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GRIZZLY GARAGE

自己満足の、自己把握用のデータベース。覚え書き。

推しのトラック

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TOMICA MITSUBISHI FUSO SUPER GREAT BYAKKO YOHEI

デコトラ熱の再燃が収集対象の変化に影響を与えたなあと思う今日この頃。
長らくネタを温めて置きながらも完成までに時間を要したアイテムが完成したので漸くお披露目。ぱっと見でベースに検討は付くだろうか?

No85のスーパーグレートをストレッチ……と思わせて、ベースはNo.127のスーパーグレート・コンクリートポンプ車の加工品。
低床4軸を引きずり化し、そのままだとホイールベースが長い気がしたのでぶった切って数ミリ短縮するという暴挙に出ている。ホイールは企業秘密だが、察しの良い人ならなんのホイールかすぐに検討が付くはず。

通常品を弄ってデコトラを複数台制作して来たが、今回ロングの方で荷台をフルスクラッチして制作。通常品も悪くはないが、ロングベースだと存在感が桁違い。実に威圧的でまさしく「デコトラ」にピッタリ。

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さて。トミカをベースにデコトラを制作してる人は結構見かける印象で、中には本当に工芸品的というか、デコトラを極めている方も居て敵わないなあと感じる一方、当方が目指す方向性とも違うなあと感じるのもまた事実。しかしクオリティは圧倒的にあちらに軍配があがるのだ。精進あるのみ。

今回、完成させて色々感じるのはデコトラ然り、カスタム系マシンの制作の難しさ。
「既製品」的な雰囲気、つまりデフォルメの範囲と実車同様のリアリティあるカスタムの丁度良い塩梅を見つける難しさ。良い落とし所を探るにはまだまだ時間を要するなあと感じた部分。

結構満足行く出来に仕上げられたと感じる一方で、シートキャリアとバイザーを兼ねたパーツがデフォルメしすぎたかもしれないと感じるし、ロケットは削りすぎてる部分があったり、リアバンパー側のサイドスカートとサイドスカートの高さが違っていたりと細かいところでやはり気になるところは多く。まだまだブラッシュアップ出来るポイントは多い。

そういう意味では、こういうガチの「アートトラック」よりも所謂「お仕事車」と言われるようなメッキパーツとちょっとの装飾品とちょっとの派手なペイントで留まってるトラックの方が作りやすいのかもしれない、なんて。
次のアイテムはそういう「お仕事車」よりで制作予定。まあスキルを上げるにはやはり数を熟すのが一番なのでちょうど良いだろう。

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今回のこのアイテムに合わせて……というわけではないが、峠Sこと、白いS15とR改こと、紫のR32とも並べて。
実をいうと当方がプレイしたデコトラ伝説は「男花道夢浪漫」くらいで、「真・デコトラ伝説」は未プレイ。しかし、デコトラ伝説の中で一番、ゲーム的に改造して面白そうだなあと思えるのは「真」だったり。

ぶっちゃけた話、個人使用の範囲に留まってるとはいえ、箱絵はかなりグレーゾーンだよなあと思いつつ。
当方が長く推しているキャラクター、獣の傭兵。原作は既に完結済み。今後、メディア展開がされるとも思えないのがなんとも寂しいところだが、こうして記憶に残り続けるだろうなあ、と。

まあ作中では「虎」は存在しないようなので「白虎」と言い切ってしまうのは語弊があるのだが、そこはご愛嬌ということで。

ちなみにボディカラーのグラフィックは2年程前に静岡に行った際に目撃した、九州地方の某運送会社を参考にしている。
こういうボディの塗り分けもまた、デコトラの「センス」の一部でもあるよなあと。単色やツートンでシンプルなものもあれば、複雑な塗り分けのものから、グラフィックまで多種多様。そこもまたデコトラの面白さ。

以下、音楽の話。

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ひとつの青春

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TOMICA NISSAN SILVIA S15 -KIMEEMAL-

人によって青春時代の思い出は違うだろうが、当方にとって青春時代というか中学生のあの時に随分と印象的で、それで居て、今でも好きな作品と言えば、やっぱり東方projectだったりする。

小学生の頃からYoutubeやニコニコ動画を見ていたので、東方そのものはぼんやりとながら知っている、程度だった。
しかし、本格的に知識を付けるくらいには出会いは今から12年前の3月。地震の後、メンタルが落ち込んでいた時期に偶然オススメ動画に表示された東方GTAの『文のSA取材紀行』が本格的に東方を知る切っかけになった。

R18指定のゲームながら既に動画でその存在を知り、実際にLCS、VCS、SA、IVとプレイしていたGTAだけども東方GTAの存在はほぼ知らない上、あまり興味もなかった。

しかし、この作品に興味を抱けたのは、その作風。主人公は確かに東方のキャラクターである、射命丸文だった一方で、メインストーリーに絡んでくるのがスウィートにビッグスモーク、ライダーと言ったSAの主要キャラクター達。

