

HOTWHEELS NISSAN SKYLINE GT-R R32
今月のホットウィールの単品アイテムの一つ。以前程熱が無いとは言いながらも、気になったアイテムはちまちま買っている。
今月は珍しく色々と買ったのだが、それもこれも細かい彩色の練習を兼ねて。
どこのカスタムミニカーブログで見たのかすっかり失念してしまったのだが、筆で彩色をする練習に最適なのがキン肉マン消しゴムだと書いていた記憶がある。
当方は生憎、世代でもなければそもそもその手の作品にあまり興味がないまま育ってしまったのだが、その練習台代わりというか、ホットウィールのベーシックは彩色の練習に最適に思っている。
当ブログを読んでくれている諸兄の方々はご存知だろうが、サイドのタンポが凝っているとヘッドライトやリアライトの彩色がオミットされてることもホットウィールのベーシックではなんら珍しい事ではない。
故に、ライトを塗ってディティールアップというのは以前からよくやっていた事だったり。
マテル特有の立体的な彩色でなくとも、ヘッドライトをシルバー、リアライトを赤に塗るだけでも大分印象というのは変わって見えてくるもので。

さて。ホットウィールでR32と言えば、ノーマルモデルが5年程前に登場しているが、この金型はそれよりもずっと前に登場した金型……を改修し、別パーツだったウィングがボディ一体形になっているもの。
この古いタイプのR32はカスタムモデルでエアロにウィング、ボンネットもカスタムされ、ヘッドライトも左側に吸気用のダクトらしきものが設けられたタイプに換装されており、コテコテのカスタマイズモデルだったり。デフォルメも相まって、当時のホットウィールらしくもある。
正直に言って、新しいタイプのR32金型はライト周りのモールドが非常に甘く、カスタムにもイマイチ不向きに感じて、リアルライダー以外のバリエーションがイマイチに感じるのだが、こちらはライトのモールドがくっきりしており、非常に好感触。
人により、当然好みはあるが、ノーマルの方が好きな傾向のある当方から見ても、こちらの金型の方が好みだったり。
今回、ライト類の彩色に加えて、ホイールを余っていたリアルライダーに換装。運良く、タンポのカラーリングに近いものでもあり、なかなか似合うように思う。
それにしても、かつて「ゴジラ」という愛称が付けられたR32 GT-Rに「ゴジラ」のタンポ印刷を施すこのセンスは正しくマテル。脱帽というか、アメリカンだから為せる技に思える。トミカにはなかなか出来ない芸当に思える。ゴジラのゴジラ。駄洒落だが、それが洒落ているのが実にニクい。
とは言え、方向性が違うのもまた事実。故に、トミカにはトミカにしか出来ない「ニクい」事をして欲しいなあとも思ったり。まあ今のタカラトミーにそういうセンスがある人が居るようには思えないのだけども……。
以下、最近の流行りやらマイブームに関する雑記。
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HOTWHEELS TOYOTA HILUX 1985
今月のホットウィール。レトロエンタテイメントシリーズの単品売り。単品売りになったことで敷居が下がった一方で、日本に入らないアイテムが増えたり、そもそもで朝に並ばなくても買える環境からどうにもこうにも、割りと熱が下がったなあと思う機会が増えたのは前の記事で少し書いたような気がするが、それはそれとして。
逆に言えば「買いやすくなる」ということは「本当に欲しいアイテムを吟味出来る」事でもあり。コレクターの性として、ライバルに渡すくらいなら自分が持っておいた方が……なんていう、人間らしいマウンティング行動を取っていた時期もあるのが懐かしく。ホットウィールの単価が安かったのも大きいかもしれない。

マテルはよく再録アイテムをやる事が多いのだが、これもそんなアイテムの一つ。
トヨタ・ハイラックス。ただのハイラックスと侮る事なかれ、名作中の名作、「バック・トゥー・ザ・フューチャー」で主人公のマーティが所有していたハイラックス。
過去にリリースされたこのアイテムは単品売りがされる前という事に加えて、流通量自体が少なかった時代ということもあり、ヤフオクなんかで見かけると定価の2倍以上という、それなりの金額の相場だったが、再販のおかげで少しばかり相場も下がったのではないかと思うが、はてさて。
作中に登場するハイラックスと比べるとフロントのカンガルーバンパーがなかったり、ホイールもこっちより一昨年辺りから登場したドットタイプのオフロードリムの方が似ているような気がするのだが、ホットウィールあるあるの「既存キャストで可能な限り再現した」モデル。トミカは「新金型を興して」再現する傾向があるようにみえるので対局に位置するなあと思うと共に、可能な限り再現するだけでも「それ」に見えるのはスクリーンを駆け抜けた名車の選定が良い事の裏返しなのかもしれない。
そういえば2015年にタコマをベースにこの仕様を北米トヨタが再現したモデルがあったなあと……。


HOTWHEELS PLYMOUTH BELVEDERE 1958
こちらはプリマス・ベルベディア。某リサイクルショップにて格安でルース品を入手した物。
てっきり、レトロエンタテイメントでリリースされた、「クリスティーン」のベルベディアもとい、フューリーかと思いきや、旧ブールバードでリリースされたベルベディアらしく。赤色のベルベディアと言えば、やはり思い起こされるのは映画「クリスティーン」に登場したあの車。作中では「フューリー」として登場し、実際にフューリーも使われている一方、この派手な赤いボディカラーはフューリーに設定されておらず、ベルベディアがフューリーとして作中内に登場している。
昨今、映画……というよりエンタメ界隈では「その属性の人がその属性のキャラクターを演じるべき」という論調が強い印象で、しばし議題に上がっているようだが、「俳優」という職業はなりきって演じるものだと当方は考えるので、例えば、ストレートの人がゲイの人を演じても良いのでは? と思っていたり。突き詰めたら、殺人犯を演じる事が出来るのは本当の人殺しだけ、ということになってしまうわけで。想像力というものが人にはあるのだから、その役を想像して演じるというのも大事な事に思えたり。
と、話は逸れたが、この「フューリーって設定だけど、実はベルベディアだよ」という話を聞いて、ある意味「クリスティーン」もまた、車が車を演じているよなあ、と思ったり。
「ベルベディア」が「クリスティーン」という名前の「フューリー」役を演じている。ある種、スクリーンを駆け抜ける車が作品において、重要なウェイトを持っている事の証左とも思える。「クリスティーン」の場合、この赤いベルベディアがなかったら、この映画は成り立たない。

