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GRIZZLY GARAGE

自己満足の、自己把握用のデータベース。覚え書き。

日本のマッシブ

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HOTWHEELS MITSUBISHI 3000GT VR-4

今日のホットウィールのカーカルチャーの新作。三菱・3000GT。日本名、GTO。北米における三菱の存在は当方の中でクライスラー系と提携した事もあり、マッシブな印象がある。
特に80年代後半から2000年代初頭にかけて頻発していたスポーツカー群はそれこそ、アメリカンマッスルにも引けを取らないような、ハイパワーなマシン揃いな印象。いや、むしろマッシブでなければ、北米ではやっていけなかったのではなかろうか。

ダッジ・ステルスとして兄弟車すら存在したGTO。そのスタイルからなのか、兄弟共々、向こうでも近年、人気な印象がある。エクリプスの兄貴分みたいなところがあったからだろうか。日本では不人気の部類のGTOだが、そのスタイルは現代でも他のスポーツカーとはどこか一線を画する印象。

トミカでも5年くらい前にトミカプレミアムでGTOが、それも同じ赤色でリリースされているわけだが、どちらもモデル化したのは前期型というのは、人気なのが後期よりも前期ということなのか。無論、トミカは日本仕様で右ハンドル、対するホットウィールは名前の通り、北米仕様で左ハンドルという違いがあると言えど、後発のホットウィールは後期型でも良かったんじゃないかと思わなくも……。

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日本的佇まいなようで、日本的に感じられないデザイン。かと言って、北米的でもない。だが、昨今のアメ車に見られるような無国籍感も薄く、なんとも不思議なマシン。

なんだかんだでコアな層が多く、未だに人気があるのも、このオンリーワンのデザイン故か。
かつてのマッチボックスでリリースされた後期型のスパイダーもそうだし、今回のホットウィールもそうなのだが、デフォルメを入れると妙に実車とはどこか違う印象を受けるのはこのデザイン性なのだろうか。

決して悪いフォルムでは無いのだが、どうにもリア周りがGTOっぽくないというか。実車はもう少し曲線的なイメージがあるのだが、ホットウィールのこれはどこか直線的に感じる。その点ではトミカプレミアムに少し軍配が上がるような気がするのだが、あっちもあっちで、足回りやらフロント周りでどうもGTOっぽくない印象があったりで、それぞれに良い点悪い点があるような、そんな感じ。

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HOTWHEELS MITSUBISHI LANCER EVOLUTION VI

こちらも同じくニューカマー。ランエボ6。
今はなきランエボだが、三菱と言えばランエボという人も少なくないだろうし、当方もその一人。今じゃ三菱が作るのは軽自動車かSUVのみで、ちょっと残念でもあり。

今や様々な問題を発端にして、すっかり体力が無くなってしまったメーカーなので致し方ないのだろうが、どうにか立て直しを図って、是非ともまたランエボないしは、パジェロと言ったかつての「三菱」を象徴したアイコニックなネームの車を復活させて欲しいなあと。まあ当方はトヨタ以外にそんなに乗る気が無いので完全に願望にすぎないんだけど。

まあ今の三菱のアイコニックは「アウトランダー」だろう。新型のアウトランダーは随分大胆なデザインを持っており、割と人気な印象。実車を見たことはないが、割と期待出来る車種なのではなかろうか。先代も初代も名前に恥じないタフなデザインで、好きな車である。

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と、話は逸れたので本題に。
ウィングは成型色、それもメタリックを再現しようとして少しだけ微妙な感じはあるのだが、それが気にならないくらいまとまりの良いデフォルメ。

特にホットウィールのランエボはどれもこれもデフォルメが強めで、これならトミカの方が……となりがちなものばかりなだけに、今回のこのエボ6はかなり良い。
流石にTLVのようなスケールモデルと比べると大分デフォルメが強いが、最近のホットウィールらしい、リアルながらもカッコ良いデフォルメが効いていてランエボの無骨さが良く現れている。

今までホットウィールでリリースされたランエボは「VII」と「X」だが、エボ7はラリーモデルを意識してる為か、車高が高め。車高を下げるにしても、バンパーにエアロを加える等しないことにはちんちくりんになりそうな印象。