いや、正しく言い換えるのであれば、原作SAのメインストーリーの流れに沿いつつも、東方キャラクターを上手く馴染ませて、シナリオを再構築していたのだ。これは当方が知る限り、他作品では全くと言って良いくらい見られなかった作風。
逆に言えば、この作風のおかげで取っつきやすさが勝り、当方が東方GTAを、東方projectを知るきっかけになった。ある種、これが当方における、原点の一つ。

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残念な事にこの作品は完結を果たすことはしなかった。その大きな要因は東方GTAを作る上で欠かせないModを巡るトラブル。ゲームブログでは無いので、詳細は割愛するが、クリエイター達にとって”水を指すような”出来事だったのは間違いない。況してや、状況から言って寝耳に水、状態だったのだから。

さてミニカーの話をば。
いろんな映画やドラマでスクリーンを駆け抜けた名車があるように、この作品にもそういったアイコニックなマシンが登場する。
それがこの「KIMEEMAL」こと、S15シルビアのドリフトマシン。

射命丸文の二次創作キャラクター「きめえ丸」をモチーフにしたこのマシンはKITTのオマージュ的要素も持っており、それでありながら上手い具合に東方の設定とGTAのゲームシステムをマッチングさせていたのも記憶にある。チート性能でありながら、主人公が使いたがらないハンディキャップがあったり、唯一無二とも言える弱点があったり、そういう魅せ方も上手かったように思う。

今回、それを再現したモデルがこれ。と言ってもトミカのをそのままに、塗装だけ合わせている、謂わばトミカによくある「特注」とか「なんちゃって仕様」をイメージ。実際のKIMEEMALは巨大なGTウィングにエアロパーツが取り付けられており、D1に出ていたS15がベースになっていた記憶。ホットウィールで作るのであれば、敢えてそうするのも悪くないかもしれないがいつになるやら。

今年で更新停止からどうやら10年目。制作者のツイッターを見る限り、もう改めて更新することも無さそうではあるのだが、今でも語り継がれるような、そんなクオリティの作品に思えてならず。

考えてみれば、あの時代、まだまだ東方GTAというジャンルに活気があった頃、制限がなにかと出てきてしまうGTAを用いていながら、レベルの高い作品は本当に多かったなあと。
上手く、SAのストーリーを下敷きに、キャラクターを置き換えたり、展開を考えたり。東方はその性質上、二次創作作品が非常に多い作品なわけだけども、もし東方GTAがなければ、東方に興味を持つ事はなかったかもしれないなとしみじみ。

以下、音楽の話。


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タクシーコレクション2022

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苦節でも無いものの、ここまで作るのにおおよそ2年程。うーん、大分時間が掛かってしまったなあ。というわけでご紹介。
ホットウィールなら「Then and Now」シリーズで、トミカなら「二世代トミカ」と呼んだところか。トミカリミテッドにて2009年夏に販売された「タクシーコレクション」、クラウンコンフォートでリリースされた4つのタクシー会社/グループのものを「JPNタクシー」で再現したもの。

既に当ブログで何回も出してるどころか、擦りまくっているネタだが、せっかくここに新旧車種でのカラーリングが揃ったのだから、紹介しないわけにはいかないだろう。

ということで、続きから。

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2021年、東京の変化

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街は移ろい往くもの。街を走る車もそれは同様で、特に、はたらく車は乗用車と比べて、走行距離が伸びがちで都内では入れ替わりも激しい。

そんな都内で、昨年「新しい顔」が各分野から登場したのはある種、一つの「時代の区切り」であり、「新しい始まり」を感じたり。やはり街を走る車もまた、その国、その地域を象徴する要素としてのウェイトが大きいように思うのだ。

実は昨年のうちにやりたかったが、なかなか制作を終えるまで時間がかかってしまい、年を明けて、年度を跨いだ今のまとめになってしまったのが残念でもあるが、気を取り直して。

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TOMICA TOYOTA CROWN POLICE CAR

既に紹介済みなのでややあっさり気味に。新型クラウンの噂が跋扈してる中、現行クラウンのパトカーが昨年登場。秋頃には続々と各地域で納入が進んだ一方、警視庁に納入されたのはやや遅かった印象。とは言え、それでも昨年中なのだが。

白黒警らパトカーの次は覆面パトカーの導入も進んでいるようで、結構擬態しているとかなんとか。ホイールやフロントバンパーに設けられたヒッチ用の穴で割と識別できそうな印象があるのだが、普通走っていて真横や真正面なんて見ないし、見れるタイミングではサイレンが生えてる事だろう……。

パトカー、それも国費で入る全国に配備されるパトカーはクラウンと相場が決まっているし、新型クラウンが出てもそれは変わらないような気もするが、今後どのような変化をしていくのか。

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で、実を言うと一度も警視庁の220系クラウンパトカーを見たことがなく。地元の警察や都心部ではまだまだ配備されて居ないように見受けられるのだが、はてさて……。
しかしどういう因果か、220系クラウンパトカーより先に、退役がほぼ確実視される180系を今になって記録できるというのもまた。パトカーとしての役目はほぼ終えて、アシ車のような雰囲気だったが、それでも久しぶりの警視庁の180系だった。