「クリスティーン」は1983年公開、「バック・トゥー・ザ・フューチャー」は1985年に公開。
オイルショックを通った後と言えども、まだまだアメリカのゴールデンエイジの残り香から続く、80年代のアメリカの絶頂期を感じ取る事が出来る時代の作品だが、当方的に面白いと感じるのは「若者」が憧れる車の対象がたった2年たらずで変化しているところ。
もちろん、両者を比べるのは根本的に誤りなのだけども、少し興味深いと思う点でもあるのは、クリスティーンの場合、50年代後半の中古どころか、ポンコツ扱いも同然とされてしまったフューリー(ベルベディア)に主人公、アーニーが魅了される一方、バック・トゥー・ザ・フューチャーのマーティは「新車」として売り出されている輸入車のハイラックスに憧れているという点。
たった2年。されど2年。まあ田舎と都会という違いもあったりで、こうして「同じ年代」に作られた映画でありながら、2つを比べると対局に位置するのではないかというくらい、価値観が違う事が面白い。既に都市部ではメイド・イン・アメリカよりもメイド・イン・ジャパンないしは、海外製品に対して寛容だったということか。
以下、Youtubeの動画のお話。
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HOTWHEELS TOYOTA 4 RUNNER 40th EDITION
トヨタ・4ランナー。既に当ブログでも紹介していたような記憶がうっすらあるのだが、今年始めのヤマダ限定ブールバードのアイテムが初出。
当時は割りと売れ残っていた印象があるのだが、知らぬ前にメルカリなんかで定価の2倍ちょっと位の値段で推移していて驚いた。売れ残りアイテムが一点、人気アイテムに。
ということは今回のブールバードのも人気があるのでは……なんて思っていたのだが、そんなことはなく、人気はイマイチだった様子。やはりミニカーでSUVは不人気ということか。
個人的にこのアソートでこの4ランナーが後述するAMGのE36と並んで欲しかった。
というのもこれ、実は40周年記念エディションを再現したモデル。黒色に見えるこのボディカラーもやや青みがかったメタリックで、おそらくは限定仕様に設定されている「ミッドナイトブラックメタリック」の再現。黒のボディに黄色、オレンジ、赤の3色ストライプは実に映えるのなんの。レトロなストライプと4ランナーのキャラクターが実にマッチしている。国内トヨタよりも北米トヨタの方が格好良く見えるのはこういうところなのかもしれない。
一つの車種で40年間。日本車には「クラウン」「スカイライン」「ランドクルーザー」「ハイゼット」など、息の長いネーミングが多いが、今の時代、やはりネームバリューだけで売るのが難しい時代でもあるというのを体現化したのが「クラウン」なのだろう。
まあアメ車も「マスタング」「サバーバン」はかなり息が長いのだけども。


HOTWHEELS MERCEDES BENZ AMG E36 ESTATE CUSTOM
おそらく今回のアソートで後述のパンテーラと並んで一番人気の車両。
AMGのハイパフォーマンスワゴン、E36エステート。カスタムという名称がある通り、オーバーフェンダーが装着されてロー&ワイドな印象が強くなっている。
実車の羊の皮をかぶった狼感のある無難なデザインも好きなのだが、ホットウィール的にはノーマルだとミニカー映えしないと判断されたのだろう。
黒いボディにクロームで縁取られた黒いホイールがこの年代のベンツの角々したデザインと相まって「ワルい」雰囲気がプンプンする仕上がり。
当方の中で、割りとミニカーオタクや車オタクの中でスポーツカーにそこまで興味がない層はステーションワゴンのようなタイプが好きな傾向にあるように思うのだが、それがまさしく今回の人気に反映されているような気がするのだが如何か?
それにしても、この時代のドイツ車はヘッドライトにワイパーが付いていて、時代を感じるなあとつくづく。シンプル過ぎるくらいなデザインなのに、ドイツ車の持つ「質実剛健」さと、日本と北米におけるドイツ車の「高級感」が凝縮されているデザイン。
今のメルセデスベンツのデザインが悪いとは思わないのだが、この当時のシンプルさが今のベンツには無いように思えてしまう。


HOTWHEELS DE TOMASO PANTERA GRUPPO4
デ・トマソ・パンテーラ。スーパーカーブーム時代のマシンで、イタリアとアメリカの共同開発というなかなか変わった代物。
イタリア製のボディにアメリカンエンジンが積まれている、一部の層には深く刺さりそうな仕上がり。イタリア車と呼べる存在ながらも、その中身は純粋なアメリカンスポーツで当方個人としては非常にそそられるマシンだったり。ランボルギーニやフェラーリ、マセラティなんかとは異なる存在感というか、野生みを感じるのはアメリカンなハートのせいだろうか。
今回のアソートでAMG E36と並んで人気のアイテムという印象。まあ当然か。当方の世代よりも上の世代からするとスーパーカーブームやサーキットの狼の影響もあって「ドンピシャ」なアイテムに思う。
トミカ筆頭に、マッチボックスなんかでも製品化されて居たりして、意外と製品化に恵まれてる車種に思うのだが、イマイチ知名度が高くない気がするのは当方の世代でパンテーラしかり、デ・トマソが出てくる作品が皆無なのも影響している気がしてならない。
考えてみると、当方の世代で車の作品と言えば「頭文字D」だったり、「ワイルドスピード」だったり、そういう作品で日本車がメインに据えられている作品が多い。もちろん、ワイルドスピードは日本車に限らず、スーパーカーやアメリカンが多い作品だが、やっぱり今の日本車ブームの状況を見ていると、多かれ少なかれこの辺の作品が影響しているのではないかと思わなくもなかったり……。
RLCでデ・トマソが出た時点でパンテーラがいずれ出るだろうと踏んでいたわけだが、ブールバードが初出で、それもグループ4仕様とは、恐れ入った。しかもシャシーはイタリア語表記の「GRUPPO」である芸細ぶり。
そしてトミカが製品化したGTSとは異なり、オーバーフェンダーが特徴的。グラフィックも実際にグループ4に参戦した車両ほぼそのまま。流石に一部の企業ロゴは変更されていたり、ゼッケンが違ったりはするが、これも好きな人からすると堪らないだろうし、それが今回の一番人気にしている要因なのかもしれない。