もう片方のエボXは前後に大径タイヤを採用する大振りなデフォルメ。当時のホットウィールらしい味はあるのだが、同時期のトミカやらマッチボックスのエボXと比べると大分デフォルメがキツい。印象としてはゲームに出てくるような、そんな雰囲気さえある。言ってしまえば、ランエボのマッシブさを極限まで突き詰めたような、そんな感じ。

今後はこのランエボとGTO、リアルライダー入りしたZ32やプレリュードがどのようにリアルライダーで展開していくのか気になるところ。

で、ここからはこれを買う過程においてのお話。

当方は大人しく店頭で入手したのだけども、当初はAmazonで予約していた。
しかし、どういうわけか、一向に発送にならず、お届け予定日も未定のまま。最近のAmazonは詐欺が再び横行していてあまり良い話は聞かなかったりもするのだが、店頭で入手出来た時点でキャンセルをしておいた。

というのも、先月の第4土曜日販売だったハイパー・ホーラーズ。当方はスルーしたんだけども、ここに含まれていたサニトラが発売日に届かない、という話がSNS上で噴出。
最初はサニトラ人気も高いだけに、今回だけなのかな、なんて思っていたのも束の間。

今日のこのモダンクラシックスの発売日になってもやっぱり発送されないという人が多く、届いた報告をしているのはAmazon以外のサイトで予約した人達ばかり。

これ、予約受け付けるだけ受け付けて、ショートしてるのをひた隠しにしている? 一応在庫販売は解禁しているようだし。
だとしたらちょっとタチが悪いんじゃなかろうか。元々日本国内外問わず、Amazonは色々悪い話も聞くけれど、仮に入荷量が決まらぬまま、予約受け付けるだけ受け付けてショートしたらそのまま放置をしているなら、相当悪質な気がするんだけど。もう少し説明すべきなのではなかろうか。ただでさえ梱包方法でもかなり批判されてたりするのに。

ただ一つ、幸いなのは前よりも買える店が増え、流通量も増えただけに、ケアはしやすい点。仮にAmazonがダメでも、他の店舗で……となんとか乗り切れるのは不幸中の幸い。だけど、みんながみんな、実店舗で朝一から並べるわけではないし、通販に頼る他無い人も多い事を考えると、この状況は良くないね。ましてや、Amazonのホットウィールは一応「マテル公式ストア」を騙っているわけだから、マテルの面子まで下手したら潰れかねない。ここに書いても仕方ない話ではあるんだけども、もうちょっと供給できないなら出来ないと、しっかり示すべきな気がする。

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そしておまけ。11月に入ったのでミニカーサイズのよく駅前とかデートスポットに置かれてる大きいクリスマスツリーを展示。

昨今では「ハッピーホリデー」が適切な表現で「メリークリスマス」はクリスチャン以外の人に配慮していないから不適切、なんて都市伝説を小耳に挟んだのだけども。
日本でこんなこと言い出したら相当「空気の読めていない人」扱いを受けそうだが、ガラパゴスの日本の価値観で語ると痛い目見てしまうということか。

クリスマスっぽいミニカーが手に入ったら紹介したいなあ、なんて思いつつ。でもクリスマスっぽいミニカーってなんだろう?コカ・コーラのトラック?

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アプローチの違い

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HOTWHEELS HONDA CIVIC TYPE R

これまた今月の新作。来月に単品売りがあるが、それを待つより先にどんなものかを知りたく、余っていた事もあって調達。単品販売以降、単品売りされる車種がだだ余る……という現象も珍しくなくなったが、これ、マテル的には良いデータが取れたのか、それとも購買意欲が下がってイマイチだったのか、少し気になる所。

当方としてはいつでも買いやすいのはありがたいので来年以降も続けて欲しいし、なんならまだ単品売りに降りてきてない、それどころか日本に正規が未だに無い物も居れて欲しいなあなんて。
まあ商売である以上、イマイチだと判断されてしまえばこれも無くなってしまうのだろうが。

