

HOTWHEELS McLAREN SENNA
モータースポーツファン、かつF1が好きという方ならその名前を知らない人は居ないであろう、天才。―――アイルトン・セナ。
「音速の貴公子」の二つ名を持ち、「史上最高のF1ドライバー」なんて呼び声も高い天才である彼は1994年に34歳という若さでこの世を去った。
さて、今回のエントリー。マクラーレン・セナ。そんな「英雄」の名前を冠したマクラーレンのハイパーカー。
94年というと、当方が生まれる5年前。
当然、現役時代の彼の事は伝聞で見聞きした程度。ましてや、当方が物心付いた頃くらいには地上波でのF1の放送も無くなっていたように記憶している。
とは言え、それでも彼の名前くらいは認識していたのはどことなく、モータースポーツに興味を持っていたからだろうか。或いはF1好きの方のブログを覗いていたからか……。
彼の死後から四半世紀が経とうとした2017年、マクラーレンが発表したのはP1後継車の「セナ」。
当初、やはり「セナ」の名前が使われると言う事、そのルックスから賛否があったように記憶している。かく言う自分も、当初は(身近にモータースポーツファンが居たのもあり)あまり好印象は持てていなかった。P1の方が好きだったのもあるだろう。
が、どうだろう。それから暫く経って、改めてこの「セナ」というハイパーカーに見慣れて、自分の意見は180度変わる。それは純粋に「カッコ良い車」という印象に変わったのだ。そのフロントマスク、大きいウィング、コックピット。現代のスーパーカーをこれでもか、と具現化し、見せつけたようなスタイルは非常に独創的で、ランボルギーニにもフェラーリとも違う良さがマクラーレンにはある。というか、マクラーレンだからこそ、作れたのではないかとさえ思える……。
そしてそんなマシンに「セナ」の名前を付けることが出来たのも、マクラーレンだからではないだろうか。セナが長年マクラーレンホンダのドライバーとして在籍していたのもそうだろう。
だが、「勝利」こそすべてであると考えた彼のその考え方によって、マクラーレンが「最強のロードゴーイングカー」を目指し、作り続けるマクラーレンがその一つの答えとして「セナ」を出したとすれば?
……なんて考えて見たり。
いろんな自動車が日々生み出され、日々いろんな自動車が生産を終えたり、モデルチェンジを行う事で、常に「新車」が「中古車」になり、そして「廃車」となって居るわけだが、10年前の最先端も今や、過去の産物……。特にハイパーカー、スーパーカーと呼ばれるようなマシンはその希少性もさることながら、モデルスパンが長い割にはあっという間に他社メーカーのおかげでデザインが数年単位で「過去の物」にされて居る気がする。
今でこそ最新のマシンだが、このセナも5年後にはやはり今のP1に抱く「少し時代遅れ」な感じへとなっていくのだろうか。
ある時「作り出され」と「それが普及し」、そして「それがぶち壊される」一連の過程の速さは徐々に速くなっていくと聞いた事がある。
例えば、スマートフォン。新機能や性能の引き上げは毎年リリースされるモデルごとに速くなって行っている。2年前にx1だったものが、現在ではそのx4……なんてことが、当たり前のように起こる。それは車でも同じなんじゃないかと思える次第。もちろん、車に関してはむしろ「FMCまでに時間がかかるように」なっているのだが。


ホットウィールのセナはどういうわけかヘッドライトの印刷が成されておらず、非常にのっぺらぼうなのだが、デフォルメ具合はやはりダントツでホットウィールがベスト。画像のはすべて当方の手によって彩色が加えているが、色を加えるだけで非常に化ける。
3インチのセナはホットウィール以外にもトミカプレミアム、MINI GTと出ているが、そのそれぞれが独自の解釈をし、展開しているのだから、やはりミニカーは同じ車種1つとっても持ち味が変わって面白いと感じる次第。(当方は残念ながらMINI GTの物は未所持なのだが)
今回、エントリーに使用したのはNアソートの2ndカラーのセナ。当方、マクラーレンと言えばオレンジと言うイメージが強い。各社がセナを出す時も、最初は群青色、その次はオレンジ……と言うのが定石になって居るように思える。
……が、これカスタムしてホイール交換どころか、シャシーとウィンドウも取り替えて居たりする。1stカラーでは特に問題なかったものの、何故か2ndカラーではウィンドウがフルスモーク化(インテリアパーツはしっかりと存在してる)、シャシーも黒から濃灰色へ、ホイールも10SPから5SPになる等、何故かマイナーチェンジが施されている。……何故?

さて。今回はおまけのエントリー。
つい先週のこと(もう一週間!?)、いつものメンツで某氏の家にお邪魔し、マッチボックスを中心にミニカーを持ち寄って大量のミニカーを広げた。その一コマ。
こうして自分の物も、そうでないものも、大量にミニカーが集まっているのを見ると実に壮観だ。とは言え、これ片づけるのにも広げるのにも1時間は裕にかかっているが、その時間を掛けるだけの価値はあったように思える。
一枚で写すには非常に数も多く、おそらくこの場には300~400台程の3インチミニカーが並んでいる。ある程度のカテゴリ分けをしたうえで。とは言え……改めて思うのは莫大な数を並べるとそれだけで疲弊するので、次やる時は改めてある程度の「テーマ」を設けて広げたい所。年内にもう1度くらい出来るだろうか?
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