性が悪く、特に2000年代以降にリリースされたトミカのアメ車の多くが「イマイチ」なものばかりで、アメ車好きも手に取らないようなモデルが多い印象が否めない。唯一の例外はハマー・H2くらいのものではないか。

それはおそらく、アメ車の持つ「味」をトミカが全く引き出せず、更にトミカのつくりがその味を更に殺す結果となって、魅力の薄いモデルに終わってしまったのではないかと思うのだが、如何か?

ある種、今回のこのコルベットはそれを克服したモデルとも言えるかもしれない。これ以上アメ車がまたトミカに増えるとは思えないが、もし増やす事があるのであれば、この路線を踏襲して、魅力的なモデルに仕上げてくれるのを期待したい。

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テーマ:ミニカー - ジャンル:車・バイク

コメント

 お久しぶりです。
 さて、出るべくして出たという感じのトミカ版C8コルベットですが、後発故か筋彫り皆無でダルい印象のマッチボックス版やコースを走らせる都合で腰高なため寸詰まり感が強かったホットウィール版などよりも各部の情報量と解像度が高く、大きめの縮尺を取ったことでワイド&ロー感も上手く表現できているのでさすがは単価が高いだけあるとよく言える仕上がりに思えますね。
 その反面、トミカ故にドアミラーレスとおもちゃっぽいタイヤが残念と言えば残念なのですが、後者に関してはマテル純正の前後異径で同じ長さのシャフトを持つホットウィール用のタイヤがシャーシ加工無しでピッタリ収まったのでスワップとローダウンをやるだけでも一気に見違えるものです。
 歴代にあった左右ドア開閉のオミットはあの複雑なデザインを考えると安全基準的にも無理というのはよく分かるのですけども、それと引き換えに今までのデフォルメを間違ってしまった感あるスタイルが改善されたこともありヘッドライトのクリアパーツは継続してほしかったという感じで…ギミックレスで余裕がありそうなだけにそこは惜しかったですな。
 とはいえ、外車トミカでは初代BMWミニ以来となる右ハンドルでしっかりとJDM仕様を再現してきたことは値上げ前最後のサプライズ感があったので、今後のニューモデルへの可能性が期待できる1台と言えるでしょうね。

  • 2022/06/20(月) 22:03:58 |
  • URL |
  • サカB #RibV73NI
  • [ 編集 ]

Re: タイトルなし

>サカBさん

お久しぶりです。

>出るべくして出た
C7の絶版情報が出た時点で確信に変わりましたが、C8コルベットがGMの力作である点、オートサロンでわざわざ展示・発表した点など、諸々を考えると出て当然だったなと思えてしまいますね。

細かい点で全く気になるところがないといえば嘘になりますが、値段や出来栄えのバランスを考えると非常に高得点なアイテムだと思います。特に、HWのもMBもどこか納得出来ない部分があっただけに、文句無しの出来栄えですから。
クリアパーツ化も悪くはないと思いますが、クリアパーツ化した結果があのC7だと考えれば、こちらの方が個人的には良いですね。

>右ハンドル
記事を書いた後に気付いたポイントだったりします。純正のコルベット初となる右ハンドルをトミカはしっかりと取り入れる事で他のブランドとの差別化に加え、「トミカは日本のミニカーブランド」であることを誇示したようにも受け取れます。

値上げを決めた最初のモデルがこれだったのではないかと推測は出来ますよね。特に先月のソリオが良くも悪くも手抜き感が拭えない代物でしたから。

今後も魅力的なモデルは多いように見えますし、コルベットに関して言えば、来年のオートサロン限定トミカで初カラバリも期待できそうです。

  • 2022/06/21(火) 03:16:38 |
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  • グリズリー #-
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