ホットウィールの日本車ブームも大分長い上、来年には「そんなものまで?」というモデルも出るようだが、EK9のシビック・タイプRは割と無難なチョイスなのではないだろうか。世界的な日本車ブームはもはや異常にも見えるわけだが、その日本車の中にこのシビックも例外なく紛れている。
ホンダにとっても、シビックのネーミングは非常に大事にしているようで、NSXの生産終了が決まった今、ホンダはスポーツカーのフラグシップにシビック・タイプRを据えるような気配すら感じる。
トミカ50周年の日本メーカービッグ3にデザインしてもらったあのシリーズでも、ホンダは何故か「NSX」ではなく「シビック・タイプR」だったくらいなのだから。

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シビックと言って連想するモデルは色々あるだろうが、当方の中でシビックのイメージはEG型。次いでEK型。
この辺りのハッチバック然としたスタイルの物が一番「シビックらしさ」を感じるが、人によってはセダンの方がシビックに感じる人も多かったり?
まあホンダ車にそこまで熱くはないのだけども……。

しかし、トミカプレミアムに出ているEK9に当ブログで紹介済みのマイストのノーマルモデルと大分雰囲気が違う辺り、ホットウィールのデフォルメは如何にして車を、ミニカーをカッコ良く魅せるかに重きがあるのだとつくづく感じる。

正直似ているか似ていないかで言えば、あまり似ていないような気もする。製品化率がただでさえ高いシビックの、それも人気モデルの一つに数えられるEK9だからこそ余計にかもしれない。

だが、当方はこのモデルを見ていると、かつてのホットウィールで出ていたEP3型のシビック・タイプRを思い出す。EP3型はあんまり人気もなかったなんて話だが、当方的には割と欧州風のスタイリングと控えめなスタイルが好みだったり。ホットウィールはそんな不人気とされたEP3型の数少ない製品。適度にライトチューニングされていたのもまたホットウィールらしいモデルだったなあと。

このEK9もそんな流れを感じる。まあEK9のデザイナーはリュウ・アサダ氏なのだけども。

つくづく氏がホットウィールに与えた影響の大きさたるや否や。世界的な日本車ブームは確かにあったと言えども、氏の存在があったからこそ、アメリカを代表するミニカー、ホットウィールで数多くの日本車や日本のカーカルチャーが世界で売られ、そのブームに燃料を注いだように思う。何せ、EK9型のタイプRは日本専売だったという話だし。

まだまだ氏の作品は控えているという話もあり、向こう数年は氏の新作を見られるだろうし、氏のスピリットは受け継がれていくのだろうなあ。

以下、カスタム周りのボヤキ。

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サイバー

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HOTWHEELS TESLA CYBERTRUCK

今月の新車、サイバートラック。テスラ・ロードスター、モデルS、X、3、Yと始まり、リリースされたサイバートラック。
受注しておきながら、未だに生産が始まってないだとか、初披露の場において、「割れない窓」に大きいヒビが入るハプニングがあったりと、何かと話題に欠かないサイバートラックだが、その名称の通り、やはり何よりも特徴的なのはこのスタイルだろう。

発表前、テスラがピックアップトラックをリリースするという話が流れ、モデルXやモデルSのようなミニマリズム的なクリーンなスタイルを各所が予想していた中で、テスラはそれらを一蹴するように、この特徴的な、言ってしまえばローポリゴンのゲームに出てきそうなスタイルのトラックを発表した。

こんなスタイルでありながら、しっかりとアメリカの道路交通法やら安全基準を満たした状態に落とし込んでいるらしく、その辺りのデザインセンスは流石と言わざるを得ない。

トヨタの時価総額を抜いて~なんて言っていたのも束の間。気付けばイーロン・マスクが世界一の富豪なのだから驚き。当方が子供の頃は世界一のお金持ちと言えばマイクロソフトのビル・ゲイツだったが、彼は今や4位。
5年程前にはアマゾンのジェフ・ベゾスがビル・ゲイツを抜いて、なんて騒いでいたのにそのジェフ・ベゾスを抜いて今度はイーロン・マスクか……。世界の富裕層のトップ1%だけで、下層の半分近くの人の生活が潤うなんて話も聞いたが、資本主義の構造も行き着く先まで行き着いたように思う。

