

MATCHBOX DODGE MAGNUM
既に7月も終わり。そろそろ8月に入ろうかと言うのに梅雨明けの話は来週らしく。いや、もう夏なのだが。台風も発生しておらず、梅雨明けも局地的に遅く、一説には「大きい台風が起こりやすい」し、「秋先まで暑くなる」なんて話がある。どっちもお断りだが、果たしてどうなることやら。
今回のエントリーはダッジ・マグナム。ルーフにはサーフボード、サイドウッドパネルと、かつてのステーションワゴンを彷彿とさせるスタイル。この手のステーションワゴン、もといツーリングワゴンは当方としては好きな部類なのだが、残念ながらアメリカではあまり人気ではないらしく、このマグナムも比較的早い段階で生産終了した。が、どういうわけかミニカーとしては比較的製品化に恵まれているような気がする。
そこから察するに、しばらく「アメリカンブランド」では空席だったステーションワゴンに、このマグナムが登場した事は結構大きかったのではないかと思う。なんなら、2000年代にアメリカンブランドから出てきたステーションワゴンはこのマグナムと300Cツーリングの2つくらいだと思うし。欧州的に振っていたであろうこの2車種だけども、マグナムに関してはやはりダッジからのリリースなだけあってか、アメリカンらしく、マッシブに仕上がって居た印象を受ける。
公式からパトカーモデルも設定されていただけに、割とパトカーとしての採用例もちらほらあるし、なんならマッチボックスからもパトカーが多くリリースされているくらいだが、4年で生産終了している辺り、如何にアメリカ市場でステーションワゴンが過去の産物とされているのかが良くわかるかと思う。
かつてはファミリーカーの代表格のような存在だったステーションワゴンも、80年代末にダッジ・キャラバンでミニバンが台頭するとその立場を失い、90年代を最後にアメリカブランドからは消失。その次は90年代にSUVが台頭し、そこから2000年代末には3列シートのSUVがミニバンを食うようになると、2020年にはミニバンのパイオニアであるキャラバンが生産終了。うーん……これも時代の流れというか。辛うじてクライスラーはパシフィカとその廉価版として設定されたボイジャーが残っているようだが、売れているという話はあまり耳にしない。まあ、ミニバンそのものがとにかく不人気枠になっているらしいので致し方ないのだろうが。

セインツロウでのマグナムは「Hammer」。ハンマーヘッドが居るにも関わらず、何故ハンマーなのか。それに追加されたのも3rdからで、明らかにタイムラグを感じざるを得ない。製作サイドからすると、それだけ良い車という判断だったのか、それとも数少ないツーリングワゴンの選択肢だったのか。
そもそも一番謎なのはマッスルカーにデータ上ではおそらく設定されているが、駆動方式がFFというところ。実車はFRなのだが。FFのV8ってどうなんだろうか。
……と、なかなかツッコミどころの多いマシンなのだが、カスタム要素では別。このようにサーフボードを載せたり、マウンテンバイクを載せられたり、「アウトドア」を楽しめるマシンとして仕上げられる。まあビルの林しかスティールポートにはないのでアウトドアもクソもないといえばないのだが。
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MATCHBOX ZAMBONI ICE RESURFACING MACHINE
「ザンボニー」と聞いて、それが何かわかるとすれば、スケートリンクをよく利用し、それがどういう役割を果たし、どれだけ必要なものかを理解している識者と見た。
3年前にマッチボックスが久々に正規輸入された際に、運よくアイテムのひとつとして挿入されていたのがこのザンボニ―だったと記憶している。整氷車なんておそらく殆どの人が馴染み無いだろうし、当方もそれは同じ。
当方が認知したきっかけは、セインツロウ4に何故かマップ内にはスケートリンクも、スタジアムも存在しないというのに、アイスホッケーをテーマにしたDLCがリリースされたことで、面白いことにこの「ザンボニー」こと、整氷車を知る事になった。
当初、このマッチボックスの整氷車も、マテルデザイナーのオリジナルかと思っていたのだが、驚くことにこれは「ライセンスド・アイテム」である。
「ザンボニー」は言うなれば、ステップラーの「ホッチキス」のような、商標登録されているアイテムがそのまま一般名称として定着したもの。
知らない間に売り場からは消えて行ったけど、これがライセンスド・アイテムであることを知って買った諸兄の方々はどれくらい居るんだろうか?

