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GRIZZLY GARAGE

自己満足の、自己把握用のデータベース。覚え書き。

鬼滅あれこれ

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TOMICA NISSAN GT-R nismo 2020 Kyojuro Rengoku

実は手元にある鬼滅トミカはこれだけ。

鬼滅自体にそこまで興味も無く、昨年の初頭頃にアニメをオススメされて見たものの、4話目くらいでリタイア。自分には合わないなと思ったまま放置してたわけだけども、この度、テレビで無限列車編と合わせて総集編が放映。浅草編の存在を知ってなんとなく見ていたところ、これが随分と見やすかったのなんの。

その総集編も全部は見ておらず、程々に適当に見て、うっすら知識入れた状態で無限列車を見たわけなのだが。
まずリタイア前に鬼滅のアニメを見た時、当方が感じた印象は「冗長で退屈」なのだけども、それが総集編では「見やすいし面白い、及第点レベル」の満足度に変わった。

が、「無限列車」を観るとまた印象は「冗長」に逆戻り。CMという外的要因があったとは言えども、おそらくは当方がドラマ・映画・アニメ・和洋問わず、一応はいろいろな作品を見ているからこその感想なのかもしれない。あと、無限回路とか無限階段的なそれだと思ったら、ただの機関車の名前だったのがちょっと残念……客車が無限に増殖するのを期待していたのだけども。

そんな鬼滅。所々ある粗も、この作品は結果的にプラスに作用させていて、作品に対する興味はやはりそこまでは抱けないがこの作品が何故、ここまで国民的作品にまで上り詰めたのかは興味が湧く。

この「鬼滅のトミカ」だって、タカラトミーお得意の金儲け主義、その場凌ぎの金策としか思えないものだが、一定の収益化は図れているようだし。まあ問題点は意外とそのキャラに見えないってところなのだけども……。

ただそうであっても、一つ確実に言えるのは、鬼滅が流行った背景というか、鬼滅がここまでの人気を得るに至った要素の一つは間違いなく、登場キャラクターそれぞれが持つ固有の「模様」ないしは「アイコン」。
主人公の炭治郎が黒と緑の市松模様なのは周知の通りだし、他のキャラもそれぞれ固有の模様と色を持っている。これが非常に効果的で、そのペイントにするだけで、すぐにそれが「そのキャラ」だとわかる点。

これ、多分当方が思う以上に効果的。というかむしろ、当方が考える「色」や「模様」のアイコンとしての影響力の強さに密接に関わってくる。所謂「コーポレートカラー」にも近い話というか。

タクシーだって、JPNタクシーの台頭でかなり減ったと言えども、やはり都内のタクシーは独自色を持っていて、ひと目で「そこの会社」とわかる。タクシーに限らず、バスやトラック会社もそう。その色に塗ることで、その車両がそこの所属、そこの会社っていうのがわかる。これってかなり重要なように思う。それくらい色や模様パターンが人々に与える影響って大きいのを、鬼滅は証明してみせた。

で、そんなカラーパターンを取り入れたにもかかわらずキャラによっては分かりづらいのがなかなかネックだよなあ、なんて思わなくもなかったり。

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この煉獄GT-R、正直パッと見だと煉獄だとすぐにはわからない。
確かに、彼の羽織るマントの色はこのファイアパターンだし、グリルからボンネットに伸びる黒い謎のストライプはこれ、アニメを見て漸くわかったが、眉毛。いやわかりづら。

ただねえ……当方のイメージだとこれ、アークナイツのウン君のイメージが湧いて出てきてしまう。
声優も煉獄に声を当てていた日野聡だし、ウンもまた、煉獄に設定されているカラーの「白」「赤」「橙」が全く同様に用いられている。

こういう別の作用働かせるのはレアケースだろうが、第1弾は兎も角、第2弾以降の鬼滅のトミカがイマイチな反応なのを見るに、トミカは鬼滅のこのカラーパターンを上手く活かせてないような気がしてならないのだが。