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ホットウィールではZAMACボディで再現されたサイバートラック。実車もこういうスタイルだが、カラーバリエーションはあるのだろうか?なんて疑問もあったりしつつ、本当に見れば見る程、インパクトの強いスタイルでミニカーには適してる。その割にはそこまで製品化率が高くないようにも思うわけだが。

EVのピックアップトラックの先駆けのように思うサイバートラック。だが、アメリカビッグ3が黙って見過ごすわけもなく、フォードはF-150のEV仕様にかつての名称「ライトニング」を復活させたし、GMはGMC・ハマートラックとして、EVトラックをリリース。ステランティス(≒クライスラー)は2023年以降にJeepやラムで投入するという話で少し出遅れている感じはある。

今後EVにシフトしていく事自体は構わないのだが、EVの今の価格では貧困層はなかなか手が伸びないような印象なのだが、正直どうなのだろう? 中古だとバッテリーの劣化は激しいだろうし。都市部なら兎も角、車が移動の足の地方で「貧乏人は車乗るな」みたいなスタンスにならない?大丈夫?

まあ気候変動が厄介なのも事実だけど、正味、そういう「綺麗事」のツケって全部末端の人に行って、末端の人の生活が苦しくなるだけで何も恩恵がないように思うのだけど。格差社会の是正をいくら叫んだところで、何も変わらない現状、Z世代は割と達観しているというか、諦めているというか、そういう考え方が増えているように見えるし、世界の行き着く先ってどこなんだろう、と思わなくもない。国や集合体の「幸せ」を考える時代から個人の「幸せ」を考える時代に変わったのだとつくづく感じるが、その先にあるのは滅亡か。種の保全を考えると、個人の幸せには犠牲を払わなくてはならないが、もはやここまで来ると哲学の話になりそうな。

ところで、つい先日グリーンピースなる環境保全団体が自動車メーカーのランキングを発表し、トヨタがワーストだと一部で話題になっているが、あのランキングの意味とは何なのか。

GMが一位とは言うが、つい先日バカ高い馬力のエンジンを新発表したのに一位?
フォードも落第点とは言うが、EVに割と早い段階からシフトしているアメ車メーカーはフォードだし……SEMAでガソリンを撒き散らしてるとは言え。
トヨタはガソリンを撒き散らしながらも、環境基準を満たし、FCHV開発にEV開発、世界に先駆けてハイブリッドシステムを構築したトヨタがワースト?

ロビー活動を指摘しているとは言うものの、環境基準を満たせず罰金を払ったというフォルクスワーゲンが上だという話まで込みで考えると逆ロビー活動の結果がこの意味のわからないランキングなのではないかと勘ぐりたくなってしまう。というか随分表面的にしか評価してない時点で、いくらグリーンピースが名の知れたらしい、環境保全団体だったとしても、的外れな感じが否めない。

それにしてもグリーンピース、恐らくスペル的には「Green Peace」で緑の、エコの平和的な意味合いなのだろうが、当方はどうしても食べ物のグリーンピースが過ぎってしまう。英語だと「Pea」らしいが。

世界の今後の事を考えるのは大事だろうが、人間の頭はそこまで先のことは考えられないし、なんなら末端に行けば行くほど、その日暮らしなのだから、そこに綺麗事を、未来をーなんて唱えたところでねえ……。

大分本題から逸れてしまった気がするがこの辺りでとりあえず。

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初物

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HOTWHEELS ID CHEVROLET CORVETTE C8

初めてのホットウィールid。というと少し語弊がある。というのも既にid自体はいつかの、チェースで1台入手しているから。
しかし、「ホットウィールid」として販売されたものとして見るならこれが何気に初めてのid。id限定で魅力的なモデルは数多あれど、いずれも入手する機会には恵まれなかった。おまけに値段も決して安くないこと、日本には正規輸入が無い事もますます入手しそびれる要因に。

だが、C8コルベット。これだけはやはりなんとしても入手しておきたかったこともあり、今回その機会に恵まれてしっかりと確保しておいた。

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シャシーはスケルトン。中央にはidチップ。トミカにもチップを内蔵したモデルが「スーパースピードトミカ」として、リリースされているが、どうにもこうにも、ホットウィールとは方向性が違う……というか、ホットウィールは元々オレンジのあのサーキットを走らせる前提だからこそ、idのようなものも成り立つが、トミカの場合あまりサーキット系の玩具は多くない上に、それを前提としていないだけに、どうにもこうにも。サーキットと合わせて考えると二番煎じ感がイマイチ拭えないような気がしてならない。
まあこれも一つの挑戦なのだろうが。