このギミックがどういうものを再現してるのかは残念ながらわからない。が、まさかこんなアイテムをライセンス取得してまで製品化してくるマッチボックス。なんだかんだで期待を裏切らないというか、マッチボックスらしいチョイスというか。調べてみると、「ザンボニー モデル552 エレクトリック」をモデル化したものらしい。まったくピンと来ない。車名を言われてまったくピンとこないライセンスドミニカーってのも珍しいような気がする。
トミカにも偶にこのザンボニーのような「キワモノ」じみたアイテムが出てくるが、ある種、英才教育というか。世の中にはこんな変わった乗り物もあるんだぞ、という彼らの意気込みというか、現実を子供に突き付けているというか、そういうものが感じられる(大分ひん曲がった感性かもしれない)。
しかし、どういうわけかファーストリリースの2016年と、今回紹介したセカンドリリースの2017年のベーシックをもってして、リリースは止まってる。まあラインナップに加えたところで……と思わなくもないし、マッチボックスにはこういうのが多い以上、今更感はあるが。

んで、こっちがセインツロウのザンボニーこと、「Puck Truck」。流石に商標登録されているものだけに、ザンボニーの名前を使うような真似はしていない。当たり前か。改めて見比べてみるとヘッドライトの位置だとか、細かいところで結構違うのが良く分かるが、基本的な部分は一緒。
まあセインツロウでは単なる2人乗りのオープントップのSUVみたいな存在でしかなく、改造も出来ないので特別特筆すべきなにかがあるような車ではない。4なんて顕著に乗り物がコレクションアイテムにしかなっていないし。
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MATCHBOX HONDA CIVIC TYPE R 2008
さて。ふと、マッチボックスの整理をしていて気が付いたことがある。それは当方が好きなゲームの一つ、『Saints Row』シリーズには、結構マッチボックスが製品化しているアイテムを元ネタにした車が結構出ている事。
そこで、それらのコレクションを引っ張り出して、少しの間だけ、マッチボックス、実車、セインツロウのそれらをまとめてみようかと思う。
1回目はたまたま現行シビックのマッチボックスに手を加えていたので、シビックの気分。ということでコイツ。
日本では「タイプR ユーロ」として売られていた記憶のあるシビック。3ドアハッチバックで、なんだかんだで当方的には結構好きなスタイルの一つ。
調べて驚いたのだが、どうもこれをデザインしたのは今はホットウィールのデザイナーとして知られる、Ryu Asada氏。彼がホンダ車好きなのは知っていたが、まさかマッチボックスでも精力的にリリースしていたとは。
シビックはホンダが北米市場でトヨタの先行をしていたこともあり、アコードと並んで北米でも名前が知られている日本車だと思うが、意外や意外。マッチボックスでの最初のシビックはどうも、このタイプRユーロらしい。
そして今や、マッチボックスのシビックは3種類。このタイプRユーロ、現行、そして初代。ここにきて、40年近く前の初代シビックを製品化してくるとは、改めて日本車の、それもレトロな車が再評価されて人気が高まっているということを実感する。

次。セインツロウにおけるシビック……というわけではないが、シビックを元ネタにしている車。モッキンバード。セインツロウ4ではウィンドウ形状が変更されたのもあってか、シビック的要素の混ざったトヨタ敵コンパクトハッチバックという印象が強い。
ただし忘れてはいけないのは、シビックタイプRと同じく、これもまたユーロ系の「ホットハッチ」という点。なんだかんだでハッチバック系が当方は以外と好きなので悪くないなあと思う次第。乗るとしたらSUVなんだけども。
ということで今回はあっさり目に。
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MATCHBOX JEEP CHEROKEE TRAILHAWK 2014
地味に展開が少ないジープ・チェロキー トレイルホーク。
実車は今は亡きFCAのコンパクトセダンのクライスラー・200/ダッジ・ダートのプラットフォームを使用したSUVらしく、見慣れない当初はそのゲテモノ感あるデザインが受け付けなかったが、見慣れると意外や意外、悪くないと思える。