なんて記事を書いたその日に記録できてしまったので実写画像も追加。

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TOMICA TOYOTA JPN TAXI GREEN CAB

続いてはJPNタクシー。今年でもう登場から5年経つ事実にビビり散らすのだが、5年も経てばすっかりタクシーの顔として馴染み、特に都内ではタクシーのイメージはセダン型からJPNタクシーのようなワゴンタイプのイメージにほぼ切り替わってきているのではないかと推測する。

トヨタは色々理由を付けたものの、実際のところはコストカットの問題で、指定色に塗ってくれない。
白、黒、深藍の3色から選択が基本。白を買って塗り替える事業者、深藍を導入しJPNタクシー用に新デザインを施す事業者、深藍や黒、白をそのまま使う事業者と様々。

都内では深藍の東京五輪2020限定仕様にプラスで補助金が上乗せされるシステムがあった事もあり、9割以上の事業者が深藍限定仕様を導入。例外は個人タクシーと岩井田タクシー、アシストタクシーくらいか。

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そして今。東京五輪が終わり、ライセンスの関係でステッカーを剥がすことを強制され、今現在の都内ではおそらくステッカーを貼り付けたままの車両は存在しない。
ステッカーを剥がされた深藍のJPNタクシーが多く走り回って居る都内において、準大手であるグリーンキャブはなんと自社で自社カラーを塗装し、ここに来て都内で「指定色JPNタクシー」が復活。

とは言え、本来のグリーンキャブの指定色とはやや異なる部分があり、それは深緑色だったはずの上半分の色が深藍である点。まあ深藍をベースに塗り替えているから当然なのだが。
JPNタクシーという車種、深藍が主流という点、コストカットを上手く調律した点は評価したい。

最初は14台でスタートしたらしいが、ゆっくりと台数を増やしているという話で。まあ元々グリーンキャブをあまり見かけない事もあってか、一度、フォロワーのコネクションで乗った事を除けば4回しか目撃出来て居ないのだけども……。

この波に乗っかって、他の事業者でも指定色JPNタクシーを走らせて欲しいところだが、やはり全塗装はコストも掛かる上、都内では色付きの入場を制限している、企業契約乗り場も多いとも聞く上、指定色系はドライバーが避けたがる傾向があるとも聞くので、費用対効果的にはあまり大きくはないのかもしれない。指定色、良い文化だと思うのだがこれも時代の流れなのか……。

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TOMICA MITUSBISHI FUSO AEROSTAR MP38 TOEI BUS

既にバスコレで少し言及した都営バスの新車、G代。目出度く2022年度も三菱ふそうの導入が決まったので、これで都内全域でMP38が見れる事になるのだとか。

昨年までの8年間、連続していすゞが落札していた都営バスの新車。その兼ね合いで都営バスでは日産ディーゼル製や富士重工業製のバスが引退し、代わりにジェイバスのエルガが導入されるという状態が続いていた。

そのせいで、気付けば都営バスの7割くらいはエルガなのではないかと錯覚するくらいには、どこもかしこも新旧エルガ……という状況が2020年まで続いており、最初は現行エルガが初登場した際には「格好良い」と思っていたのも束の間、流石に5年も連続して同じ型のエルガが導入されると有り触れた、見飽きたものへと変貌。おまけに旧エルガも一定数走っている事もあって、確かにその間も日野のブルーリボンハイブリッドやスカニアのバスやトヨタ・SORAが導入されていたと言えども、益々興味が薄れていくような状況だった。

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と、そんなところに、2021年度はなんと三菱ふそうが8年ぶりの落札。そして都営バス初導入となる現行エアロスター、MP38型。どのようなデザインで来るのか?と興味湧いていたところに蓋を開けてみれば非常にカッコ良くまとめられたデザイン。久々に都営バスというか路線バスで盛り上がってしまった。

まあ今後、また数年以上に渡って同一形式で導入が続けば、エルガの時と同じく「見飽きたもの」になる可能性も0では無いのだが……。

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ということで都内で特に目立って「新しい顔」となった3台をご紹介。

正直、トミカが公式でこれをリリースすべきだと思うのは当方だけだろうか?

未だにNo.110のクラウンは200系クラウン。いつまで居座る気なのか。売れているからとは言え、200系クラウンパトカーはやはり減ってきていて、見かける機会はかなり減った。そろそろ220系クラウンパトカーに交代する時期のようにも思うのだが。

次にNo.20のエルガ都営バス。現行エルガはB~F代までの5年間、都営バスに納入されたが、トミカが製品化したのはB代とC代のモデルでドア周りの塗り分けが若干異なるモデルで、トータルで見るとやはりD~F代の3年間で導入されたピラー及び窓枠がブラックアウトされたモデルの方が多く、若干「コレジャナイ」感が拭えなかったり。
そもそも、エルガが都営バスを含めて3種類も使っている現状。せっかく話題性もあったのだから、No.20をG代H代のMP38にしても良いのでは無いだろうか。

最後にJPNタクシー。既に金型を酷使したせいで大分状態がよろしくないモデルがちらほら出ているようだが、金型の話はおいておくとして、No.51のクラウンコンフォートと異なり、「トミカ交通」のような文面も入らない、カタログモデル状態なのでタクシーに見えないという意見もちらほら。ここは一つ、「タクシーらしい」カラーリングとひと目見てわかるので「グリーンキャブ」にしてしまっても良いのでは?