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スペクトラフレームオレンジにid専用の独自のホイール。
前後異径にサーキット走行を前提とした車高はホットウィールらしいデフォルメと言えよう。好みは分かれるだろうが、当方的には実にホットウィール的な佇まいに心惹かれる。
昨今のホットウィールのデフォルメはリアリティが増したことでコレクティブとしてかなり良いのだが、その一方で2000年代以前のようなアメリカンなテイストは大分減ったよなあと。
まあ今からかつてのような路線に戻されるのもちょっと嫌な気がしてしまうのは慣れか、当方がホットウィールを本格的に集めようと思えるようになったのが、昨今のデフォルメのモデルに触れたからか。

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で、当然これを買ったからにはやることは一つ。マッチボックスで先行リリースと相成ったC8コルベットとの比較。
大分前に、インスタグラムの方で海外のコレクターがこの2つを並べて比較していたけれど、やはり自分自身の目でもしっかりと見比べたい。

まずサイズ感。ホットウィールの方が大きいのかと思いきや、意外とマッチボックスとそう大きい差を感じない。これは好感触。

デフォルメ。ホットウィールは伸びやかな印象を受ける一方で、マッチボックスは少し寸詰まり気味な印象を受ける。ホイール径の差か、デフォルメの仕方なのか。また、リアウィンドウの形状がマッチボックスは何故か実車と少しばかり違う。これはデフォルメなのかミスなのかわからないが、マッチボックスの味とでも言おうか。

タンポ印刷。ほぼ同一。だが、サイドのエアダクトのタンポが入っている分だけホットウィールに軍配が上がる。
パーツ分割諸々はどうも、ホットウィールと大差ないようで、リアダクト部がくり抜かれてシャシー側でメッシュを表現しているところだとかは同じ。

甲乙付け難いし、完全にこれは好みの問題になるが、当方的にはややリアリティ寄りなデフォルメであるマッチボックスの方が好みなあとは……。来年のベーシックにはidからこのC8が降りてくるという話だけど、色やタンポがどう変化するのか気になるところ。

ところで。idのアプリは日本でも対応しているようだけど、何故idの正規販売がないのか少し気になるところ。ルートを限定して売るのも一つの手のように思うのだけども……。

世界的に半導体不足が叫ばれる今、この手の内蔵チップは影響を受けないのだろうか、とか少し色々気になったところで今回はこれにて〆。

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目玉

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HOTWHEELS DODGE VAN

本日のホットウィールの新商品。既にラムバンは紹介済み。今回紹介するこれはつまるところ、2ndカラーというわけ。
此方の方がムーンアイズということもあって、黄色のボディカラーがよく似合う。ただ、同時にストレートに置きにいってる感も拭えない。とは言いつつも、「いいんだよ、こういうので」ってのは事実。
今年はボーンシェイカーのムーンアイズなんかもあった記憶があるけど、今になってスルーしたのを少し後悔していたり。2ndカラーがこれなら、並べられたのに。

それにしても、今月のホットウィールベーシックは何故か飛ばされたはずのHアソート。その影響なのか、並んでる人はいつも以上に少なかったような印象。
単品売りも無し、リアルライダー系も販売は1ヶ月以上も前に先行販売されたワイルド・スピードくらいのもので、全体的にお財布に優しい一方で、ちょっと物足りない月だなあと。今月のトミカも金型がどちらも流用されてるタイプのそれなので余計に。

噂では、COVID-19でロックダウンされた事で、納品に送れが出ている関係なのでは?という話も出ているが、真偽は如何ほどに。

世界的に半導体不足で色々影響が出ていたりもするわけだけども、今後それの改善の見通しも立っていないなんて聞くし、なんというか、COVID-19が落ち着いたところで、世界市場や経済への影響は相変わらず強いままなのだろうなあと。あまり当方には関係ないのだけども。人が人として生きていく上で、色々考えてしまうが、何も経済活動だけが全てでも無い。けど、それ無しで生きていけないのも事実。とモヤモヤしたりするが、それはそれ、これはこれ。

