

MAJORETTE VOLVO V90
気付けば8月も終わり、9月。当ブログも4年目? うーん、実感が沸かない。
暦では夏から秋に変わる季節。まだまだ夏の暑さが勝ってるが、これも後半になってくると涼しいと思う日が増えてきて、年の瀬に近づけば寒くなるのだろう。
既にネタとしては大分前になってしまった、マジョレットの新作の一つ、ボルボ・V90。
地元では前段の不人気さが原因なのか、入荷したのは先月の半ばを過ぎてから。マジョレットも、それこそ標識トミカもそうなのだが、食玩系は販売日にスーパーをチェックしたとて、入荷してるとは限らず、根気良く通い詰めながら見つける他ない。
で、今回の一番の目当てはこのV90だった。ボルボの現行車でおそらく代表的なものじゃないかと思うがはてさて。
というよりも、当方の中でボルボの顔がステーションワゴンというだけなのかもしれないが。
アマゾンだったり、P1800だったり、古いボルボは色々あれど、ボルボというメーカーを語る上でやはり欠かせないのは200シリーズではないかと思う。モータースポーツでの活躍もそうだが、今のボルボのブランドイメージを決定付け、更にスクリーンで頻繁に駆け抜けた名車でもある200シリーズ。特に240は当方の中でも割りと思い入れのある車種。赤色の240ワゴンなんて特に。
ここ4、5年でかなり加熱した印象のあるSUV。当然、SUVの人気がコンパクトハッチバック、セダン、ステーションワゴンと言った定番カテゴリの車種を隅に追いやった感じは否めず、現代においてファミリーカーと言えば日本ではまだミニバンであっても、欧米では既にSUVなのではないかと思う。
かつて、ファミリーカーのイメージがステーションワゴンだったのも既に半世紀近く前の話。
北米ではかろうじて一部の日独メーカーがツーリングワゴンを販売しているくらいで、既に北米メーカーはダッジ・マグナム/クライスラー・300ツーリングを最後に製造を取りやめてる。
スバル・アウトバックのようなスタイルでフォードがフュージョン名義でツーリングワゴンを売るのではないかという噂はあったりするが、2022年が後半に入った今でも続報出ない為、ちょっと懐疑的。
スパイショットが色々あるが、来週に新型マスタングのワールドプレミアが予定されてる今、ここで地味めな乗用車を投入するとも思えない。

ボルボの話に戻して。子供の頃、ボルボのミニカーってあんまり無いなあ、なんて思っていたが、それは今でもあまり変わらない印象。いや、むしろここ数年でかなり増えたな、くらいかもしれない。
例えば、ホットウィールでボルボと言えば、大分前に取り上げた850エステートもそうだが、アマゾンワゴンが昨年リリースされ、今度は240ワゴンのカスタムモデルがベーシックでリリース予定。琴線に触れない弄り方だったので買うかは未定だが、ここに来てホットウィールでボルボがゆっくりと、でも確実に充実こそしてきている。
でも逆に言えば、ホットウィールでボルボはまだこれくらいしかないのだ。
一方、マッチボックス。2000年代にP1800にSUVのXC90をリリース済み。後はC30やV60……が思い当たるが、少し調べてみると90年代に760に480ESとかいうドマイナーなやつをリリースしているようで。
そしてマジョレット。240を筆頭に、760とXC90を製品化済み。後はトレーラーヘッドがあったくらいで、あんまり数は多くない。
トミカ。富士重工の連節バスを除くと、モータートミカのV70とXC90の2つだけ。後は今度出るC40リチャージくらい?
こうして書き出してみると、意外と数があることに驚くのだが、逆に言えば80年代から現代にかけて、これくらいしか出ていないとも言い換えできる。モータートレンドに間違いなく影響を与えていたはずのボルボのミニカーがそこまで多くないと考えると、ボルボの戦略的ななにかがあったから製品化されにくかったのか、将又ミニカーにする魅力が乏しいと思われる何かがあったのか。
でも考えてみると、同じスウェーデンのサーブのミニカーも3インチには無い印象が強く、更にケーニグセグもホットウィール以外の3インチは最近まで出てこなかった。そう考えるとスウェーデンという国の方に何か、ミニカー化を疎くさせてしまうものがあったのではないかとも思えるが、はてさて。
それにしても、久しぶりのマジョレットのボルボがステーションワゴンのV90というのは小気味良いもので。最近のマジョレットらしい、非の打ち所のない出来栄え。マジョレットのこの独特の味はやっぱり好きだなあと思いつつ。薄らデカいのもそうなのだが、こう、トミカのクリアパーツやホットウィール、マジョレットの雰囲気ともどこか違う空気感が漂う。
ただ、願わくば、シトロエンC5XだとかDS9だとか、もうちょっと”フランス”を感じるアイテムを拡充してくれても良いのでは?と思わなくも。
でも最近のラインナップを見ると、生産国のタイをメインに据えつつ、ミニカー好き、車好きにラインナップを寄せていってる気がする。
かつてマジョレットと言えば、イタフラミニカーの登竜門な印象があったが、今のラインナップを見るとあまりそういう感じはしない。ある種、その年代年代に割りとその時の作り手の感性や好みが混ざってる気がするマジョレット。
トミカがそうであるように、マジョレットもまた時代時代の”味”があり、色々な年代のものを集めて並べるのも楽しそうではある。

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