……という個人的希望を書いたところで。今のような、海外市場にそこまで視野を広げずに、国内偏重の頃だったら、グリーンキャブはともかく、クラウンパトカーの世代交代や、都営バスのモデルチェンジもあり得たのではないかと思えてしまったり。

まあ昨今のトミカはコストカットが顕著ではあるので、金型も都合良く、効率良く、コストカットを計っているので致し方ない気もしつつ。

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郷愁

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TOMICA TOYOTA JPN TAXI KYODO MUSEN TAISHIN KOTSU

郷愁。結構このワードを使う事が多い気がするけれど、やっぱり誰しもが持ち合わせてる感覚なのではないかと思う。似たニュアンスの言葉で言うなら「ノスタルジー」「懐かしさ」か。

その昔。トミカのタクシーは実際に走るタクシー会社のカラーリングを模して居ながらも、その殆どが架空の会社だった。多分50周年に際してまとめた記事でも触れていた部分だと思う。

当然、当方が幼少期に持ち合わせていたトミカのタクシーも「ニュータウン交通」なり「トミカ交通」なり「無線タクシー」なりで、実際に街中で見かけるタクシー会社は皆無だった。

そんな中、トミカのギフトセットで2004年12月に販売された「街ではたらく自動車コレクション」にはなんと当時共同無線に加盟していた日生交通のタクシーが含まれていた。
車種は170系クラウンで、実車には無いチョイスで少し違和感というか「コレジャナイ感」が幼少期ながらもガッツリタクシー好きだった当方が抱いていた感想だったが、それでもこのギフトセット名に恥じない、「街ではたらく自動車」と呼ぶのに相応しいアイテムだった。
まあ、それが出てもやっぱり当時日産車推しだった当方のお気に入りは変わらず「ニュータウン交通」のセドリックタクシーだったが。

それでもやっぱり、「トミカになった」実際のカラーリングのタクシーの一つというだけあって、何かと共同無線カラーは思い入れが強い。何より、このカラーリングは結構特徴的だし。

で。今この記事を書いてる2022年現在の当方が少し、この共同無線の170系クラウンについて補足。

ギフトセットより先にどこで流通していたのかはイマイチ調べても見当たらないのだが、「非売品」として、日生交通が特注として作っているものが、それこそギガの宇部興業よろしく、通常品入りしたものと思われる。

当時違和感を感じていた、ベース車両の170系クラウン。トミカのクラウンコンフォートが出たのが2007年の7月というのも当然あるのだが、おそらく日生交通にクラウンセダンが在籍していた兼ね合いも有ると思われる。当時の都内のタクシーはやはりクラウンコンフォートとセドリックの、それもベースグレードが主流でハイグレード化こそしつつあったが、まだまだ多くはなかった。

そんな中、日生交通は共同無線カラーのクラウンセダンを導入しており、当時のトミカのラインナップの中で一番「クラウンセダン」っぽい、170系クラウンを選択したのではないか、という推測。

そして日生交通のクラウンセダンというのもまた、なかなか有名な車両で、テレ東が放送した番組「日本のタクシー大冒険」の2作品目で実際にガソリンモデルが海を渡り、ニューヨークを走っている。
その2作目のニューヨークへ行く企画は2004年の放送らしく、もし特注を掛けたとすればその辺の兼ね合いなのではないかと思うが、その辺は有識者にご教授願うとして。

今回、行灯はプラ棒を加工してデカールでそれっぽく。カラーリングやデカールはいつも通り。共同無線に加盟していた墨田区のタクシー会社、泰進交通にしてみた。同社はセドリックを愛用していた後、セドリック生産終了後はトヨタ車に切り替えていたが、昨年1月にどうやら廃業したようで……。

共同無線そのものも、2015年10月に解散し、三鷹の寿交通を除く9社が日の丸自動車に合流し、共同無線カラーは消えるもの……と思いきや、寿交通がそのカラーリングを引き継ぐに居たり、現在に至るというエピソードがある。
とは言え、共同無線のストライプカラーにはいくつか種類があり、トランクのストライプの長さもさる事ながら、青色・赤色に明暗のバリエーションが存在したり、青色では無く緑色のものが存在した!なんて話も聞いた覚えがある。眉唾かもしれないが、そういう遊びココロが共同無線にはあったのをよく覚えている。そしてAVにドライバーが出ていたのも知っている。

ハイグレード化を割りとしていた泰進交通なので、今回は「ハイグレードの匠を導入」していた泰進交通が「共同無線カラーに塗り替えていたら?」をコンセプトに。ということで分かりづらいだろうが、バンパーが実は深藍をイメージしたダークブルーに塗ってあったりする。多分伝わってないが。

行灯はデフォルメ兼ねた大きさのものを屋根中央に設置しているが、もしJPNタクシーが登場してからも、共同無線が実際に残っていたとするならば、行灯は前置きなんじゃないかなあ、と思わなくも……。