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正直この記事を書くタイミングになって、1stカラーを紹介した事を思い出すという、ムーブメントをかましている。だが、今回そのまま記事に取り上げたのはこの記事のメインは2ndカラーのラムバンだけでなく、新規のwakiyaku氏制作のアンソニー・サイモンのフィギュアと、要約「常設ジオラマ」の設営が完了したという報告も兼ねているから。

まあ常設ジオラマと言っても、大きさは本当にたかが知れているので、「ジオラマ型撮影ブース」と称した方が正しいだろうか。
それでも当ブログはこれまで仮設やブース無しで撮影していたいつかの時よりも大分良くなったなあと思ってしまうのも事実で。ミニカーの撮影に特化すべきなら、白ベースの丁寧な撮影がベストなのもわかっては居るのだが、当方的に、なんというかそういうよくある感じのそれよりも、「一部分を切り取った」ような、そういう感じにしたいというのがあり、今回こうしてジオラマを常設出来るようになったのは嬉しかったりする。

で、ふと思ったんだけどこういう撮影スタイルって昔見たブログの影響もあるのかなあ、なんて。
ちょっとだけ雑踏感のあるジオラマに、フィギュアと共に撮影。更新が止まってから早9年が経過しているブログだけども、子供の頃はよく読んでいたブログ。ミニカーの横にQooのマスコットキャラクター、クーが並んでるのが印象的だった。確かヤトミン等のゆるミニカー系のコレクターさんだったように記憶している。ブログの更新が止まっているだけで、もしかしてツイッター上で活動していたりするのだろうか?なんて思ったり思わなかったり。

子供の頃から見ているブログは数あれど、当方がこの歳になっても更新が続いているコレクターのブログはそう多くはない。
中にはサービス終了で消えたブログも数多く。時間の流れを残酷に感じるとともに、改めて、デジタルデータの不確実性を感じる。

それと共に、長く続ける事の難しさ、長く続けている人の偉大さを感じたり。
当方、この15年程でミニカーブログを転々としていて、当ブログに落ち着くまでは本当に時間がかかった。まあ若さ故の飽きの速さというか、そういうのもあった気がする。後はブログスタイルが固まっていなかったのもあるというか。

と、あまりミニカーの本筋とは余り関係のない話になってしまったが、ややあっさり目に〆るとして。

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バージョン違い

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HOTWHEELS BATMOBILE (2021)

バットマンと言えば、車好きにしてみればやっぱり「バットモービル」は外せない存在。
だけども、バットマンもバットモービルも、その名称だけではそれが具体的にどれを指すのか、全くわからない。

実はアメリカにおいて、アメコミが衰退気味なのはここも要因だと言われている。会話する上で「バットマン」の話をしても、それがどのバットマンの話なのか、もう少しじっくり聞かないことには会話が成立しないのだとか。

バットマンの歴史は古く、第2次世界大戦中のバットマンは日本人が、日本軍が敵だった……なんて話も小耳に挟んだ事がある。終戦から76年。まあそういう話は置いといて、それくらい歴史のあるバットマンだからこそ、「バットマン」という作品は沢山ある。勿論、映像作品もだ。

ホットウィールはそんなバットマンの劇中車、バットモービルを網羅してる。
今回紹介するこの「バットモービル」は(日本では)来年公開予定の映画「バットマン」の劇中車。

何気に映画版バットマンのバットモービルも1989年の今尚人気が高いアレだとか、TVシリーズのフォード・サンダーバードがベースの1966年のアレだとか、当方的には馴染みが深い、クリストファー・ノーラン監督の「ダークナイト」3部作のタンブラーだとか、「バットマンVSスーパーマン」系譜のDCEUのバットモービルだとか、映画版バットマンのバットモービルというだけで4車種。そこにアニメ版バットモービルも複数種類存在するし、如何にバットマンに、バットモービルに種類があるのか、よくわかるだろう。それを製品化するマテルの熱量も凄いけれど、向こうではそれだけバットモービルに需要があるということか。