マイナーチェンジでフロント回りの意匠が変わり、よりカッコよくなったのもあってか、都内ではマイナーチェンジ前のこの顔の物も見かけていたが、マイナーチェンジ後のもそこそこ見かけるようになった。まあマッチボックスのは変更前なんだけど。
このオレンジ色は去年のマルチパック限定カラー。その前のリリースが2016年のジープアソートとベーシックだったと思うので結構間隔が空いた印象。しかしながら、マッチボックスは結構間隔が空くのが珍しくなく、2017年リリースの先代エスカレードもどういうわけか、2年程間隔が空いてマルチパックでのリリースだったり。うーん、SUVはあまり人気がないと踏んでいるのか、それとも別の問題なのか。神のみぞ知る……。
オレンジメタリック。ジープにはオレンジ、黄色、紫、黄緑と言った派手な色があるが、その多くがラングラーの設定のみで、他車種には展開されてる印象がない。
ただ調べてみると、トレイルホークのいくつかにはオレンジメタリックが設定されているようで、このモデルにかなり近いカラーリングのものも確認できた。ただ限定色のようなので、ある意味マルチパック限定のこのマッチボックスと通じるかもしれない。
そうそう。例に漏れず、このキャストも若干サイズが小さめで気になる感じ。裏版には1/64なんて書いてあるが明らかに嘘。実測値は確か1/68前後だったか……。最近のマッチボックスのキャストは敢えてサイズを書いていないように思うが、書いていたころの「明らかな嘘」って目的があったのか、単にミスなのか気になるところ。まあバカ正直に小さいスケール書くのも、縮みトミカのように批判の対象になりかねないので致し方ないのかもしれない。まあ書かないところで実測すればまるわかりなのだが。
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TOMICA NISSAN CEDRIC Y31 TAXI
懐かしむ気持ち。誰しもが持つ感覚だと思っている。
既に20年以上の月日を生きてきて、その殆どでインターネットを利用していたからこそ、今でも残っている、更新こそ途絶えてしまったが、幼き日の当方が好んでいたサイトやらを見るととても懐かしい気持ちになる。
あの時代は決して戻ってこないし、美化されてしまったものだが、感覚だけでも取り戻したいと思ってしまうが、この感覚こそが「郷愁」ではないかと思う。
今回のエントリーは今ではお気に入りというよりも、コレクションになってしまったが、幼き日の当方が肌身離さず持っていたトミカである、No.8「日産・セドリック タクシー」でのエントリー。
物心付いた時から、このセドリックタクシーが一番のお気に入りだった。それは多分、色もさることながら、当時のトミカでリリースされていたタクシーの中で一番「リアル」だったからではないかと思っている。
というのも、2002年の絶版当時にラインナップされていたトミカのタクシーはこれか、トヨタ・クラウンマジェスタの個人タクシー。確かに。個人タクシーはリアルなカラーリングだけども、問題は車種。
いくら個人タクシーと言えど、マジェスタのタクシーそのものに非常に馴染みが薄く、リアリティには欠けている……というのが当方の印象だった。あの当時から既にもうオタクじみてるなあと思いつつ。

無論、このセドリックだって、Y31の営業車ではなく、普通のハードトップがベースなので決して完璧なわけではない。でも、リアルだと思えたのは実際に身近に走っているタクシーに近いスタイリングだったからと言える。幼少期、身の回りを走るタクシーはセドリック営業車かクラウンコンフォート、少数のクラウンセダンだったし。
このセドリックが絶版になってから既に18年以上は経っているわけだけど、すっかり世界も、インターネットも、そして自分自身もいろいろ変わってしまったなあと。変わらないものなんて、おそらくこの世には存在しないのだろう。残念なことだが、それが世の常。
嘆く気はないけれど、偶にこうやって、思い出に耽るのもまた一興。
こうして「昔のお気に入り」の一台を眺めていると、いろいろ懐かしいなあという感覚になる。この感覚が嫌いではないのだ。度を過ぎるともはや「老害」の域だけど。
そして当方に限らず、おそらく、日本でミニカー好き、あるいはミニカーで育ったという男の子の大半がトミカから入ったと思うが、そのそれぞれに「思い出のトミカ」ってあるのではないかと思う。もし、思い出の一台があったら、改めて、美品を入手するのも良いんじゃないかと思う。逆に、まさしく「思い出の一台」を改めて眺めるのも良いだろう。生憎、当方はその「一台」の行方がわからないのだが。