ということでブールバードの紹介。毎度の事ではあるが、どこもショート気味のようで……まあ元々ブールバードシリーズ自体が確かウォルマート限定のアイテムの筈なので、日本のようにいろいろな店舗で買えるだけありがたいものなのかもしれないが、もう少しなんとかなれば良いのにと思いつつ。
実は某ショップで2セット(=1箱)手配済み。販売日の今日は予約したそれを待つより先に手元に欲しかったのでカスタムベース感覚で調達を。あんまり言うと恨まれそうだが。
このシリーズ、名前から察するに集めてるアイテムは「カースポッター」が「通り」で発見した車両的立ち位置なのだろうなあと思ったり。そのセンスがこのシリーズの人気にしている要因に思えたり。
毎度買い控えよう、買うのを絞ろうと思っている横で魅力的なアイテムを大量投入してくるブールバードは侮れないのなんの。来年以降のブールバードにも期待しつつ。
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HOTWHEELS JEEP CHEROKEE XJ 1995
今月のホットウィールの単品枠でもあるXJチェロキー。当方が好きな車の一つでもあるXJチェロキー。
今日、日本では劣勢のアメ車メーカーでも、唯一ジープだけは堅調な売上を残しており、ジープも取り扱う日本のクライスラーディーラーがジープディーラーに鞍替えすることになったのも納得だったり。
ジープのアイコニックな車種と言えばやっぱりウィリスMBを源流に発展していったラングラーだろうけども、意外とジープの屋台骨を支えているのはラングラーよりもチェロキー及びグランドチェロキーなのではないかと思うのだが如何か?
一時期名称が消えたりもしたが、しっかりと復活し、現在でも人気のあるチェロキー。
その原点でも有るXJチェロキーは自動車史にも残るような1台だと勝手に当方は思っていて、今のクロスオーバーの原点の一つなのではないかと思う。厳密にクロスオーバーとしての原点を話すなら、AMC・イーグルになるのだが、それはまた別の機会に。
当時、SUVといえば、ピックアップにハードシェルを付けただけのような物や、ピックアップのシャシーをベースにした、クロスカントリーが主流な中、XJチェロキーは当時としては珍しいモノコックのSUVだった。
今じゃ、モノコックのSUVは当たり前。一つのブランドが数種類のSUV、それもモノコックのクロスオーバーだけを作ってるなんてことは珍しくないが、80年代に、ラダーフレームのセダンさえ走っていたアメリカで、モノコックのそれもSUVで、しかも当時としてはコンパクトな車体ともなると、XJチェロキーが唯一にして、至高の車だったのではなかろうか。
そんなXJチェロキー。日本では90年代のSUVブームでホンダが販売したことで、割と知名度が高いらしく、現在でも当時の物を程よく乗っている人を見かけたりする。
一説に、右ハンドルの設定があった事、ホンダが携わった事で初期トラブルが劇的に少なかった事、販売価格も外国車としては比較的手を出しやすかった事が人気になった理由として挙げられている。
ある種、SUVの革命児とも言えるXJチェロキーだけども、案外リアルタイムで製品化していたメーカーってのは少なかったような気がするのだ。
真っ先に思いつくのはマジョレット。フランスのミニカーブランドのマジョレットが何故チェロキーを?と思わなくもないが、割と古いアメ車がマジョレットは製品化されているし、クライスラー買収前のAMCがフランスのルノーと関係があったという点を考えれば割りと合致が行ったり。
もう一つ思いつくのはマッチボックス。今でも時々出てくる金型だが、こちらはマジョレットや主流だった5ドアモデルとは異なり、3ドアモデル。現状、3インチのXJチェロキーで3ドアはマッチボックスだけにも思えるがはてさて。
そしてこれらのモデルはジープが今の7本グリルをアイコンにする以前のモデルで、AMC時代のグリル。
XJチェロキーは1984年から2001年と製造されたロングライフモデルな事もあり、前期・中期・後期で細かいディティールが異なる。

