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GRIZZLY GARAGE

自己満足の、自己把握用のデータベース。覚え書き。

相棒

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TAKARATOMY ARTS NISSAN FIGARO

昨年に登場したタカラトミーアーツのガチャ、日産・フィガロ コレクタブルミニカー。今更感の有るエントリーだが、この度、相棒20が終了したということで。

かつての日産がリリースした所謂「パイクカー」群はレトロスタイルの火付け役だと思っているが、意外とミニカー化、特に3インチでは少ない印象で、ようやくここ数年でリリースが相次いだ印象。
この辺、特に英国でパイクカーの人気が高まっているのも若干影響しているような気がしているのだけども、思い違いか。

Be-1、エスカルゴと他にあるパイクカーの中で一番好みなのがこのフィガロなのは子供の頃に見た覚えがあるからか、将又、20年続いているドラマ「相棒」の主人公である水谷豊演じる杉下右京の愛車であるからか。

昨年秋にアオシマが1/64でリリースするという話を聞いていたのだが、アオシマに先行して同じ企画をぶつけてきたタカラトミーアーツの汚さも凄いのだが、そのせいなのかリリースが未だにされないアオシマのフィガロ。企画が流れたのだろう。

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実車のフィガロのボディカラーはエメラルド、ラピスグレー、ペールアクア、トパーズミストと淡くも独特な色が中心。
タカラトミーアーツもそれらのボディカラーに加えてなんと実車に設定がない「ブラック」も追加した。

この「ブラック」というのは相棒シリーズで杉下右京の愛車という設定で劇中内に登場した車両だったりする。それをモチーフにしたものを持ってくるとは、あっぱれ。

まあ肝心のこの車両、どうも役目を終えたという扱いのようで中古車として放出された様子。
相棒シーズン11に登場し、成宮寛貴演じる甲斐享が車を持っていないということで、代わりに右京が運転する車として登場した黒いフィガロ。ところが、シーズン14で反町隆史に相棒に変わった事で出番が減少。最後に登場したのはシーズン19だったと記憶している。まあ冠城亘が運転するスカイラインの方が目立っている以上は致し方ないのだけども。

しかしまあ、右京のモチーフにシャーロック・ホームズが含まれているのは当然の事として、何かとイギリスというかロンドンに縁が深い設定のある右京。それだけに、イギリスで人気の高まってるパイクカーに着目し、それを愛車という設定にしたのも杉下右京というキャラクターにピッタリと言わざるを得ない。
仮に、パイクカー以外からチョイスするとすれば、光岡のビュート辺りがピッタリだったりしそうなものだ。ビュートに至っては、ジャガーMk2をモチーフにしているだけに、イギリス車的デザインという観点でピッタリに思えるのだが、如何か?

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で、面白いことになんとギミック付き。実車同様にソフトトップの屋根を取り外せる。
なんとも作りがどこかトミカ的というか、やはりタカラトミーアーツ的な”遊び心”を感じてしまったり。

つい先日のシーズン20最終回で4代目相棒の反町隆史が卒業したわけだけども、てっきり、20というキリの良い数字かつ杉下右京のキャラクター設定的にそろそろ定年のように思えるので20を最終にするものだとばかり思っていた。

だが、この様子だと次シーズンも見据えていると見て間違い無さそうだし、なにより、本当の意味での完結を迎えるとすれば「告知」はしっかりするよなあ、と。次の相棒は誰になるのだろうか。と言ったところで、以下今期、2022年1月期クールのドラマの雑談。

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「ハコヅメ」を観なかったことを激しく公開したことで、今回、少しでも気になったドラマは1話観てその可否を判断する方針を取った。元々映画も好きだし、ドラマも好き。アニメも普通に見る、と映像作品が好きな当方。今期ドラマは今後もシリーズ化されたり、或いは後世になって、名ドラマとして名前を残しそうな作品も多い。

3月もほぼ終わりに差し掛かったこともあり、最終回を迎えた作品が多いが、一部未完結もあったり。ということで見た作品で当方の感想を少しだけ。

『妻、小学生になる。』
通称、つましょー。黒木華主演の「凪のお暇」が結構好みだったこともあり、そのチームの殆どが参加しているというこの作品は実は1話だけリアルタイムでは見ていなかったり。
CM時点では特に興味は惹かれなかったのだが、見逃し配信で1話を見たらもうすごいのなんの。喜怒哀楽すべての感情を引き出されるような感覚で、シリアス過ぎず、かと言ってコミカル過ぎず、それでいて無理な”お涙頂戴”も無い。

そして出ている俳優女優陣の演技力の凄さよ。特に万理華役の毎田暖乃。本当にこの子10歳?
この子無しではこのドラマは成り立っていないし、この子の為にこの作品があるような、そんな気がしてくるレベルで全話通して只管その演技力に脱帽し、感情が揺れ動かされた。色々な作品を見ているとやっぱり感情が揺れ動かされるような、迫真の凄腕演技を見ることもあるのだが、まさか10歳の子にそれが出来るなんて。