そういった意味で、これを完成させてなんだか懐かしい気分になった。今はないカラーリングというのもあるだろうが、このカラーリングに旧ホイールのマッチ具合と言ったらもう……。何気に、RX500とJPNタクシーはどうやら車幅がほぼ同じようで、軸の方にちょっと手を加えるだけで加工要らずに履かせられるのでもう少しRX500のホイールが欲しいところ。

と言ったところで〆。
以下、トミカの架空タクシーカラーの元ネタを覚え書き的に記しておこうかと。

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ぼのぼのする

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TOMICA ISUZU ELGA

ぷちカスタム。シールベタベタ状態のアレのベースカラーを見てふと思い立ったものが、ぼのぼの。

当方にとって、ぼのぼのは幼少期に見ていたアニメで、テレ東版のぼのぼのは未だに好きだったり。
今も放送中のフジテレビ版も決して悪くないのだが、汗の効果音だとか、ぼのぼのののんびりとした喋り方、故藤原啓治氏のアライグマくんの声とか、色々とテレ東版の方がやっぱり馴染み深い。

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都バスにするかなーなんて思ったりもしたのだがそうすると前部分は緑&都営マークが必須。かと言って、他のバスは詳しくないし……で結局そのまま。
それにしても、バスはトラックの荷台についで大きなキャンバスのように思う。バスのラッピング広告が積極的なのも、トラック以上に走るルートが固定され、更には市民の足として使われてるからに他ならないのだろう。どれくらい費用対効果が見込めるものなのかは詳しくないが。

今年でぼのぼのは35周年という話だし、臨港バスじゃないにせよ、どこかのバス会社でキャラクターラッピングバスを走らせても良かったのではないかと思ってしまうのは当方だけだろうか。

思えば、フジテレビで新たにぼのぼのがアニメ化されたのも30周年を記念してのことだったような記憶がある。むしろ、ぼのぼのアニメが再スタートしてから5年も経ったという事実に驚いてしまったり。あの時当方は高校生。最初のうちはしっかり録画して見ていたのだが、録画環境が無くなってしまってからは全く見なくなってしまった。見たいとは思うのだが。

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左右で色違うんだよなあとか色々思いつつ。昔も今も改めてぼのぼのが好きなのは、やっぱり作風と程よい緩さからか。今時ぼのぼのが好きな人ってのは多分当方よりもっと上の世代な気がするが、当方の世代、あるいはもっと下の世代にも好きな人って多分居るんだろうな。

そういえばフル3Dアニメ映画をやるという話を小耳に挟んでいるのだが、それってどうなんだ、と。動物を3DCGって難易度高いように思うし、ましてやデフォルメ調の強い作品だとより顕著な気がしてならない。事実、先行カットを見ると違和感が凄い。

攻殻機動隊のように、絵柄自体がリアル寄りの作品ならまだしも、子供向けによく見られるカートゥーン調の物を立体化する難しさと言ったら。それに作ったとして、それが受け入れられるかもまた別問題で……。
例えば、始めから3Dで作られているゲームをそのまま3D映画化は大いにアリだし、実際バイオハザードのように受けているケースも多々あるが、その一方で、アニメやマンガを3D映画化というのは不可逆的なことを無理やりやっているような、そんな気がしてしまう。

にもかかわらず、昨今、やたら3Dアニメが増えてきている印象がある。あのジブリですら3Dアニメに手を出した。あの作品は興行収入的にヤバそうだが。
でも、ジブリの良さってのはあの絵柄とシナリオの相乗効果であって、片方が掛けてしまうと途端に……と思ってしまう。アーヤと魔女だったか、もしこれがいつものジブリの絵柄なら絶対観ていたと思うが、3Dのそれを観ようという気にはならなかったり……。

というか、3Dでアニメを制作側がやるメリットとはなんなのだろう?
3Dモデリングを少し齧っているからこそ、その難しさや手間ってのはかなりのものなのだが、絵を描くよりかは効率が良いということなのか?

と、大分本題からそれてしまったような気もするが、エルガのキャストそのものはエトセトラで触れているので、偶にはこういう逸れた話題も良かろうと。

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余談。久々?でもないが失敗。急がば回れとはこの事を言うのだと。
ブライトレッドを塗るのはやっぱり難しいなあなんて思ったり。ちょっと厚塗りしたらこのザマ。カブってしまった。とりあえずクリアーがある程度乾いてからマスキングして赤を上塗り、塗装面を均して再びクリアーを入れるとしよう。やはりこの色は薄く何度か塗り重ねてから一気に厚く塗るのが正解なのだろう。ぼかしを入れてるのは何のネタかは完成してからのお楽しみということで。

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ホットドッグはいかがかな?