ホットウィールが製品化したのは95年モデル。おそらく中期型であっているはず。ギリギリ、まだジープのトレードマークである7本グリルが採用される少し前のモデル。
とは言え、ホットウィールが大人しくノーマルモデルを製品化するわけもなく、このXJチェロキーはフェンダーが大型化され、バンパーもウィンチとバグガードが取り付けられた他、ルーフラックとドライビングランプが装着された、コテコテのオフロード仕様。
しかし、程よく都会的なXJの要素が残されてる事もあり、案外街中に居そうな雰囲気漂う、まとまったカスタムになってるのが非常に好感触。
リアルタイムでチェロキーを製品化せず、スルーしていたからこそ、ホットウィールは改めて古いSUVを、XJチェロキーを製品化する上で”再解釈”したのではないだろうか。
XJチェロキーという車に求められる要素、SUVが当たり前の時代におけるレトロなSUVのポジションをラインナップに加える上で必要な要素。それらが何であるのか。
古い車を製品化するにあたって、若い世代にとっては自分が生まれるよりも前の車であればある程、今の車とは異なる魅力を引き出す必要があるし、逆にその当時を現役で生きていた世代にとっては懐かしさや思い出の象徴であり、変に現代的解釈を取り入れれば、それは思い出の象徴では無くなってしまう。
カウンタックやテスタロッサのように、古い車でありながら、現代にも通用するプロポーションを持つ、素の状態で魅力的なマシンならいざ知らず、これが割りとXJチェロキーのような、普遍的だったり、現代ではオンリーワンとは言い難い車種となると、この塩梅って難しいんじゃないかと思う。
今回、ホットウィールはその上手い塩梅を引き出したと言わざるを得ない。無骨でレトロ、しかしどこか近代的。
ここ10年程で、XJチェロキーを手掛けたミニカーブランドは意外と多い。割りと早い段階で手を出したのはジョニーライトニング。彼らはノーマルモデルと同時にオフロードに振ったマシンもリリースした。
次いでグリーンライト。かつてXJチェロキーがNYPDやら一部の警察機関で採用されていた事、映画やドラマと言ったスクリーンでXJチェロキーが駆け抜けていた事を考えれば、彼らが製品化するのも納得。個人的にはストレンジャー・シングス シーズン4でジェイソンが保有し、バスケットボール部の面々が乗り回していた黒いチェロキーを製品化して欲しいところ。
まあ未だにホッパー所長のブレイザーのシェリフパトカーが出ない辺り厳しいか。
以外なところだと拓意ことXCARTOYSという中国のブランドもXJチェロキーをリリースしている。中国の警察でジープの採用実績があることも製品化された要因だろうか。どうも、中国仕様のチェロキーは独自に発展していた部分があるようで、ライトの意匠がどれとも異なるモデルがある。まあ製品化されたのは標準的なものなのだけども。
……と、当方が把握するXJチェロキーの3インチミニカーはこの辺り。グリーンライトに関して言えば、パーツを変える事で年式やグレード違いを再現し、リリースする徹底ぶり。
ジョニーライトニングは97年式なのでおそらく後期型。拓意は確か前期型だったような。
こうして見ると、意外とチェロキーは製品化に恵まれている気がしてくる。
リアルタイムでもリリースがあり、そこから時間を開けつつも、実車の人気や再評価の流れから、再びミニカーとして他ブランドから製品化される。スポーツカーやスーパーカーの影に埋もれつつも、確実にミニカーの購買層も含めて、XJチェロキーが人気ということの証左に思えたり。
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HOTWHEELS PORSCHE 911 TURBO (930) 1977
オープンワールドクライムゲームと言えば、真っ先に名前が上がるのは「GTA」だろう。
GTAクローンと称されるような、オープンワールドゲームは数多く、後釜の作品達はGTAのような要素を多く持ちながらも、それぞれが特色を出すことで差別化を図ってきた。
「Watch Dogs」シリーズはハッキング要素を強め、「Saints Row」はおバカ路線かつ、プレイヤーや乗り物のカスタマイズ要素を充実させた。
それよりも前の作品となれば、現実の都市を舞台としている「Driver」に、格闘をメインに据え、香港を舞台にした「Sleeping Dogs」にその元となった、警察官を主人公にした「True Crime」など、GTA系のオープンワールドゲームは多数存在する。
今でもシリーズが続いている作品は決して多いとは言い難いわけだが、そんな折にニューカマーとして登場したのが「Cyberpunk 2077」。タイトルの通り、2077年を舞台にした、サイバーパンク世界のオープンワールドゲーム。
当然、当方の中でも期待値が高い作品だったのだが、蓋を開けてみればデバッグ不足に最適化不足でクソゲーに近いレッテルを張られてしまった本作。当方は様子見ということで未だにスルーしてしまっているが、度重なるアップデートのおかげで大分改善されたとは聞いている。PS4proもしくはPS5でのプレイが強く推奨されているようだが。
そんな本作だが、俳優のキアヌ・リーブスがジョニー・シルヴァーハンドというキャラクターで登場する。伝説のロックバンド「サムライ」のリーダーであり……という設定らしく、そんな彼の愛車が今回製品化されたポルシェ・930ターボ。
この手のオープンワールドゲームで実車が登場する事は極めて稀……というか前代未聞ではないかと思う。
PC版でModで実車を出して……というのはGTAのPC版プレイヤーならお馴染みだろうが、コンシューマゲーム機でリリースされたこの手のオープンワールドゲームで実車が運転出来るのはおそらく本作だけ。
勿論、車をメインにしたオープンワールドゲームなら実車を運転できて当たり前だが、車をメインにしていないオープンワールドゲームに限定すれば、間違いなく本作だけだろう。
本作の登場車両は他のGTA及びGTAクローン同様に、その世界観に合わせた独自のデザインのオリジナルの車両達だが、その車両達に混ざって居る実車がこのポルシェというわけ。
それだけでも存在感が抜群にも関わらず、このポルシェがメインシナリオにも密接に関わる、キアヌ・リーブスが演じるキャラクターの愛車であり、PVにも登場して居るのだから、否が応でも、「Cyberpunk 2077」という作品の「アイコン」になって然るべき存在だろう。
レスポンスの記事で詳しく紹介されているが、このポルシェはただのノーマルモデルではなく、「Cyberpunk 2077」に合わせてしっかりとコンバージョンされた上で、その生い立ちを車のカスタムに敷き詰めてある。
シルバーのボディカラー、白色、赤色、カーキの差し色それぞれに意味があり、また車体のステッカーにもモチーフがある。
1台のポルシェとしてだけでなく、一人の登場人物の愛車として丁寧にデザインが施されているという事だ。

