fc2ブログ

GRIZZLY GARAGE

自己満足の、自己把握用のデータベース。覚え書き。

フライングブリック

IMG_1471.jpg
IMG_1472.jpg
HOTWHEELS VOLVO 850 ESTATE

「フライングブリック」こと、「空飛ぶレンガ」は242であって、850エステートとは無関係(といいつつも、実はそうでもない。後述する)なのだが、その昔、ボルボは結構モータースポーツに意欲的だったように感じる。
現在はWTCCに参戦しているくらいの印象だが、その昔はBTCCやら、ラリーやらでボルボは活躍してた。昔も今も、ボルボは安全性に重きを置いてる印象で、あの当時、カクカクしたボディから242(240)はその見た目に対する驚異的な性能から「空飛ぶレンガ」という異名でモータースポーツを沸かせていた。

長年、3インチのボルボと言えばマッチボックスとWellyくらいしか思いつかず、あまり製品化に恵まれてる印象が無かったが、昨年末にはトミカから久しぶりのXC90がラインナップ入り。
そして今回のホットウィールの850エステート。最近は精力的とまでいかずとも、リリースに恵まれている気がする。中国資本に下ることで呑み込まれることを阻止した結果の一つということか……。

元々、850エステートのリリースが決まった時点で、その色次第では王道の赤色に塗り替えることを決めていた。
そしてふたを開けてみれば、大方予想通り。BTCCに参戦していたかつてのカラーリングを模したそれ。右ハンドルでバケットシート。さらにはスペアタイヤをリアに積んでいる徹底ぶり。
かつての「空飛ぶレンガ」の再来と言われたBTCCの850エステートそのものだった。

が、当方の手に渡ってきてしまえばそんなものもお構いなしに赤色に塗り替えられて街中に居そうなそれへと変貌するわけだが。マッチボックスのホイールを履かせることでより「らしい」ものになったような気がする。まあインテリアに手を加えてないのであくまで雰囲気を楽しむだけのようなものにはなってしまっているのだが……。

しかし。この年代に限らず、ボルボには不思議な魅力がある気がする。それは北欧生まれのデザインがそうさせるのか、はたまた、どこか別のところにあるのか。
少なくとも、昔から現在まで、どの時代のボルボもどこか欧米や日本のカーデザインとは異なる何かを持っていて、常に独立していて、その時々で他にはないカッコ良さと言う物を持っている気がする。特徴的なボルボのエンブレムとその代々受け継がれている斜め線の入るグリル。それがあるからなのか。

でも、自動車ブランドの数多のアイコンで惹かれるものは何かあっただろうか。
無論、当方の中での話だが、ベンツのスリーポインテッドスターも、BMWのキドニーグリルも、それ自体がそこまで魅力的な要素かと問われれば何とも言えない。
ただ、確実に、ボルボのグリルに入る斜め線のロゴはどういうわけか、それらより魅力的に思えて、なおかつ、昨今のマツダやアウディのような、似た顔に違うボディとは違う方向性ながらも、一目で「ボルボ」とわかるそれを持っている気がする。

まあ最近は派生ブランドとして「ポールスター」が出てきて、すこしばかりその特徴的な要素が薄れてしまった感はあるのだが。飽くまでも別ブランドなので、ボルボとして見るべきものではないのだろう。

以下、雑記。





続きを読む
スポンサーサイト



テーマ:ミニカー - ジャンル:車・バイク

オリジナルマシンを考える

IMG_0703.jpg
IMG_0704.jpg
HOTWHEELS MOD ROD

去年のベーシックで登場したモッドロッド。既にいろんな人が取り上げて居て今更感は否めないのだが、ツイッターでこのモッドロッドのカスタムコンテストが行われているらしく、時事ネタと言う事で。

単に最近撮影環境が得られず、どうしても撮り溜めした中でネタのやりくりをしなくてはならないというだけなのだが。寝れない夜には意味もなく、こうやって記事を書くに限る気がする。

2018年にホットウィールは50周年を迎えて、そこで「HW50」なるホットロッド風マシンが登場したわけだが、このホットロッドは言うなれば、「HW51」なるホットロッドと呼べるのではないか。と言うデザインを主張している。

当方、GTAやセインツロウの影響か、架空車に対してそこまで抵抗感がない。特に実車が居てもおかしくないようなタイプの架空車となると心惹かれる事も多く。もちろん、実車の方が好きなのは事実なのだが。
ホットウィールのこの手のオリジナルカーは「謎車」なんて言われたりして、敬遠する人も多いし、箱買いしてこの手のマシンはリサイクルショップに……なんて人も観かけるが、ホットウィールのよさは果たして実車だけなのだろうか? とも思えたり。

言うなれば、GTAやセインツロウのオリジナルカーと同じく、この手の「謎車」はデザイナーのセンスによって生まれてる。ミニカーだからこそ為せる技な気がする。
故に、いろんなアイデアだったり、カッコよさを持っていると思うのだ。ある意味、ホットウィールが愛されるのも、そういう面があったりするのではないかと考える。

尤も、年間でリリースされるこの手の「オリジナルカー」のうち、コレクターに刺さるマシンなんてそんなに多くはないのだろうが。
個人的に思う、人気の高いHWオリジナルカーは「デオラ」シリーズ、「ツインミル」、「ボーンシェイカー」、「ロジャーダッジャー」、「パープルパッション」辺りではないか。いくつかは実車を基にしたマシンだったりするが。
特に「パープルパッション」はホットウィールを語る上では欠かせないマシンだと聞いてる。今のホットウィールを築き上げた立役者。当方も1台保有している。1930年代のアメ車をボム風にした印象を受けるこのマシン、社会現象とまで言われていたなんて聞いた気がしなくもないが、記憶違いだろうか。

日本ではスープラを元ネタにした「スーパーツナミ」とかRX-7を元ネタにした「24/7」とかが人気なのかと思うのだが、実際のところはどうなのだろうか?