第3弾に至ってはキャラクターのネームバリューが劣るのはもとより、ノリがいつぞやのトミカくじを彷彿とさせるような「スベってる」奴になって来て居て、息切れ感が否めない。

かと言って、キャラをそのままプリントするのはただの痛車やかつてのディズニートミカと大差無いし、せっかく鬼滅にはカラーパターンでそのキャラと直ぐわからせる効果がある以上、これを使わない手は無いだろう。
にもかかわらず、こうも微妙になってしまうのは何故なのか……。

まあ予算やプロダクトに掛けられる時間の問題諸々で、この程度に十分に頑張ってるとは思うのだが、第3弾以降で車両のタイヤを「リムの色」にせず、タイヤの成型色をそのまま色付けしてしまうのはこれ、ミスだと思うのだけども。

つくづくアニメの凄さというか……世界中がアニメに熱中しだしている様を見て、日本のサブカルの強さを再認識したり。
今や、サブカルどころか、日本が、日本メーカーが……なんてもの、ザラにあるような気がする。アメリカで売れる車の半分が日本メーカーなのがそれを物語ってるような気もするし。「アニメ」「マンガ」がそのまま英語になって久しいけれど、当方が小学生の頃は「アニメ」は「カートゥン」「アニメーション」、マンガは「コミック」だったような気がする。いや、むしろ「マンガ」「アニメ」の名称が使われだしていた頃か?

と言ったところで忘備録として。煉獄の「価値基準が違う」云々ではないけれど、当方の好みではないというだけで、鬼滅は普通に面白く、それでいて凄いアニメだと思う。これは本当に感じたところ。好みに合致してないだけで、流行る理由は理解できる。興味が持てないけど。

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フォードと馬 その2

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さて。フォロワーであり、イツメンでもある某氏が代理してくれたマッチボックス版ブロンコを入手したので、久々の比較記事。

と言っても、マッチボックスもホットウィールも同じマテルだし、最近はホットウィールとマッチボックスそれぞれで分けて同一車種の別バージョンを担当することも増えた。つまり、マテルは「相乗効果」を狙っているわけだ。

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MATCHBOX FORD BRONCO 2021

マッチボックスのブロンコは5ドア版。
かつてのブロンコやかつてのラングラーが「クロスカントリー」だった時代とは異なり、現代のクロスカントリーは「ユーティリティ」を求められる。これこそが「スポーツ・ユーティリティ・ヴィークル」通称SUVな訳だけども、新型ブロンコもまたクロスカントリーでもあり、SUVでもある。ブロンコスポーツに至ってはCUVことクロスオーバーSUVだ。

5ドアのブロンコのターゲットはまさしく「ラングラー」の5ドア版「アンリミテッド」だろうけども、ブロンコのイメージはやっぱり3ドアだし、実際売れてるのも3ドアの方なんじゃないか……なんて。

2016~2019年辺りのマッチボックスは妙にサイズが小さいモデルも乱立し、デフォルメも妙に寸詰まりでちょっと暗黒期か?なんて思っていたのも束の間。上手い具合なコストカットを施せるようになったようで、昨年辺りからサイズ感も伸びやかで、出来栄えも納得出来る新モデルが続々登場。まさしく「我らがマッチボックス」が帰ってきたように感じる。

このブロンコもサイズ感は十分だし、タンポ印刷も十分。文句の付け所がない……と言えば大袈裟だが、実際満足度はかなり高いし不満点も無い。

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HOTWHEELS FORD BRONCO 2021

これは既に紹介済みなので、マッチボックスとの相違点やらを。

サイズ感。パッと見、ホットウィールの方が大きく見えるのだが、これはホイールが大きいオフロードリムかつ、リフトアップされてるが為。3ドアで5ドアの全長よりも短いのも要因かもしれない。幅は全くの同一なので、スケール感は統一されている。

更にはボディ分割すらもほぼ統一。インテリアとエクステリアのフェンダートリム部を共通化させ、シャシーとバンパーもまた共通化。が、ホットウィールの方はフロントマスクがシャシーと一体化されていて、その点がマッチボックスと異なる。後はやはりタンポ位置。マッチボックスがライト類を優先してる一方で、ホットウィールはライト類を無視してボディサイドの文字等を優先した。