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TOMICA TOYOTA TOWNACE DAIGAKUDOH

さて。答え合わせから。当方が制作していたのはかの有名な、今は亡き移動販売車の大学堂。ポプテピピックでもパロディネタが出てきた辺り、そこそこ知名度はあるようだが、一方で販売地域が東京東部(つまり東京の下町)と千葉の市川市街地近辺だったとのことで、実は超超ローカルネタ。

そして大学堂と言えばやっぱりあの妙に耳に残る癖の強い音楽。



この音楽を流しながら、夜な夜な現れる黄色い移動販売車が妙に印象深かったのを覚えている。幼少期の頃の当方の思い出。尤も、ここのホットドッグを食べたことは一度も無いのだけども。一度食べてみたかったなあ、なんて。

当方が見かけたここの移動販売車は動画のサムネイルにも使われているトヨタのクイックデリバリーをベースにしたものだが、調べてみると営業終了する前後はボンゴトラックをベースにした物や、それこそ今回当方がベースにしたタウンエースベースの物も走っていた様子。まあ同じタウンエースでも実車はバンベースでトラックベースではないようだけども。

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本当に内輪ネタ通り越してローカル過ぎ、かつ世代的に当方よりももっと上の世代のネタのようなので本当に話の通じる人が極々僅かなのだけども、もし、大学堂が廃業する前にトミカで特注を出していたら……なんてコンセプト。まあ突貫工事で作ってしまったのでちょっと艶が足りなくて個人的にはイマイチなのだけども。気が向いたらクリアー吹き直すかな。

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しかしこのNOVAうさぎみたいな謎のピンクのうさぎは何者なのか……謎は深まる。
人手不足もあって、廃業してしまった大学堂だけども、やはりあのインパクトの強い曲のおかげで人々の記憶に残り続けている気がする。
昨今、老舗が廃業したりすることも増えて、COVID-19によって色々な蓋をされてきた問題が吹き出しているような、そんな気がしてきてしまう。前のフェラーリ・ローマの記事でも触れた事なので改めて掘り下げはしないが。

一応言っておくと大学堂が廃業したのは2017年のことで今から4年前のお話で、COVID-19は関係ない。
しかし、もう4年と考えると時間の流れの速さに驚かされてしまうし、なんだかあっという間に時間が過ぎ去っていくのを寂しく感じたり。

このネタ作ろうと思ったきっかけはバブル期だったり、それより少し後の、当方が生まれる10年程前の東京を探索していた動画を見て触発されたから。引っ越しだ、なんだでバタ付いてしまったので全く着手出来なかったんだけども。

と言った所で〆。以下、また音楽をベタっと貼っておいて。

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あり得たかも知れない未来

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TOMICA TOYOTA CAMRY POLICE CAR

先月からSNSで目撃情報も出だし、トヨタ公式でも確認できるようになった新型の「クラウンパトカー」。
220系クラウンはトランク容量の関係でパトカーに使えないなんて噂があったが、トランクスペースを計測し直すことで、それをクリアしたのだとか。

で、今回ベース車両の提供を受けた上でリクエストのあった車両を制作したのでそれをご紹介。カムリのパトカー。

一部メディアなんかでは220系のトランクの容量不足を考えると、FFとはいえポストクラウンにカムリが来るのでは?
なんて記事もあったりしたのだが、結局当方の予想通りというか、220系クラウンがしっかりとスライドしてきたのでカムリパトカーの可能性は潰えた。
無論、各都道府県の独自予算で導入される車両で今後出てくる可能性も無きにしもあらず、だが現状カムリは東京都、つまり警視庁が導入してる覆面パトカーくらいでしか導入されていない。このカムリ、TRDエアロで結構目立つのだとか。

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しかし、カムリのこの姿は「あり得たかも知れない未来」で、クラウンがパトカーで無くなる日だって、訪れないとは断言できない。以前記事にしたように、次期型クラウンは、従来のクラウンのそれを貫き通すとは限らないのだ。それはトヨタ自身も理解している筈。

無論、当方としては赤字覚悟だったとしても、クラウンを貫き通して欲しいと思う。トヨタの代表格とも言える車だから。
しかし時代の流れに適応出来なければ、そもそもでメーカーすら存続できない可能性すらある現代において、クラウンがクラウンらしく居続けるのもまた難しいと言えそうな。

と、多分被る話をした所で、本題。

実はとある作品で現行カムリのパトカーが出てくる。その作品の時代設定は2045年。
四半世紀後にまだこのカムリ? なんて言ってしまえば、この作品に出てくる車の多くは現代のそれと然程変わらないどころか、下手したら古い奴も紛れてるくらいなので、気にするだけ野暮というもの。だが近未来的アレンジが加えられているので、不思議と違和感は無い。

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その作品とは、「攻殻機動隊 SAC_2045」、昨年Netflixで独占配信された作品だ。
当方の好きな作品の一つで、幼少期に親が見るSACを横でちらりと見ていたのが今の「サイバーパンク好き」に繋がってるのかも知れない、なんて思ったり。
サイバーパンクを語る上で攻殻機動隊は間違いなく外せない作品で、そんな攻殻機動隊の新作がSAC_2045だが、ファンからの反応はしょっぱかったり。