「Cyberpunk 2077」という作品の知名度や、作中におけるアイコニックなマシン、そしてそれを立体物としても地味にはならないという要素が今回、ホットウィールでの製品化に繋がったのだろうと思う。
1台のポルシェのミニカーとして見ても、映画やゲームの「アイコン」で見ても見劣る事のない存在。
謂わば、バック・トゥー・ザ・フューチャーのデロリアンやゴーストバースターズのエクト1にも引けを取らない存在。
今まで映画でもゲームでも「アイコン」となるように作られてきたマシンは数あれど、既に多くのアイコンが存在する今、新たにアイコンとして認知させるのはそう容易ではないだろう。
勿論、継続は力なりという言葉もあるように、シリーズ化していくことで定着させる事も出来る。だが、「Cyberpunk 2077」はまだ1作目でシリーズ作品ではない。
それが今回ここまでアイコンとして根付いたのは「Cyberpunk 2077」の持つ話題性と、なにかと「アイコニック」になりがちなオールドポルシェというベース車、そしてそれを操るキアヌ・リーブスの演じるキャラクターと、それをイメージしながらポルシェの伝統をも取り入れた高いデザイン性という条件が揃った結果なのではないだろうか。
まあその結果、GTAクローンのゲームネタをGTAがパクるという荒業も出て来たわけだが。
あちらは現行のポルシェを元ネタにしたマシンにパロディしたグラフィックを施しており、良くも悪くもGTAらしい要素となっている……が、流石にやり過ぎたと反省しているのか何故か通常ゲームプレイでは使用できないグラフィックと、なにがなんだかよくわからない事に。まあ細かいことを言うと、ホットウィールあるあるではあるのだが、キャスト自体は飽くまで「ポルシェ 911(930) ターボ」であり、偶々最初のリリースが「Cyberpunk 2077」のグラフィックを施したものだった……という感じ。
ゲーム内に出てくる同モデルと比べると細かいところでボディが異なる。Cyberpunk 2077がコンバージョンしたエクステリアは印刷の再現もしくは完全にオミットされているし、片側しかないミラーもこのキャストはちゃんと両方にある等、前述の通り、このミニカーは飽くまでも「ポルシェ 911(930) ターボ」にCyberpunk 2077のグラフィックを施したモデルに過ぎない。
そこもまたミニカー的であり、ミニカーの「デフォルメ」と呼べる部分。
もし、サイバーパンクが好き、キアヌ・リーブスが好き、ポルシェが好き。どれか一つでも条件が重なるのであれば、是非とも1台手に取って頂きたい。オススメ出来る。
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HOTWHEELS PONTIAC FIREBIRD TRANS AM 1977
スクリーンを駆け抜けた名車は数あれど、やはりアメ車に限定した時、この車も上位に来るのではないかと思う。
1977年型、ポンティアック・ファイアバード トランザム。通称、イーグルマスク。当方がファイアバード トランザムと言ってイメージするのは黒いボディにゴールドの火の鳥が描かれ、ホイールやトリムなんかもゴールドでまとめ上げられた、まさしくこのモデル。
映画『トランザム7000(原題:Smoky and the Bandit)』に登場した、故・バート・レイノルズが操るファイアバードのイメージがダントツで強いのではないかと思う。
……で、ホットウィールはそんなファイアバードを「ワイルドスピード」の劇中車としてリリースした。
いやいや、どこで映ってたの? という感想は正しいと思う。当方も把握していないし、言われたところでピンと来ないのだから。ほんのちょっとだけ、ワンカットに写り込んだだけのマシンを製品化するのか……と思わなくもないのだが、それでも製品化が出来て、更にそれが売れるのだから、如何にこの「バンディット」仕様とも言われたりする、黒/ゴールドのファイアバード・トランザムが人気なのかが伺い知れるわけで。

実を言えば、ホットウィールが「ワイルドスピード」に登場したこの黒/ゴールドのファイアバード・トランザムを製品化するのは2度目。
純粋な黒/ゴールドのファイアバード・トランザムとして見ても4度目。どうしてそこまでリリースするのか。
前述した通りにモデル車が絶大な人気を誇るマシンというのもあるだろう。だが、当方が一番に思うのは国内外問わずに同仕様のモデルがプレミア化しているのも要因ではないかと思う。
初期ブールバード、レトロエンタテイメントの「Smoky and the Bandit」とリリースされた黒/ゴールドの組み合わせ。直近だと3年前のワイルドスピードアソートにも登場。
だが、いずれのモデルも一時期非常に高騰していた。今年の頭頃までは相場が4000円台で推移していたと記憶する。ホットウィールの上級ライン1台に4000円。これを高いと見るか、安いと見るかはコレクターによっても意見は別れるだろう。
それが今回、このモデルがリリースされた事で相場は定価+送料程度で落ち着いている。これが正常と言えば正常なのかもしれないが、コレクター的に良いと思うか、悪いと思うか、それもまた二分されるだろう。
当方のように「好きなもの」や「好きなテーマ」に沿って集めてるコレクターも居れば、「ブランド」で集めるコレクターも居る。
そして、更に言えば「珍しいもの」「コレクション価値が高いもの」しか集めないコレクターも居る。そう、集め方は人それぞれ。一つで満足出来る人も居れば、2つ、3つ。あるいはもっと台数が無いと満足出来ないコレクターも居る。それがコレクターの性という奴。
マテルは敢えて人気モデルを焼き直しすることで相場の沈静化を図ったように当方には思える。何せ、マテルはRLCモデルという、上級ラインより更に上のコレクティブなモデルを抱えているから。
上級ラインがそんなコレクティブなモデルに方を並べかけているのはマテルにとってもあまり良いとは考えてないのかもしれない。
とは言え。古いものかつ、人気のあるものが高騰するのもまた市場原理としては至極真っ当なのもまた事実。結局は神のみぞ知る……なのだが、少し憎いなと思ったのは、マテルが意図していようが、していまいが、製造国がタイからインドネシアに移管された、という点だ。
2019年リリースの同モデルの製造国はタイ。対する、2022年に焼き直されたこちらはインドネシア。製造国の違いでそう大きく変わるなんてことはあまりないが、製造国も含めて細かくチェックするコレクターが居るのもまた事実。
ただの焼き直しに思えて、立派なバリエーションでもある今回のファイアバード・トランザム。欲しくても手が出せない、出しにくかったコレクターにとっては定価で手に入って満足だろうし、既に持っているというコレクターにとっても「製造国バリ」という立派なバリエーションで買う意義が全くない、なんてことも無い。意外と計算されているのかもしれない……。
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HOTWHEELS MITSUBISHI 3000GT VR-4
今日のホットウィールのカーカルチャーの新作。三菱・3000GT。日本名、GTO。北米における三菱の存在は当方の中でクライスラー系と提携した事もあり、マッシブな印象がある。
特に80年代後半から2000年代初頭にかけて頻発していたスポーツカー群はそれこそ、アメリカンマッスルにも引けを取らないような、ハイパワーなマシン揃いな印象。いや、むしろマッシブでなければ、北米ではやっていけなかったのではなかろうか。
ダッジ・ステルスとして兄弟車すら存在したGTO。そのスタイルからなのか、兄弟共々、向こうでも近年、人気な印象がある。エクリプスの兄貴分みたいなところがあったからだろうか。日本では不人気の部類のGTOだが、そのスタイルは現代でも他のスポーツカーとはどこか一線を画する印象。
トミカでも5年くらい前にトミカプレミアムでGTOが、それも同じ赤色でリリースされているわけだが、どちらもモデル化したのは前期型というのは、人気なのが後期よりも前期ということなのか。無論、トミカは日本仕様で右ハンドル、対するホットウィールは名前の通り、北米仕様で左ハンドルという違いがあると言えど、後発のホットウィールは後期型でも良かったんじゃないかと思わなくも……。