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アメリカらしい車がアメリカブランドとアメリカ資本のイギリスブランドによってリリース。マテルは自社の保有するブランド価値をよく理解しているなあ、なんて。
同一車種であり、バージョン違いと言えど、スケールを統一しつつ、それぞれのブランドらしさを引き出す。どちらも親しい存在で、隣り合っていながらアプローチが異なるし、その違いを楽しめるように工夫がなされている。

トミカと目指す方向性もリリースの仕方も異なると言えども、タカラトミーもまた、彼らから学ぶべき点は多いと思うし、お互いが切磋琢磨することで向上する事も多いと思うが如何か?

と言ったところで〆。itunesが不具合で使用不能に陥ってるのだが、使えないと困るなあと思った事を追伸として。

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堕ちる所まで堕ちたか、これが新しい基準か

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TOMICA TOYOTA HILUX

今月からフラゲが出来なくなってしまったので、販売日にしっかり入手。今更感のあるハイラックスだけども、なんだかんだで期待していた。
……が、実物を手にとってガッカリ。いや、ガッカリは大袈裟か。ただ、なんだかなあ……と思ったのは事実。

ヘッドライトのクリアパーツ化、グリル別パーツ、細かいタンポで決して出来が悪い訳ではない。
サイズは1/70でちょっと小柄でうーんという気もしなくもないが、一番気になったのはそれではない。
ボディカラーが黒でリアウィンドウの塗装ないしはタンポの手抜きをしてるという部分でもない。

当方が一番気になったのは妙にこのミニカー、細長いのだ。
これが意味するところは「実車の寸法をそのままスケールに落とし込めて、製品化した」ということに他ならない。

ミニカー化する上で実車そのままの寸法でスケールを縮めると細長くなるというのは言われてるが、このミニカーを見てそれを感じるということは、つまり、タカラトミーは「デフォルメを捨てた」という事になる。

一応実測値では全長は約1/70、全幅は約1/71で、完全に落とし込めた訳ではないことはわかる。なんならクラウンもこれくらいの差しかない。
だけどもねえ……ミニカーにおいて「デフォルメ」っていうのは大事な部分で、それを殆どしてないように感じられるつくりってどうなのよ、と。

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勿論、リアリティが高い方が良いって層が一定数居るのは事実だし、実車に忠実な方が良いのも事実。

昔のトミカはデフォルメが強いどころか、コストカットで無理くり弄ったせいで似てない車種もあったりする。
でも、それもこれも全部トミカというブランドが持つデフォルメであり、「味」だった。ホットウィールも、マッチボックスもやはりデフォルメが入る事でそれがミニカーブランドとしての魅力や味に繋がってると当方は思う。

そして当方が好きなのはそういった「味」であり、デフォルメというスパイスが加えられた車なのだ。実車も勿論好きだけども。

これがタカラトミーのトミカに対する新しい「アプローチ」なのか、はたまた「デフォルメを加える事の放棄」なのかはわからないし、当方のようなデフォルメのスパイスを求める層が少なくて、むしろマーケットのニーズに応えた結果がこれなのかもしれない。
ただ、当方としては大変残念でならない。決して悪いとは言わない。このハイラックスを気に入ってないわけでもない。

ただトミカらしい「味」がこの貧相とも奇妙とも捉えられるホイールだけになるのは違うのではないか。

まあ、そうは言いつつも結局買うんだろうなあと思うし、そもそも5年前のアウトランダーPHVの時点で割とヌルっとしたような、細長いモデルが紛れ混んでるので、今回は偶々デフォルメの薄さが災いしてしまっているだけなのかもしれない。

そもそもここ7~8年弱のトミカはデフォルメが薄めで、実車寄りのプロポーションとは言われているし。似ている似ていない、縮みがどうとかは別にして。

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ハイラックスは既に前期型がマジョレットから、後期型がトミカ以外にもマッチボックスからリリースされている。日本での販売は来月。
また来月にマッチボックスのハイラックスと並べてみたいところだが……さて、どちらがより「ハイラックス」らしく、それでいて「良い」と思えるのか。