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TOMICA TOYOTA JPN TAXI TOKYO MUSEN
ツイッターで300以上のいいねを貰った東京無線のJPNタクシーでエントリー。
いやはや。まさかそこまでの反響を貰えるとも思っていなかったので驚いたが、これが意味するのって、まさしく「みんなが見たいもの」なんじゃないだろうか。
タクシー関連の話は頻繁にしているが、JPNタクシーにはコンフォート兄弟にあった指定色が無くなってしまったのはお伝えしてきた通り。故に、このカスタム品のような、「色付き」のタクシーは都内では見ることができない(例外はあるが)。
東京無線、チェッカー無線、東京4社、七福交通などなど、都内のタクシー会社の多くは「色付き」のタクシーを持っている。だが、東京五輪に関連した事情やらで東京のタクシー協会の方でどうも「深藍」で統一する方向に決まってしまっているらしく、白色の一社を除いて、「色付き」にしている事業者は存在しない。というかしたくてもできないのが答え、というか。
現在、とあるプロジェクトに合わせて、JPNタクシーを「色付き」にしようと考えている。梅雨の影響をモロに受けているので思ったように進捗してないのだが、少なくとも現在進行中の「日の丸自動車」、「チェッカーキャブ無線」、「東京都個人タクシー協会」は確定させたいところ。
にしても。JPNタクシーが「色付き」になることはあるのだろうか?
当方としては、ある角度から、前にも話した気もするが「署名活動」を考えているが、まだ行動には移していない。まあ実現するかは別問題だが、始めるだけなら何も問題ないわけだ。叶うと良いなあと思いつつ、今回はあっさり目で切り上げ。
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MATCHBOX TESLA SEMI
最近のトピック。マッチボックスのラリーアソート、お菓子アソート、Vケースのショートカード、コンボイシリーズの第2弾がトイザらス経由で日本に正規に入ってきた。いやはや。まさか国内でこれらが出回ることになるとは。急なことに驚いてしまった。
当方としては複雑な気持ちではあるものの、輸入したのはVケースのパワーグラブ(箱)なので微妙に違う上に、結果的に大量のCHPのエクスプローラーを入手できたので大変助かった。おそらく手元に20台弱はあるはず……開封済みと改造予定1台で計11台と未開封で9台程。買いすぎと思うかもしれないが、当方からするとタクシーとパトカーはたくさんあっても困らない。
と、話は逸れたが今回のエントリーはテスラ・セミ。この正規で入ってきたコンボイシリーズの目玉アイテム……なのだが、第2弾のテスラセミが牽引するのは材木トレーラーなので正直人気は微妙。この第2弾にはこれ以外にオリジナルのロケットトレーラーとカーキャリアが含まれているので、そちらに人気を取られて居る印象がある。
しかし、このテスラ・セミ。確かに近未来的で、意外とサイズ感もあって悪くなく、良いアイテムに変わりはない。当方的にはこの近未来感のあるデザインとトラクターという性格で遊べるという点でかなりポイントは高い。
が、実車の方はというと、原子力発電所丸々一つを潰す電力を食う凶悪なトラクターである。まさに「狂気」としか思えないトレーラーをリリースしたテスラ。つい先日、時価総額がトヨタを抜いて、自動車メーカー首位になったらしいのだが、まだまだ新興メーカーかつ、工場はブラックとして定期的に話題に上るくらいなので、その品質はというと……。
ツイッターで目にしたのだが、左右でグレードの違うドアのインテリアが張り付けられていたなんて話が。うーん、ブラック故に起きたトラブルか、まだまだ教育が行き届いていないのか。思えば、中国製のぬいぐるみから「助けて」なんて書かれた手紙が出てきたのと同じように、テスラの工場で働く人からの「ヘルプ」だったりして。なんて。
にしても。アメリカの子供たちにテスラ・セミはどう映っているのだろうか。まだまだアメリカの大型トレーラーの主流はケンワースやらピータービルドやら、そういった老舗メーカーのトラクターだと思うが、そんなところにこんな電気喰いのトラクター等入れる余地などあるのだろうか?