日本的佇まいなようで、日本的に感じられないデザイン。かと言って、北米的でもない。だが、昨今のアメ車に見られるような無国籍感も薄く、なんとも不思議なマシン。
なんだかんだでコアな層が多く、未だに人気があるのも、このオンリーワンのデザイン故か。
かつてのマッチボックスでリリースされた後期型のスパイダーもそうだし、今回のホットウィールもそうなのだが、デフォルメを入れると妙に実車とはどこか違う印象を受けるのはこのデザイン性なのだろうか。
決して悪いフォルムでは無いのだが、どうにもリア周りがGTOっぽくないというか。実車はもう少し曲線的なイメージがあるのだが、ホットウィールのこれはどこか直線的に感じる。その点ではトミカプレミアムに少し軍配が上がるような気がするのだが、あっちもあっちで、足回りやらフロント周りでどうもGTOっぽくない印象があったりで、それぞれに良い点悪い点があるような、そんな感じ。


HOTWHEELS MITSUBISHI LANCER EVOLUTION VI
こちらも同じくニューカマー。ランエボ6。
今はなきランエボだが、三菱と言えばランエボという人も少なくないだろうし、当方もその一人。今じゃ三菱が作るのは軽自動車かSUVのみで、ちょっと残念でもあり。
今や様々な問題を発端にして、すっかり体力が無くなってしまったメーカーなので致し方ないのだろうが、どうにか立て直しを図って、是非ともまたランエボないしは、パジェロと言ったかつての「三菱」を象徴したアイコニックなネームの車を復活させて欲しいなあと。
まあ当方はトヨタ以外にそんなに乗る気が無いので完全に願望にすぎないんだけど。まあ今の三菱のアイコニックは「アウトランダー」だろう。新型のアウトランダーは随分大胆なデザインを持っており、割と人気な印象。実車を見たことはないが、割と期待出来る車種なのではなかろうか。先代も初代も名前に恥じないタフなデザインで、好きな車である。

と、話は逸れたので本題に。
ウィングは成型色、それもメタリックを再現しようとして少しだけ微妙な感じはあるのだが、それが気にならないくらいまとまりの良いデフォルメ。
特にホットウィールのランエボはどれもこれもデフォルメが強めで、これならトミカの方が……となりがちなものばかりなだけに、今回のこのエボ6はかなり良い。
流石にTLVのようなスケールモデルと比べると大分デフォルメが強いが、最近のホットウィールらしい、リアルながらもカッコ良いデフォルメが効いていてランエボの無骨さが良く現れている。
今までホットウィールでリリースされたランエボは「VII」と「X」だが、エボ7はラリーモデルを意識してる為か、車高が高め。車高を下げるにしても、バンパーにエアロを加える等しないことにはちんちくりんになりそうな印象。
もう片方のエボXは前後に大径タイヤを採用する大振りなデフォルメ。当時のホットウィールらしい味はあるのだが、同時期のトミカやらマッチボックスのエボXと比べると大分デフォルメがキツい。印象としてはゲームに出てくるような、そんな雰囲気さえある。言ってしまえば、ランエボのマッシブさを極限まで突き詰めたような、そんな感じ。
今後はこのランエボとGTO、リアルライダー入りしたZ32やプレリュードがどのようにリアルライダーで展開していくのか気になるところ。
で、ここからはこれを買う過程においてのお話。
当方は大人しく店頭で入手したのだけども、当初はAmazonで予約していた。
しかし、どういうわけか、一向に発送にならず、お届け予定日も未定のまま。最近のAmazonは詐欺が再び横行していてあまり良い話は聞かなかったりもするのだが、店頭で入手出来た時点でキャンセルをしておいた。
というのも、先月の第4土曜日販売だったハイパー・ホーラーズ。当方はスルーしたんだけども、ここに含まれていたサニトラが発売日に届かない、という話がSNS上で噴出。
最初はサニトラ人気も高いだけに、今回だけなのかな、なんて思っていたのも束の間。
今日のこのモダンクラシックスの発売日になってもやっぱり発送されないという人が多く、届いた報告をしているのはAmazon以外のサイトで予約した人達ばかり。
これ、予約受け付けるだけ受け付けて、ショートしてるのをひた隠しにしている? 一応在庫販売は解禁しているようだし。
だとしたらちょっとタチが悪いんじゃなかろうか。元々日本国内外問わず、Amazonは色々悪い話も聞くけれど、仮に入荷量が決まらぬまま、予約受け付けるだけ受け付けてショートしたらそのまま放置をしているなら、相当悪質な気がするんだけど。もう少し説明すべきなのではなかろうか。ただでさえ梱包方法でもかなり批判されてたりするのに。
ただ一つ、幸いなのは前よりも買える店が増え、流通量も増えただけに、ケアはしやすい点。仮にAmazonがダメでも、他の店舗で……となんとか乗り切れるのは不幸中の幸い。だけど、みんながみんな、実店舗で朝一から並べるわけではないし、通販に頼る他無い人も多い事を考えると、この状況は良くないね。ましてや、Amazonのホットウィールは一応「マテル公式ストア」を騙っているわけだから、マテルの面子まで下手したら潰れかねない。ここに書いても仕方ない話ではあるんだけども、もうちょっと供給できないなら出来ないと、しっかり示すべきな気がする。