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このリアに搭載されたエンジンの造形美。
従来のバットモービルは装甲車とスポーツカーを融合させたものだとか、タンブラーのような装甲車としての側面が強い中で、このバットモービルはアメリカンマッスルカーをベースにしながらも、色々凄いんです感溢れる造形と、バットマンというヒーロー像にもピッタリな無骨さがかなり来るものがある。おまけにリアリティもダントツで高い。

バットマンは正義のヒーローではあるが、同時にダークヒーローでもある。
暗い過去を持ち、常に自分のしている事が正しいのかという疑問を抱き、葛藤しながら、街に病的にまで蔓延る悪と向き合う。表の顔であるブルース・ウェインと裏の顔であるバットマンを使い分け続けながら。

原作コミックやら一部作品では割とそういう葛藤がないものも見受けられる一方で、クリストファー・ノーランのバットマンではその精神的葛藤の側面が大きく描かれた為なのか、以降の作品では割とそういう傾向が強いようにも思えたり。

しかし、語るにしては当方の知識がまだまだ浅いなあと思わなくもない。何せ、バットマンの作品群は数多くあるし、当方が把握するバットマンはダークナイト3部作とDCEUシリーズのバットマン程度のもの。原作コミックのどれも読んだことはないし、古いTVドラマシリーズや映画のバットマンも見たことがないのだ。

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で、バットモービルやバットマンに触れててふと思ったことがある。
当方がアークナイツで気に入ったキャラクター、「マウンテン」こと、アンソニー・サイモン。このキャラ、もしかしてバットマンこと、ブルース・ウェインをモチーフにしてる?

クルビアなる大国が出てくるが、この国のモチーフはアメリカ。サイモン社は大手建設会社であり、マウンテンはこの企業の御曹司。
ブルース・ウェインの両親はゴッサムシティの悪人の手によって奪われてしまうわけだが、アンソニー・サイモンも自分含む、家族全員がライバル企業の罠によって、全員投獄されてしまう。
こじつけに過ぎないのだけども、屈強に鍛え上げられた体だったり、慈善家だったり、家族を奪われて怨嗟を覚えている点だったり、被る点も多いのでモチーフにしているのではないかと、推測してみたり。
大陸版で実装されている「ブラッククラウド」なる彼のコスチュームも、ブルース・ウェインを彷彿とさせる黒いタキシードかつ、彼の手にとまる「カラス」ってのが、ちょっと狙ってるような気も……。

今回も1/64フィギュアにあたってはwakiyaku氏に制作依頼をした。いやあ……前回よりもクオリティが上がってない?塗りが本当に前以上に細かくてビックリしたのなんの……。造形的なそれがあるように思ってたのだけども、手元に来てそんなのが気にならないクオリティ。本当に頭が上がらない。

以下、音楽の話。

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ファスト・サーガ

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つい数日前、漸くワイルドスピードの新作「ジェット・ブレイク」を観に行ってきた。
映画の感想だけでも一つ記事が書ける気もするが、丁度良いタイミングでヤマダ電機でワイルドスピードのアソートが先行販売になったので、「ジェット・ブレイク」のワンシーンを再現できる状態になったこともあり、感想と合わせてミニカー紹介を。気付けば9月なのに驚きを隠せないが、それは兎も角として。

ネタバレもあるかもしれないが、何を持ってして、どこから「ネタバレ」なのかがもうわからないので、程々にそれが在ることを前提として頂きたく。

今時の映画、特にハリウッドは「ポリコレ遵守」はスタンダードとして、やたら「配慮」だの金脈のアジアの某超大国に対する忖度だの、本質を見失いつつあるように感じる当方。
元々のハリウッド映画はそれこそ大衆娯楽としてみんなに「観てもらいたい」作品かつ、監督や制作陣が「面白い」と思うものを創り出すものだったと思うのだが、気付けばメッセージ性が無いとダメだとかポリコレを守ってないとダメだとか白人男性はNGだとか只管ズレて行ってる気がするのだが、はてさて。

勿論、差別がダメだとか、女性も男性も変わりないんだ、とかそんな感じで訴えていくのは大事だと思うし、当方もそこは概ね同意するのだが、そこが前に出過ぎると言葉狩りにも繋がるし、そうなっていくと退屈な作品になってしまうのもまた事実なわけで。