そうそう。どうやら、今年もこの手の「ホットロッド」がリリースされるらしい。「52」のゼッケンをまとって。となると、ホットウィール52年目のオリジナル・ホットロッドということか。リリースされたら入手したい所存。

……と、やや消化不良気味だが、良い感じに頭が回らなくなってきたので、いずれまたじっくり、ホットウィールのオリジナルカーを再考してみたいところ。

思い出のゲーム

IMG_0765.jpg
IMG_0766.jpg
HOTWHEELS FORD SHELBY MUSTANG GT500 1967

気付けば2月もそろそろ折り返し地点。もう1か月半が過ぎたのかと思うと驚きが隠せない。
いやはや。取り巻く環境に大きく変化はないのだが、いろいろ価値観の変化、細かい環境の変化などなどで地に足付けているのか付けて居ないのかもわからない現状。貧困層の現実を改めて実感する。

さて。ブログも更新が滞っているわけだが。そういえば昨年末にマストバイの記事を……なんて思っていたらすっかり忘れてしまった。今更やる気も起きないので、今年の年末にでも。

そうそう。そろそろ相互リンクとか片道リンクでもすべきだろうか?なんて思うこともあるのだが、ぐちゃぐちゃ日記のように書いてるだけだし……とも思ったり。

と、適当な話題からミニカーに軌道修正。
いつだったかの記事で、思い出のゲームかつ、当方のバイブルが「ランナバウト3」っていうのは以前の通り。
ランナバウト3で最初に車を選択する画面で表示されるのは「MUS-500」こと、1967年式シェルビー・GT500。カラーリングは黒/金ストライプ。ゲームを進めて白/緑と銀/青が選択可能になり、更にニトロのギミックまで搭載される。

そんなバイブルであるマシンの中でも個人的に「初めて」運転したマシンなだけに、マスタングの中でも「シェルビーGT500」は特に思い入れの強いマシンだったりする。

日本に住む当方でさえ、アメリカンマッスルの王道を貫く「マスタング」が思い入れのあるマシンなのだから、アメリカに生まれ育った人で車好きともなれば、やはりマスタングって何かしら思い入れや思い出があるんじゃないかとも思ったり。
尤も、最近では若年層は「日本車」「欧州車」カッコ良い、で「アメ車」はダサいなんて話を聞く。まあ黄金期のアメ車なんてのは70年代前半を最後にオイルショックと共に消え去ってしまった感じは否めないのだが。

マスタングのホットウィールは数多く出ている。
年次更新されるアメ車でも、マスタングに関しては意匠マイナーチェンジが発生した際は毎度毎度ホットウィールは立体化しているように思える。現行は15年からだが、18年にマイナーチェンジでライトが変わった際にもホットウィールは2018年型を製品化しているし。
現行だけで「2015GT」「2015GTコンパーチブル」「2015GTカスタム」「GT350R」「2018GT」「2018GTカスタム」と、把握しているだけで6種類も存在する。と考えるとやはり、ホットウィールも大分マスタングを出している印象だ。それだけ人気があるということでもあるのだろう。

つい先日、遅ればせながら、「フォードVSフェラーリ (原題:FORDvFERRARI)」を見てきた。
いやはや。IMAXで観たかったなあと思うくらいには良い作品だった。史実の話をある程度知っていたが、それだからこそ、余計楽しめた。
ルマンが好きだし、60年代アメリカの雰囲気が色濃く表れているし、俳優の演技は本当に良いし、2時間を超える作品ながらも、その時間を全く感じさせなかった。史実を知っているからこそ、最後のあのラストは余計にぐっときてしまった。本当に、「7000回転を超えた時に、重さもすべてなにもなくなってしまう」というのが本当なのではないかと。
GT40の新型(Jカー)開発中の事故でケン・マイルズは亡くなってしまうのだが、本当に彼はその領域に達したが故に、あちらに魅入られてしまったのだろうか、とか。

と、いろいろネタバレを交えつつも、まあ史実を調べればすぐにネタバレなのだが、知って居てもなお、楽しめる作品だ。
本当に、車をテーマにした映画では過去最高かもしれない。「人間ドラマ」と「カーレース」を見事に描き切った作品で、なんというか、本当に後世に残したい名作。車好きかつ、カーレース好きって人も純粋な「人間ドラマ」を見たい人も観に行ってほしい。心の底からお勧めしたい作品だ。最高の一言に尽きる。
日付は変わってしまったが、今日のアカデミー賞でも「編集賞」と「音響編集賞」を受賞したのも納得する。

そんなフォードVSフェラーリの中で実はちらっとGT350が写って居たり。そういう細かい「仕込み」が当方を刺激した。
キャロル・シェルビーがシェルビー・アメリカンを立ち上げなければ今のシェルビー・コブラにシェルビー・350GT/500GTは存在しえなかったし、バイパーさえ存在しなかったのだろうなあ。

テーマ:ミニカー - ジャンル:車・バイク