そもそも。いくらエコが叫ばれ続けて15年以上と言えど、電気自動車は本当に「エコロジー」なのかは疑問が残る。化石燃料を自動車に使わずとも、結局自動車の分の化石燃料で電気を生成しているのであれば、まったくと言って良い程エコロジーとは思えない。それどころか、このテスラ・セミのように原子力発電所の生成電力を丸ごとぶっ潰す電気喰いな「エコカー」のどこが「エコロジー」なのか。声高にエコを、地球温暖化を叫ぶのは結構だが、もはや一種のカルトのようで「狂気」じみていると、当方は感じてしまう。
そもそも。地球は温暖化どころか氷河期が近づいているという話がある。
海の水位が上昇した?北極の氷が解けた?そもそも、質量保存の法則で氷が解けたところで水かさは変化しないのは中学校で習うはず。
むしろ、北極の氷は増えているという話さえ出ている。となると「温暖化」は真実なのだろうか?
……と言ったところでお開き。
軌道修正しておくと、テスラ・セミそのものは好きである。が、ミニカーにする車種として向いているとしても、実車に関しては正直……。テスラは電気自動車オンリーだけども、もっと別のアプローチからエコカーをリリースして欲しいなあと思ったり。
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MATCHBOX RENAULT KANGOO EXPRESS
まず初めに。どうも実測の際に計算すべきグレードを間違えていたようで、スケールはどうやら1/63付近ではなく、1/70前後というコメントを
ベースの記事に頂いた。いやはや。カングー自体に詳しくなく、エキスプレスだと思っていたのだが、どうもマッチボックスが製品化したカングーはエキスプレスのさらに上に位置する「マキシ」という奴らしい。実測したところ、確かに1/70前後というところだった。
今回のエントリーはまさしく、そのカングーをベースにリペイントしたもの。ヘッドライトは見様見真似で描いてみたは良いものの、やはりタンポの細かいあの再現には敵わず。
そうそう。本題に入る前に。このヘッドライトの塗に関して、一度触れておきたいことがある。
「欧米人(というよりも白人)」と「アジア人(≒日本人)」では瞳の色から推測できるように、微妙に色彩や陰影の見え方が違うとされている。
まず白人のように、瞳の色が緑や青のような薄い色を持つ人々。彼らは陰影を強く認識できる代わりに、色彩の細かい差を認識し辛いとされている。
対するアジア人。ブラウンや黒などの暗めの色を持つ人々は陰影を強くは認識できないが、その代わりに細かい色彩の差を認識できるとされている。
これ、データ上でもアジア人よりも白人の方が色覚障害を持つ人の割合がやや高くなっているので、この説は科学的根拠があるものだと思われる。
で、何が言いたいかって言うとトミカのヘッドライトの再現とホットウィール、マッチボックスのマテル製のヘッドライトの差。これって実はこの色彩・陰影感覚の差による「差」なんじゃないかと思う。
トミカのヘッドライトは別パーツでもない限り、銀一色か、精々ややトーンの違う銀色を加える程度のものが多い。
対するマテルのミニカーでタンポが入る場合、銀一色なんてことはほぼほぼなく、大抵はヘッドライトを細かく再現したタンポが入る。そのクオリティは高く、もはやマテルの専売特許なんて言っても過言ではないと思う。
では何故、タカラトミーに出来ず、マテルに出来るのか。いや、タカラトミーも出来ないことはないと思うが、積極的ではないのはやはりこの「差」なんじゃないかと当方は踏んでいる。飽くまで仮説に過ぎないけれど。
と、本題を。ベースのカングー自体のレビューはベースの記事を読んでいただくとして、カスタムポイントをば。
まず、見てわかるのは単色化したことと細かい彩色の追加とホイール交換。
ホイールはGLEから拝借してきたのだが、驚いたことに、どうもカングーのホイールは通常の径よりもさらに小さい径が使われているようで、タイヤがインチアップされている。あまり違和感はないだろう。
しかし、まあ。インテリアがないのでやはりチープ感は拭い切れて居ないような。むしろインテリアレスでフルスモークの方がハンドル位置を気にしなくて済む……という意見もあったにはあった。が、当方としてはやはりインテリアは欲しいなと思ってしまう。
そしてこういう意見も貰ってる。「縮み」では他のミニカーと合わせづらい……。これ、心理というか、紛れもない事実。辛うじて許容できるサイズもあれば、それをほんの僅か超えてしまうことで「微妙」になってしまう。それがこのカングーだと思う。やはり小さすぎるのだ。