1話もちょくちょく目が潤んだが、8話と9話の終盤、そして最終回の序盤と終盤には感動してしまった。作り手の強い拘りと愛、そして俳優陣の全力の演技、作品のテンポ。どれも完璧と言わざるを得ない。今期一番のドラマどころか、ここ10年のドラマの中でも一番なんじゃないかと思わせてくれる作品だった。

そして主題歌もこれまた非常に良い。
昨今の日本の楽曲は1フレーズ目、出だしから歌詞を歌うものが多い印象なのだが、優河の灯火はそれを逆手に取った印象があり、流れるタイミングも非常に良い。
「どこへも行かないで、この愛に海に浮かび。夜明けのようなあなたのそばに居たい」

優しいメロディも相まって、これほどまでにドラマと主題歌がピッタリな作品も珍しい気がする。

そして最終回が終わったことによる、この喪失感。


『となりのチカラ』
「35歳の少女」でまだ記憶に新しい遊川和彦脚本のドラマ。
実を言うと35歳の少女は見ていたし、柴咲コウの演技力にも驚かされたのだが、もう内容がキツくて3話目辺りで見るのをやめてしまった。正直1話の時点でかなり視聴者を篩いにかけてる感じが強く、序盤はかなり辛い展開が多いだけに見ているこっちのメンタルがやられそうになる。というかメンタルに余裕がないと見れないなあ、ということで断念してしまった。

まあ大分昔の「女王の教室」も結構濃密というか、攻めた内容なのだけども……。

今回はその辺りの反省点を活かしたのか、相変わらず「篩いにかける」「好みがハッキリ分かれる作風」として描きつつも、主演を松本潤にすることで中和した……というか、この作品を見て松潤の演技力の高さに驚きつつ、同時にこの「チカラ」という役は松潤じゃないと多分只管に生理的嫌悪感を抱く人が多いはず。松潤を起用してもキャラクターが好きになれない人も多そうだし。キャスティングも含めての脚本だろうと感じる。

で、内容もまたどれもこれも現代社会の問題を切り込んでいて、なんというか遊川氏の脚本や作風ってこういうのなんだな、っていうのが垣間見える。とにかくチカラのキャラクター性がかなり好みが分かれるので、今期のドラマで何気に一番攻めてたんじゃないかと思う。

ところでこのタイトル、ダブルミーニングにしてあって文字通り、この「チカラ」はキャラクター名に加えて、純粋にお隣さんの「力」という2つの意味を重ねてあって、こういうところもちょっと”出来る脚本家”っぽいよね、なんて。


『ミステリと言う勿れ』
月9タイトル、菅田将暉主演のヒロインが伊藤沙莉。
菅田将暉は言わずもがな、演技派俳優だし、伊藤沙莉も最近売れっ子の女優。あの独特のハスキーボイスが当方は好き。コミカルな役が多いのは満島ひかりなんかと被るが、伊藤沙莉の方が若干シリアスに寄せられる感じか。女王の教室に伊藤沙莉が出ていたのをご存知だろうか?

今期一番人気はこの作品らしい。時点はつましょー。
実を言うと伊藤沙莉が好きなので見始めただけにすぎなかったのだが、原作がやはり人気作なこともあってか、テンポやミステリーとしての謎解きの進め方が非常に良く出来ており、引き込まれる感覚がある。

だが、当方がやっぱり特筆したいのは天使の連続放火事件から登場した登場人物「ライカ」。
ミステリアスな女性として描かれて、最後は彼女が実は千夜子という女性の「別人格」であることが発覚。意味深な発言は彼女の病状が良好であり、残る意味がなくなったからに過ぎず。エピソード10の「さよなら、ライカさん」での彼女を演じる門脇麦の演技力に脱帽。1クールどころか1年に1回、心動かされる演技があれば良い方だなんて思っていたのにここでもまた心を動かされた。

このライカは作中内で触れられるがカメラの「ライカ」から来ていたというのがまた。この作品は「児童虐待」をテーマに置いているようで、度々そういう描写が挿入されている他、特に「天使の連続放火事件」編はそれが顕著だった印象がある。ドラマオリジナル展開で顰蹙を買われているケースも見受けられたが、ただ原作をそのまま映像化しても退屈なのは事実なのでそういう改変があるのもさもありなんではないだろうか。まあ改変するということはプラスにもマイナスにも作用するので難しいところではあるのだけども。


と言ったところで3つご紹介。上から当方のオススメ順というか好みの順番。他にもいくつか見ていたが、どれも書くほどではなかったり……。
黒木華主演、『ゴシップ #彼女の知りたい〇〇』だとか、浜辺美波主演の『ドクターホワイト』だとか、西島秀俊主演の『真犯人フラグ』だとか、この辺も見ていたのだけども、どれもこれもイマイチ劣るというか……。ドクターホワイトに関してはあまりも退屈でこれまた脱落してしまった。主題歌のAdoの「心という名の不可解」が一番良いという本末転倒な印象だ。



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テーマ:ミニカー - ジャンル:車・バイク

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