そしておまけ。11月に入ったのでミニカーサイズのよく駅前とかデートスポットに置かれてる大きいクリスマスツリーを展示。
昨今では「ハッピーホリデー」が適切な表現で「メリークリスマス」はクリスチャン以外の人に配慮していないから不適切、なんて都市伝説を小耳に挟んだのだけども。
日本でこんなこと言い出したら相当「空気の読めていない人」扱いを受けそうだが、ガラパゴスの日本の価値観で語ると痛い目見てしまうということか。
クリスマスっぽいミニカーが手に入ったら紹介したいなあ、なんて思いつつ。でもクリスマスっぽいミニカーってなんだろう?コカ・コーラのトラック?
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HOTWHEELS HONDA CIVIC TYPE R
これまた今月の新作。来月に単品売りがあるが、それを待つより先にどんなものかを知りたく、余っていた事もあって調達。単品販売以降、単品売りされる車種がだだ余る……という現象も珍しくなくなったが、これ、マテル的には良いデータが取れたのか、それとも購買意欲が下がってイマイチだったのか、少し気になる所。
当方としてはいつでも買いやすいのはありがたいので来年以降も続けて欲しいし、なんならまだ単品売りに降りてきてない、それどころか日本に正規が未だに無い物も居れて欲しいなあなんて。
まあ商売である以上、イマイチだと判断されてしまえばこれも無くなってしまうのだろうが。
ホットウィールの日本車ブームも大分長い上、来年には「そんなものまで?」というモデルも出るようだが、EK9のシビック・タイプRは割と無難なチョイスなのではないだろうか。世界的な日本車ブームはもはや異常にも見えるわけだが、その日本車の中にこのシビックも例外なく紛れている。
ホンダにとっても、シビックのネーミングは非常に大事にしているようで、NSXの生産終了が決まった今、ホンダはスポーツカーのフラグシップにシビック・タイプRを据えるような気配すら感じる。
トミカ50周年の日本メーカービッグ3にデザインしてもらったあのシリーズでも、ホンダは何故か「NSX」ではなく「シビック・タイプR」だったくらいなのだから。

シビックと言って連想するモデルは色々あるだろうが、当方の中でシビックのイメージはEG型。次いでEK型。
この辺りのハッチバック然としたスタイルの物が一番「シビックらしさ」を感じるが、人によってはセダンの方がシビックに感じる人も多かったり?
まあホンダ車にそこまで熱くはないのだけども……。
しかし、トミカプレミアムに出ているEK9に当ブログで紹介済みのマイストのノーマルモデルと大分雰囲気が違う辺り、ホットウィールのデフォルメは如何にして車を、ミニカーをカッコ良く魅せるかに重きがあるのだとつくづく感じる。
正直似ているか似ていないかで言えば、あまり似ていないような気もする。製品化率がただでさえ高いシビックの、それも人気モデルの一つに数えられるEK9だからこそ余計にかもしれない。
だが、当方はこのモデルを見ていると、かつてのホットウィールで出ていたEP3型のシビック・タイプRを思い出す。EP3型はあんまり人気もなかったなんて話だが、当方的には割と欧州風のスタイリングと控えめなスタイルが好みだったり。ホットウィールはそんな不人気とされたEP3型の数少ない製品。適度にライトチューニングされていたのもまたホットウィールらしいモデルだったなあと。
このEK9もそんな流れを感じる。まあEK9のデザイナーはリュウ・アサダ氏なのだけども。
つくづく氏がホットウィールに与えた影響の大きさたるや否や。世界的な日本車ブームは確かにあったと言えども、氏の存在があったからこそ、アメリカを代表するミニカー、ホットウィールで数多くの日本車や日本のカーカルチャーが世界で売られ、そのブームに燃料を注いだように思う。何せ、EK9型のタイプRは日本専売だったという話だし。
まだまだ氏の作品は控えているという話もあり、向こう数年は氏の新作を見られるだろうし、氏のスピリットは受け継がれていくのだろうなあ。
以下、カスタム周りのボヤキ。
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HOTWHEELS TESLA CYBERTRUCK
今月の新車、サイバートラック。テスラ・ロードスター、モデルS、X、3、Yと始まり、リリースされたサイバートラック。
受注しておきながら、未だに生産が始まってないだとか、初披露の場において、「割れない窓」に大きいヒビが入るハプニングがあったりと、何かと話題に欠かないサイバートラックだが、その名称の通り、やはり何よりも特徴的なのはこのスタイルだろう。
発表前、テスラがピックアップトラックをリリースするという話が流れ、モデルXやモデルSのようなミニマリズム的なクリーンなスタイルを各所が予想していた中で、テスラはそれらを一蹴するように、この特徴的な、言ってしまえばローポリゴンのゲームに出てきそうなスタイルのトラックを発表した。
こんなスタイルでありながら、しっかりとアメリカの道路交通法やら安全基準を満たした状態に落とし込んでいるらしく、その辺りのデザインセンスは流石と言わざるを得ない。
トヨタの時価総額を抜いて~なんて言っていたのも束の間。気付けばイーロン・マスクが世界一の富豪なのだから驚き。当方が子供の頃は世界一のお金持ちと言えばマイクロソフトのビル・ゲイツだったが、彼は今や4位。
5年程前にはアマゾンのジェフ・ベゾスがビル・ゲイツを抜いて、なんて騒いでいたのにそのジェフ・ベゾスを抜いて今度はイーロン・マスクか……。世界の富裕層のトップ1%だけで、下層の半分近くの人の生活が潤うなんて話も聞いたが、資本主義の構造も行き着く先まで行き着いたように思う。