ましてや、ホットウィールやトミカのように1/64前後は確立しているようなブランドだと余計に。元が小さい車なのに、このスケールでより小さくなってしまっている。そもそも。3インチミニカーの大きさって大体全長7cm~8cm弱というところなのだが、このカングーの場合、その下限とも言える7cmよりも短くなっている。故に小さいと感じるのは自然なこと。その為、他の車種と併せづらいのは事実と言える。
まあ気にしない人は気にしないのかもしれないのだが。いつしかの「縮みトミカ」もまた、忌み嫌われたのはここに理由があるような気がする今日この頃。
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TOMICA SUZUKI CARRY TOYS"R"US
みんな大好きトイザらス。一応子供をターゲットにしているおもちゃ屋だけれど、少子高齢化の煽りか、はたまた取り扱うアイテムが実に「コレクティブ」な為か、もはや「大きい子供」の為のおもちゃ屋と化している側面があるような。
当方もよく行くし、何も言うことはないのだが、多分ほぼ毎週土曜日に開店前のトイザらスに「大きい子供」が並んでる光景はおそらく知らない人からすると異様な光景に映るような気もする。まあ昨今では大分「オタク文化」であったり、コレクターの存在が大きく、当たり前に認知されるようになったので、見かけても、すぐに彼らが何かしらの目的があって並んでることは容易に想像ついているかと思うのだが。
そんなトイザらスのカラーリング模し、トイザらスの限定非売品モデルらしいトミカのミント品がぶら下がっていたので、今後予定されているあるイベントに持って行くために急遽確保した。……が、既にどこにしまったかわからなくなってるので早くも暗雲が立ち込めてる。まあそれはともかくとして。実は”ある事情”から引っ越しを本気で検討しており、ゆっくりとだが、着実に、その為の下準備に出ているところ。例えば未開封のホットウィールなんかはサマリーポケットに預けた。どうせしばらく取り出す必要性も薄いし、引っ越しの際にはやはり極力身軽な方が良いと判断しての事だ。
と、それはさておいて、今回のエントリーのスズキ・キャリィ。
そこそこ馴染みのある軽トラの一つだが、当方的にキャリィと言えばかつてトミカのラインナップにあった古い方のキャリィのイメージが強く、この代は辛うじて当方世代のモデルなので馴染みこそあるものの、これの一つ後の現行キャリィはあまり街中でも見かける印象もなく、馴染みを感じられないでいる。軽トラは激戦区だが、同時に既にある程度決着がついてしまったように見える。
トヨタが軽自動車のダイハツを傘下に抑え、スズキとも業務提携をする帝国を築き上げたので、もはや軽自動車はスズキ&ダイハツVSホンダのような構図に。スバルが自社開発をやめてダイハツOEMになってから久しいし、トヨタもダイハツをトヨタ名義でOEM車の販売。スズキの自社開発にトヨタも協力して居たり、中型以上のサイズをトヨタがOEM出して日産から奪い取ったり等、もはや国内市場よりも世界市場を見据えての動きが見られるトヨタ。
まあそんな事情は置いておいて、軽トラ事情は今現在、当方が把握している限り、ダイハツ・ハイゼットとそのOEM、スズキ・キャリィとそのOEM、そしてホンダ・アクティの三つ巴のような状態……だったのだが、アクティが年内で生産終了が決まったらしく、このレースからは脱落。おそらくこれで軽トラはハイゼット系列かキャリィ系列の2つしかなくなる。
昨今、アメリカでは軽トラがブームらしく、日本メーカーの軽トラに加えて中国メーカーの軽トラなんかも入ってるらしいのだが、やはり信頼性や耐久性では圧倒的に日本メーカーが強いらしい。
マッチボックスでもハイゼットOEM後のサンバーが出ていたが、これも軽トラブームに先駆けての事である。
……と、このアイテム自体について。ロクに調べ切れていないのだが、トイザらス限定アイテムの付属品で、非売品であることだけはわかった。のだが、どのアイテムとの抱き合わせかはイマイチわからず。ただ立体駐車場風のおかたづけアイテムにこれが付いていたような気がしなくもなく……。今でこそトイザらスは近くにあるが為に、良く行くお店の一つだが、子供の頃は遠かったのもあって、あまり頻繁に行く場所でもなく、子供の頃はあまり馴染みも薄いお店だった。