そういえば、つい先日の首都高火災の渋滞の映像で、撮影車の前に居たハイラックスに乗っていたお姉さんが荷台に乗って渋滞の先、炎の元を確認している映像が印象的だったなあと。そんなところで〆。

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これも石碑となるのか

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MATCHBOX BMW M4 CABRIOLET

確か先月の新商品だったか。偶々、出先でぶら下がっていたので迷わず購入。ネットショップや転売品を買う程欲しいとは思えなかったが、見つけられたら欲しいな、程度に思っていたアイテム。

欧州車、特にドイツ車がそこまで興味ないのは何度も触れてきたような気がするが、BMWのスポーツモデルはちょっとだけ別。やっぱり幼少期にプレイした「NFS:MW」のM3 GTRは未だに当方に影響を与え続けている。
あのM3 GTRのバイナルなんて、秀でて凝ったデザインではない筈なのに、ひと目見て「モストウォンテッド」だとわかるのだから、アイコン化されたもの程強いものはないと改めて思わされる。あの模様にペイントしてしまえばひと目見てそれだとわかる強み。

カスタムカーに限らず、車において色やカラー配置って重要な要素に思えるのだけども、最近はそれをオミットないしはシンプル化する傾向が強くて少し寂しく思えたり。この傾向が強まってきているのもミニマリズムの延長線?

と、話は逸れたがM4話はM3の正式な後継車。まあ色々とモデルナンバーを整理したBMWなので、スポーツモデルは偶数、ノーマルモデルは奇数に分かれることになったのだとか。まあこの辺曖昧なので、間違っていたら申し訳ないが。

現行M4の登場は2014年で、ホットウィールではノーマルのクーペモデルが2015年には登場していた。
それが5年の月日を経て、カブリオレをドア開閉ギミックを付けてマッチボックスが製品化した不思議。去年に新型のM3/M4が発表されたばかりだし、それの製品化が難しくとも敢えて此れをチョイスした理由とは何なのか。

まあ深い理由なんてあってないようなものだろう。
ミニカーって当方が思うに、「車の歴史」を後世に残すというか、「石碑」的な側面を持つような気がする。

トミカは兎も角として、マテルは割と古くから現行車に留まらず、オールディな車を数多く製品化してきたし、その「レトロ」な部類に2010年代初期の車も入りつつ在る……といった所だろう。2010年代なんて割と最近なように思えて、既に10年前。2000年代に幼少期を過ごした当方が90年代の車に感じるノスタルジーを2010年代に幼少期を送った方々が感じる部類の話。

まあなんて書いてるけど、このM4カブリオレ、2020年モデルで実は初代の最終型でノスタルジー的なそれとは多分違う。
むしろ、このタイミングで製品化したのはやはり新型の好みの分かれるフェイスを見て、石碑として初代を立体物として残す為なのでは?
なんて勘ぐってみたり。

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新型が好みの人も居るだろうからそこには触れないでおくとして。
SNS上でこのM4カブリオレのマッチボックスが少しだけ物議を醸したことがあったな、なんて。販売から暫く経ち、売れ残ってるこれを全て買い占めた方が軽く炎上していたのがまだ記憶に新しい。

ただねえ……当方は別に売れ残りを買い占めたって別に良いと思うのだけど、批判する人も一定数居たのは事実。そもそもSNS見てるとミニカー界隈なんてほぼ毎日のように誰かが燃えてたりするから、うんざりしてSNSから一定の距離を取ってるわけだけど、人によって集め方も価値観も違うのだから、そうぶつからずとも……と思うのもまた事実。

同じものを大量に集める人も居れば、いろいろな種類を大量に集める人、当方のように好きなものを好きなだけ集める人もいる。更に弄り倒す人も居る。コレクターの数だけそれがあるのだから、基準は他人に迷惑を掛けてるかどうかで考えるべきなのではないか……。