ホットウィールではZAMACボディで再現されたサイバートラック。実車もこういうスタイルだが、カラーバリエーションはあるのだろうか?なんて疑問もあったりしつつ、本当に見れば見る程、インパクトの強いスタイルでミニカーには適してる。その割にはそこまで製品化率が高くないようにも思うわけだが。
EVのピックアップトラックの先駆けのように思うサイバートラック。だが、アメリカビッグ3が黙って見過ごすわけもなく、フォードはF-150のEV仕様にかつての名称「ライトニング」を復活させたし、GMはGMC・ハマートラックとして、EVトラックをリリース。ステランティス(≒クライスラー)は2023年以降にJeepやラムで投入するという話で少し出遅れている感じはある。
今後EVにシフトしていく事自体は構わないのだが、EVの今の価格では貧困層はなかなか手が伸びないような印象なのだが、正直どうなのだろう? 中古だとバッテリーの劣化は激しいだろうし。都市部なら兎も角、車が移動の足の地方で「貧乏人は車乗るな」みたいなスタンスにならない?大丈夫?
まあ気候変動が厄介なのも事実だけど、正味、そういう「綺麗事」のツケって全部末端の人に行って、末端の人の生活が苦しくなるだけで何も恩恵がないように思うのだけど。格差社会の是正をいくら叫んだところで、何も変わらない現状、Z世代は割と達観しているというか、諦めているというか、そういう考え方が増えているように見えるし、世界の行き着く先ってどこなんだろう、と思わなくもない。国や集合体の「幸せ」を考える時代から個人の「幸せ」を考える時代に変わったのだとつくづく感じるが、その先にあるのは滅亡か。種の保全を考えると、個人の幸せには犠牲を払わなくてはならないが、もはやここまで来ると哲学の話になりそうな。
ところで、つい先日グリーンピースなる環境保全団体が自動車メーカーのランキングを発表し、トヨタがワーストだと一部で話題になっているが、あのランキングの意味とは何なのか。
GMが一位とは言うが、つい先日バカ高い馬力のエンジンを新発表したのに一位?
フォードも落第点とは言うが、EVに割と早い段階からシフトしているアメ車メーカーはフォードだし……SEMAでガソリンを撒き散らしてるとは言え。
トヨタはガソリンを撒き散らしながらも、環境基準を満たし、FCHV開発にEV開発、世界に先駆けてハイブリッドシステムを構築したトヨタがワースト?
ロビー活動を指摘しているとは言うものの、環境基準を満たせず罰金を払ったというフォルクスワーゲンが上だという話まで込みで考えると逆ロビー活動の結果がこの意味のわからないランキングなのではないかと勘ぐりたくなってしまう。というか随分表面的にしか評価してない時点で、いくらグリーンピースが名の知れたらしい、環境保全団体だったとしても、的外れな感じが否めない。
それにしてもグリーンピース、恐らくスペル的には「Green Peace」で緑の、エコの平和的な意味合いなのだろうが、当方はどうしても食べ物のグリーンピースが過ぎってしまう。英語だと「Pea」らしいが。
世界の今後の事を考えるのは大事だろうが、人間の頭はそこまで先のことは考えられないし、なんなら末端に行けば行くほど、その日暮らしなのだから、そこに綺麗事を、未来をーなんて唱えたところでねえ……。
大分本題から逸れてしまった気がするがこの辺りでとりあえず。
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HOTWHEELS ID CHEVROLET CORVETTE C8
初めてのホットウィールid。というと少し語弊がある。というのも既にid自体はいつかの、チェースで1台入手しているから。
しかし、「ホットウィールid」として販売されたものとして見るならこれが何気に初めてのid。id限定で魅力的なモデルは数多あれど、いずれも入手する機会には恵まれなかった。おまけに値段も決して安くないこと、日本には正規輸入が無い事もますます入手しそびれる要因に。
だが、C8コルベット。これだけはやはりなんとしても入手しておきたかったこともあり、今回その機会に恵まれてしっかりと確保しておいた。

シャシーはスケルトン。中央にはidチップ。トミカにもチップを内蔵したモデルが「スーパースピードトミカ」として、リリースされているが、どうにもこうにも、ホットウィールとは方向性が違う……というか、ホットウィールは元々オレンジのあのサーキットを走らせる前提だからこそ、idのようなものも成り立つが、トミカの場合あまりサーキット系の玩具は多くない上に、それを前提としていないだけに、どうにもこうにも。サーキットと合わせて考えると二番煎じ感がイマイチ拭えないような気がしてならない。
まあこれも一つの挑戦なのだろうが。

スペクトラフレームオレンジにid専用の独自のホイール。
前後異径にサーキット走行を前提とした車高はホットウィールらしいデフォルメと言えよう。好みは分かれるだろうが、当方的には実にホットウィール的な佇まいに心惹かれる。
昨今のホットウィールのデフォルメはリアリティが増したことでコレクティブとしてかなり良いのだが、その一方で2000年代以前のようなアメリカンなテイストは大分減ったよなあと。
まあ今からかつてのような路線に戻されるのもちょっと嫌な気がしてしまうのは慣れか、当方がホットウィールを本格的に集めようと思えるようになったのが、昨今のデフォルメのモデルに触れたからか。


で、当然これを買ったからにはやることは一つ。マッチボックスで先行リリースと相成ったC8コルベットとの比較。
大分前に、インスタグラムの方で海外のコレクターがこの2つを並べて比較していたけれど、やはり自分自身の目でもしっかりと見比べたい。
まずサイズ感。ホットウィールの方が大きいのかと思いきや、意外とマッチボックスとそう大きい差を感じない。これは好感触。
デフォルメ。ホットウィールは伸びやかな印象を受ける一方で、マッチボックスは少し寸詰まり気味な印象を受ける。ホイール径の差か、デフォルメの仕方なのか。また、リアウィンドウの形状がマッチボックスは何故か実車と少しばかり違う。これはデフォルメなのかミスなのかわからないが、マッチボックスの味とでも言おうか。
タンポ印刷。ほぼ同一。だが、サイドのエアダクトのタンポが入っている分だけホットウィールに軍配が上がる。
パーツ分割諸々はどうも、ホットウィールと大差ないようで、リアダクト部がくり抜かれてシャシー側でメッシュを表現しているところだとかは同じ。
甲乙付け難いし、完全にこれは好みの問題になるが、当方的にはややリアリティ寄りなデフォルメであるマッチボックスの方が好みなあとは……。来年のベーシックにはidからこのC8が降りてくるという話だけど、色やタンポがどう変化するのか気になるところ。
ところで。idのアプリは日本でも対応しているようだけど、何故idの正規販売がないのか少し気になるところ。ルートを限定して売るのも一つの手のように思うのだけども……。
世界的に半導体不足が叫ばれる今、この手の内蔵チップは影響を受けないのだろうか、とか少し色々気になったところで今回はこれにて〆。
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