このアイテム自体、キャリィに郵便車用のパネルを取り付けてトイザらスのシールを張り付けただけのようなお手軽モデルだが、トイザらスの配送車としての雰囲気はあるように思う。実際のトイザらスの配送車は見たことない、というかトイザらスなんて書かずにただのトラックで輸送してると思うが、子供が持つアイテムとしてはむしろ、こういう「フェイク」の方がらしさやデフォルメを感じて好感を持てる。
時に。トミカやホットウィールのようなミニカーは「リアリティ」を持つ事が大事だが、こういう「デフォルメ」も大事だと思う。
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TOMICA LA FERRARI
またしてもイベントモデルでエントリー。白いラ・フェラーリ。確か記憶が正しければ2018年のトミカ博開催途中、最終週に急遽(と言いながら元々予定されていた感じがするが)追加されたモデル。
最終週の突然のリリースは通常品販売の兼ね合いもあると思うが、その影響としてなのか、販売当初、すぐに売り切れてかなり高騰していた印象。
いくらイベントモデルと言えど、その期間限定品には見られなかったし、なんならナンバーが振られていたのでおそらく来年も続投だろうと踏んでいたが、大方予想通り、そのまま次以降のイベントでも売られていたので、値段は徐々に下がった印象。ましてや、今回のイベントモデルのトミカショップでの放出で難なく入手できたし。
と、ここで思ったのだがこういう「価値」って何が決めるのか。
希少性はもちろんだが、そもそもコレクティブアイテムの価値ってのはそのものの価値がわかる人にしか通用しない。宝石だって、その価値をわからなければただの石ころと同じわけだ。ミニカーの場合の希少性は無論、その生産台数の少なさや限定モデル、市場にあまり出回らない等々、いろいろな要因があるように思うが、ミニカーが尤も価値を発揮するのはどういう条件なのか。
思うに、「速報性」じゃないかと思う今日この頃。新製品はいち早く、誰でも入手したい。ましてや、それが人気ブランドでの人気アイテムだとしたら、より人は早く入手したいと思うはず。
ホットウィールでもやはり日本未発売のベーシックでの新アイテムは高騰する傾向にある気がする。一時期、初代インプレッサやら、シロンやらが2000円台を優に超えていたように。最近だとプレリュードなんかが相場がそれくらいだったように思う。定価の10倍と考えるとかなりの相場だろう。
だが、この高騰している相場もアイテムのリリースが増えてくれば自然と適正価格くらいには落ちてくる。この価格相場が決まるのもなかなか不思議に思う所。
でも、基本的な動きはアイテムが出始め、値上がり、ピークを迎えたのち、アイテムの価格は下がってくる。そういえば、一時期初回カラーのプレミアムのテスタロッサなんかも高騰していたのを思い出す。今はそこまでだが、これもそこそこの額で推移していた記憶。まあ、これって、市場原理と全く同じ。需要と供給のバランスという奴だったり。それはミニカーも例外ではないということだろう。
ただし。例外として、「再評価」がされたとき、物の価値は再び変動する。例えば、ここ数年で絶版になったトミカの相場なんてそう大した増減はないのだが、逆に絶版から10年、20年と月日が経ったとき、希少性や人気等が伴えば「再評価」されて、価値がぐんと上がることがある。こればかりはおそらく誰も予見できない部分だろう。
……と、こうやって考察こそしたものの、結局のところ当方がミニカーを買う基準は「欲しい」か「欲しくない」かに尽きるのだが。
確かに。誰しもが、貴重なものを手にして居たい、持っていたいとは思うだろうが、それを基準にして集めたとき、やはり価値を失ってしまえば、同時に愛着もクソもなくなってしまうのでは、と当方は考える。まあ人それぞれの集め方があってしかりなので否定はしないが。
P.S.
今回はあまりミニカー自体のレビューをしなかったが、思うに、既にラ・フェラーリのトミカはレビューされ尽くしている、と当方は判断している。当方的な着眼点も他のレビューと大差がないのだが、一点、触れておくとすればこれがタカラトミーの、トミカの「本気」だと思う。定価495円という価格の中でのコスト限界がコレ。まあイベント限定モデルなのでこの白いラ・フェラーリの定価は770円なんだけども。
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