ただ、当方に言わせてもらうと、SAC_2045は「カジュアルにした」攻殻機動隊であって、従来のような複雑さを求めてしまうと、肩透かしを食らうかも。当方は早い段階でそういう作品だと割り切って、公安9課の活躍とあの世界観を見れるものだと判断した。
こうは言いつつも、当方にとって、SAC_2045も好きな作品に変わりはない。
例え、賛否あれども、ポップカルチャーのアイコンの一つとなった攻殻機動隊として捉えれば、ただのポップカルチャーに留まらない作品なのもわかるからだ。

ただ、シーズン2はいつなのだろうか。昨年の時点でシーズン2更新が発表され、更にはレコーディングも終了しているという話なのだが、シーズン1から1年と数ヶ月経った今、発表されてるのはコラボ商品だったり、シーズン1を映画にまとめるという話程度で一向にシーズン2の話は聞かない。モーションキャプチャーの問題なのか、はたまた別の所に問題があるのか。
ストレンジャー・シングスの新シーズンは撮影が終了していないので未だにシーズン配信が出来ないようだし、これもそんなところなのだろうか……。続きが気になる終わり方なだけに余計にモヤモヤしていたり。

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TOMICA TOYOTA CROWN POLICE CAR

ついでにこちらも紹介。220系クラウンパトカー。今年の1月半ばくらいに完成させた記憶があるので何気に半年前の作品……?
改めて見てみると1箇所だけ実車と相違する点があるのみで、面白いくらい塗り分けが一致していて我ながら笑ってしまった。

そう言えば、トミカからも昇降機付きではないタイプの220系クラウンのパトカーが付属品として出るわけなのだが、通常品のNo.110の200系クラウンパトカー(縮み)はいつまで居座り続けるつもりなのだろうか……。そろそろ10年くらいな気がするのだけども。210系クラウンのパトカーを出す気がないのはわかっていたが、ここまで来ると通常品で220系クラウンのパトカーも出すつもりがなかったり?

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まあ全ては神のみぞ知るところなのだが、流石に200系クラウンのパトカーは都内でも見かける機会が大分減ってきてるのでそろそろ引退させて欲しいところ。どうせギミックレスなのだし、220系をパトカーに仕立てて昇降機付きでリリースしてもなんら問題内容に思うのだが。タカラトミー……。

以下、音楽の話。

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セダンとモータースポーツ

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TOMICA TOYOTA CROWN SAFETY CAR

こういうの、みんな好きでしょ? シリーズの一環として制作。

ツイッターで偶々見かけたGTSのリバリーカスタムの210系クラウンアスリートが酷くカッコ良く見えたので220系で再現。
リバリーカスタムの元ネタになっていたのは十勝スピードウェイにかつて在籍していたという10系セルシオのセーフティーカー。
塗り分けといい、セダンというチョイスと言い、妙にカッコ良く思えてしまい。現在は現行のワインレッドのLSに置き換わってしまっているようで、このセーフティーカーが現存するかは定かではないのだが。

セーフティーカー。子供の頃はサイレンの付いたよくわからない派手な車……程度の認識だったのだが、モータースポーツにおいて、セーフティーカーは欠かせない存在。モータースポーツに事故は付き物。そんな事故の際にいち早くレースを一時中断ないしはコントロール下に置く上で重要な役割を担っている。F1だと最近までメルセデス・ベンツのAMG GTが使用されていたんだったか。遅いと不評だったらしいが。

十勝スピードウェイの事はそこまで知らないし、十勝が北海道にあることくらいしか知識がないのだが、そんなサーキットで重要な役割を担うセーフティーカーがセルシオだったなんて、実に驚きだ。でもセルシオのエンジンはV8だし、街乗り可能なスポーツカーの先導車として考えれば、十分以上の性能ではあるだろうし、ある意味良い選択なのだろう。

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TOMICA TOYOTA CELSIOR SAFETY CAR

で、本題。実は作る過程で知ったのだが、その十勝スピードウェイのセルシオセーフティーカーが実は特注トミカで存在していたということ。トヨタ・スポーツカー・オーナー・クラブ、TSOC特注とのことらしいが、実はイマイチ当方にはわからず。まあカッコ良いからとりあえずヨシというノリなのだが。

最近のトミカの特注に関しては何度か触れてきているのでここでもう一度触れることはしないが、この頃は割とミニカーショップ特注系も多く、バリエーションが多くて面白かったなあ、というのは今一度書き記したく。特注でなくとも、せっかくの金型なのだから、もう少しバリエーションを増やして欲しい所……。

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赤ストライプは面倒だったので再現していないが、これだけでも十分雰囲気は出ているはず。
にしても、新環境になってからライティングの関係で撮りづらくなったのでそろそろ別の撮り方を考えないとなあ、なんて。

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そういえばトミカでサーキットと言えば、ホットウィールidを彷彿とさせるような「デジタルサーキット」なるアイテムが出ているようだけども、アレは今後ちゃんと展開されるのだろうか? 既に爆死臭が凄いというのがコレクター間では認識されているようだけども……。

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新旧並べて。だんだん記事書くの手抜きになっていないか? と言われても否定できない。まあこれ正直に言えばそこまで記事にしようなんて考えていなかったものなので致し方ないのだけども。偶にはこういうレビュー録的なあっさり目の記事も有りなのではないかと思う所存。まあ厳密には諸事情でここ連日2000~3000文字程度を書いてるので多分エネルギーが枯渇してきているだけなのだが。