と言ったところで、大量買いってちょっと難しくはあるよね。大量に買い占める事で買いたかった人が買えなかったかもしれないという意見はごもっともだが、ずっとペグを温めてるのも店は不良在庫を抱えてしまうことになるし、それが続くと取り扱い終了なんてことになるのも珍しくない。

なので、一概にどっちが良いか悪いかなんてのは判断付かない。結局この手のトラブルが耐えないのは価値観の相違があるからで、どうあがいても相容れないからに他ならないのでは無いか。

まあミニカーに限らず、割と普通に生きてたり、SNSやってたりでここの壁にぶつかって疲れる事も珍しくなく。もし人類が此処の壁を上手く乗り越えられる事が出来たら、戦争は、争いは無くなるだろうね。

大分話が逸れたがミニカー自体の出来は決して悪くない。
が、リアに謎のMATCHBOXタンポがあったりしてイマイチだったりは。消したけど。
あとオープンカーなのにインテリアがイマイチなのはいかがなものか……。これではターレー。

気付けば9月も折返しに入っていて少しばかり恐怖を感じていたり……。今年こそは、なんて思ったままその今年が終わろうとしている感覚。COVID-19禍でやりたいことをやるのがなかなか難しい以上は仕方ないのだが、それを言い訳にしてると本当に何も出来なくなりそうだなあと。

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ファスト・サーガ

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つい数日前、漸くワイルドスピードの新作「ジェット・ブレイク」を観に行ってきた。
映画の感想だけでも一つ記事が書ける気もするが、丁度良いタイミングでヤマダ電機でワイルドスピードのアソートが先行販売になったので、「ジェット・ブレイク」のワンシーンを再現できる状態になったこともあり、感想と合わせてミニカー紹介を。気付けば9月なのに驚きを隠せないが、それは兎も角として。

ネタバレもあるかもしれないが、何を持ってして、どこから「ネタバレ」なのかがもうわからないので、程々にそれが在ることを前提として頂きたく。

今時の映画、特にハリウッドは「ポリコレ遵守」はスタンダードとして、やたら「配慮」だの金脈のアジアの某超大国に対する忖度だの、本質を見失いつつあるように感じる当方。
元々のハリウッド映画はそれこそ大衆娯楽としてみんなに「観てもらいたい」作品かつ、監督や制作陣が「面白い」と思うものを創り出すものだったと思うのだが、気付けばメッセージ性が無いとダメだとかポリコレを守ってないとダメだとか白人男性はNGだとか只管ズレて行ってる気がするのだが、はてさて。

勿論、差別がダメだとか、女性も男性も変わりないんだ、とかそんな感じで訴えていくのは大事だと思うし、当方もそこは概ね同意するのだが、そこが前に出過ぎると言葉狩りにも繋がるし、そうなっていくと退屈な作品になってしまうのもまた事実なわけで。

無理にLGBTQとか出されてもこっちとしては興醒めも良いところ。このキャラを敢えてゲイにする必要性ある?みたいな気持ちになってしまう時もある。
あと歴史改変も大分しんどい時がある。歴史SFや歴史IFという前提ならまだしも、歴史創作物で中世ヨーロッパに黒人貴族って……。この当時、黒人は奴隷かメイドや執事と言ったそういう人が大半で貴族は存在しなかっただろ、と。歴史改変も度が過ぎるとこれまた興醒めして観る気が失せる。創作だから何しても良いとは思う、でも歴史物をやる上であたかもその創作が「史実」であるような描き方をするのは違うのではないか?