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ギミックに対するあれこれも散々書いてきてしまったので、特にこれ!ってのはないのだけども、ドア開閉ギミックはあったらあったで面白いなあって感じる並びではあったり。どっちでも良いんだけど。

以下、ちょっとだけ記しておくべきかなあ、と思ったもの。

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迷走

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TOMICA NISSAN CEDRIC CIMA

漸く紹介と相成ったカスタムトミカ。Y31シーマ。飽くまで実車の色ではなく”それっぽい色”だけども、白いシーマ。
そして今月のトミカはキックス。ということでこの時点で察しが付いた方も居るかも知れない。

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女優の伊藤かずえ氏のシーマ。現在、日産側からの打診だったと思うが、レストア中とのことで。
エンジンも1度載せ替えて、走行距離も優に40万キロを超えているという伊藤かずえシーマ。

新車で購入し、末永く愛しているそうだが、それだけこのY31シーマが良い車であり、同時にバブルの象徴ということか。シーマ現象、なんて言われていたくらい、日本の自動車史を語る上でシーマは外せないのではないか、と思っていたり。

トミカでは製品化されている割にカラーバリーエーションが非常に少なく、通常品青の日本製、中国製、40周年記念のベトナム製、そしてTDPの薄青メタリックとギフトセットのパトカーくらいしかバリエーションがないのではないかと思う。
まあこれでも最近のトミカの新車のバリエーションよりかは多い用に思えてしまうのだけども。現行のカムリなんて未だにカラバリが1つも存在していないくらいだし。

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Bピラーレスの所謂「ハードトップ」は80年代後半から90年代前半にかけて、セダンに多く見られたスタイルだと思うが、これって今だと安全性の観点で推奨されないものだし、まさしく「バブル」の象徴だよなあ、なんて。

にしても、日産、有名人の車のレストアには乗り気な割にそういうパーツを復刻させるわけでもないのだから、顰蹙買うだろうな、なんて。そういうところがやっぱり日産というか、顧客を舐め腐ってるんじゃないかと勘ぐってしまったり。まあ日産車を買ったこともないし、買う気もない当方は外野に過ぎないのであんまりアレコレ言うつもりはないのだけども、SNSでY31系乗ってる人のツイートを見ていると、まあ日産がしている事がちょっとアレだとは思ってしまわざるを得ないのだけども……。

メーカーとしては古い車よりも新車を買って欲しい気持ちなのもわかるが、トヨタのようにアレやコレやと用意してるメーカーに対して、日産は新車のペースが遅いどころか日本に入れてくる車種が型落ちだったり、売れそうな車種を入れず、後釜も用意せずに生産終了して放置……なんてパターンも多く、そりゃ顧客が古い車乗るよな、なんて。その割にパーツを用意するわけでもないので、なかなか骨が折れそうな感じ。

そもそも、今の日産はどうにもこうにも、内部で抗争でも勃発しているのではないか、なんて勘ぐりたい状況にはあるように思える。
つい先日も、スカイラインの開発が凍結されたというニュースが出たかと思えば、それはデマだ、と副社長が否定したり、メディアの誤報もよくあることではあるが、そもそもそんな話がどこからか湧いて出てきて記事になったのだとしたら、内部で向いてる方向性がバラバラということに他ならないのではないか、と思うのだが。まあ、副社長が正式に否定してるならば、次期型スカイラインに期待はして良いのだろう。

ただ、キムタクを起用した時点でこうでもしないと不味いんだろうな、っていうのだけ伝わってきちゃうんだけども。

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TOMICA NISSAN KICKS

さてさて。併せて今月のトミカであるキックスも紹介。

何気に出来が良さそうだな、なんて思っていたが、実物を手に取ると、クリアパーツのヘッドライトにギミックこそ無いが窓もしっかり貫通しており、ダイハツ・ロッキーに近いものを感じる出来栄え。
ただ、当方的にはサイズが1/60でやや大きめなのが少しばかり残念ポイントだったり。小さい車が大きめになることは3インチミニカー、ましてやトミカではよくあることだけども、同クラスでライバルのトヨタ・C-HRと比べて薄らデカく見えてしまうのはちょっとばかり残念に思えてしまったり。まあサイズのバラつきが嫌なら1/64のスケールモデル買えって話なんだけども。

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現在、レストア中のシーマに変わって代車としてこのキックスが貸し出されているらしい。
こうして手のひらサイズで並べられるのはやっぱりミニカーの醍醐味だと思うのだが如何か。

さて。伊藤かずえ氏は女優なわけだけども、当方は彼女が一体何の作品に出演しているのか全く知らなかったり。つまり、当方の中のイメージは、Y31シーマをずっと愛用し続けている有名人……というイメージ。
まあ彼女が前線張っていた時期は当方が生まれるよりもずっと前だろうし、当然といえば当然なのだろうけども。

とりあえず温めていたネタが漸く紹介出来た所でこれにて〆。

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