と、昨今の映画に対する感想はこの辺にして「ワイルド・スピード」の話。

ワイスピの良いところって「真面目にバカやってる」「なんでもアリ、やりたい放題」「創作は何やってもOK!」っていうところ。
創作をする当方としてはワイスピ程勇気付けられる作品はない。ああ、創作はなにやっても良いんだって勇気を与えてくれるのがワイスピ。

シリーズ初期の、TOKYO DRIFT辺りまでのストリートレース的なストーリーが好きな人からすると昨今のワイスピの極端にアクションに振った作風が嫌って人の気持ち、わからなくもないのだが、当方がワイスピに求めてるのって上に上げた「なんでもアリ、やりたい放題」で「真面目にバカやってる」「著名な俳優陣が勢揃いするお祭り映画」であって、かつてのその作風のものではないんだよなと。まあシリーズ重ねて規模がどんどん大きくなってしまったのでまあこうなるのは避けられないのもまた事実。

いや、またあの作風でやるならやるで歓迎するのだけども。兎に角当方としては「面白ければオッケー」だし、カーアクション大好き、車がどんどん潰れてくのを見るの大好きってタイプなので、今の作風のまま突き進んで次回の最終作を迎えて欲しい。

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HOTWHEELS TOYOTA GR SUPRA

GRスープラのホットウィールはパンデムエアロのものが既にリリース済みだが、こちらはノーマルエアロかつジェットブレイク仕様。

このカラーリングのスープラが出た時点で多分大多数の人が「ハン」の再登場を確信したはず。なにせTOKYO DRIFTでハンが乗り回していたヴェイルサイドエアロのFD型RX-7と同じカラーリングだし。
実際にハンとミアがこのスープラに乗るのだが、残念な事にハン達がこのスープラに乗ってるシーンはそんなに多くはなく、むしろこのスープラに乗るのは……。

つや消しで格好良いのだが、作中だと艶があったように思うし、実際トミカで出ているコレも艶があった記憶があるので、ホットウィールの独自解釈と言ったところか。トミカと比べるとドアミラーがある点は良いなあと思ったり。

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HOTWHEELS CHEVROLET NOVA SS

実は機種変してXRから12proになったのだが、12proのカメラ、性能が良い分なんか撮影が難しく画像が見切れてしまったのでリアビューからのみ。
このノヴァはレティが操り、助手席にラムジーが乗り込んで活躍。ノヴァの劇中車って言えば圧倒的に「デス・プルーフ」のマットブラック・ホワイトドクロのボンネットだと思うが、ここに来て「ワイスピ」からも登場。改めて見回すとノヴァは他のシボレーのオールドマッスルカー達とも違う味があって、やっぱり格好良いなと。

ホットウィールで既にノヴァは出てるが従来の金型とは異なるタイプ。この金型で「デス・プルーフ」仕様も来てくれたら万々歳だが、ライセンス的にも、そもそもデス・プルーフの映画の内容がかなり下品かつグロデスクなので大衆向けかつ子供もターゲットであるホットウィールには難しいだろうか。

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HOTWHEELS DODGE CHARGER

シリーズ通してチャージャーはドムのマシンとしてのアイコン。
「スカイミッション」ではオフロード・チャージャー、「アイスブレイク」ではアイス・チャージャーがアイコンとして登場していたが、今作は地味ながらも、やっぱりコイツがアイコンだと思う。まあそれ以上にジェット搭載のポンティアック・フィエロの存在感がヤバいんだけど。

一見すれば普通のチャージャーだが、このチャージャーが他と違うところはミッドシップ化されて、MRのチャージャーになってるってこと。

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実際にミッドシップ化されていたのか、はたまたカスタムでそれっぽく見せてたのかわからないが、アイスチャージャーの不評に対して、コッチはわりかし好意的に観られてる気がする。当方はどっちも好きだが。

ただ、実際の映画だとかなり「ワイド&ロー」感が強くてかなりカッコ良く見えたのだが、ホットウィールは車高が作中よりもやや高いせいなのか、ワイド&ロー感が少し薄めでそこがちょっと残念だったり。もっと車高がベタベタに低かったら作中のそれっぽくてカッコ良かった気がするのだけど。まあこれでも十分格好良いし、本当に気に入らなかったら自分で車高を落とすまでの事。

流石に封切りから1ヶ月は経つ頃合いなので、回数も減ってきてるが、少しでも気になるなら是非ともオススメしたい。色々新しい試みも見受けられるし。

ちなみに相変わらずの「勘違いジャパン」は面白い一方で、当方の感想は「東京はこんな薄汚くないし、今時ブラウン管テレビなんて無いよ」だ。

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