無理にLGBTQとか出されてもこっちとしては興醒めも良いところ。このキャラを敢えてゲイにする必要性ある?みたいな気持ちになってしまう時もある。
あと歴史改変も大分しんどい時がある。歴史SFや歴史IFという前提ならまだしも、歴史創作物で中世ヨーロッパに黒人貴族って……。この当時、黒人は奴隷かメイドや執事と言ったそういう人が大半で貴族は存在しなかっただろ、と。歴史改変も度が過ぎるとこれまた興醒めして観る気が失せる。創作だから何しても良いとは思う、でも歴史物をやる上であたかもその創作が「史実」であるような描き方をするのは違うのではないか?

と、昨今の映画に対する感想はこの辺にして「ワイルド・スピード」の話。

ワイスピの良いところって「真面目にバカやってる」「なんでもアリ、やりたい放題」「創作は何やってもOK!」っていうところ。
創作をする当方としてはワイスピ程勇気付けられる作品はない。ああ、創作はなにやっても良いんだって勇気を与えてくれるのがワイスピ。

シリーズ初期の、TOKYO DRIFT辺りまでのストリートレース的なストーリーが好きな人からすると昨今のワイスピの極端にアクションに振った作風が嫌って人の気持ち、わからなくもないのだが、当方がワイスピに求めてるのって上に上げた「なんでもアリ、やりたい放題」で「真面目にバカやってる」「著名な俳優陣が勢揃いするお祭り映画」であって、かつてのその作風のものではないんだよなと。まあシリーズ重ねて規模がどんどん大きくなってしまったのでまあこうなるのは避けられないのもまた事実。

いや、またあの作風でやるならやるで歓迎するのだけども。兎に角当方としては「面白ければオッケー」だし、カーアクション大好き、車がどんどん潰れてくのを見るの大好きってタイプなので、今の作風のまま突き進んで次回の最終作を迎えて欲しい。

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HOTWHEELS TOYOTA GR SUPRA

GRスープラのホットウィールはパンデムエアロのものが既にリリース済みだが、こちらはノーマルエアロかつジェットブレイク仕様。

このカラーリングのスープラが出た時点で多分大多数の人が「ハン」の再登場を確信したはず。なにせTOKYO DRIFTでハンが乗り回していたヴェイルサイドエアロのFD型RX-7と同じカラーリングだし。
実際にハンとミアがこのスープラに乗るのだが、残念な事にハン達がこのスープラに乗ってるシーンはそんなに多くはなく、むしろこのスープラに乗るのは……。

つや消しで格好良いのだが、作中だと艶があったように思うし、実際トミカで出ているコレも艶があった記憶があるので、ホットウィールの独自解釈と言ったところか。トミカと比べるとドアミラーがある点は良いなあと思ったり。

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HOTWHEELS CHEVROLET NOVA SS

実は機種変してXRから12proになったのだが、12proのカメラ、性能が良い分なんか撮影が難しく画像が見切れてしまったのでリアビューからのみ。
このノヴァはレティが操り、助手席にラムジーが乗り込んで活躍。ノヴァの劇中車って言えば圧倒的に「デス・プルーフ」のマットブラック・ホワイトドクロのボンネットだと思うが、ここに来て「ワイスピ」からも登場。改めて見回すとノヴァは他のシボレーのオールドマッスルカー達とも違う味があって、やっぱり格好良いなと。

ホットウィールで既にノヴァは出てるが従来の金型とは異なるタイプ。この金型で「デス・プルーフ」仕様も来てくれたら万々歳だが、ライセンス的にも、そもそもデス・プルーフの映画の内容がかなり下品かつグロデスクなので大衆向けかつ子供もターゲットであるホットウィールには難しいだろうか。

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HOTWHEELS DODGE CHARGER

シリーズ通してチャージャーはドムのマシンとしてのアイコン。
「スカイミッション」ではオフロード・チャージャー、「アイスブレイク」ではアイス・チャージャーがアイコンとして登場していたが、今作は地味ながらも、やっぱりコイツがアイコンだと思う。まあそれ以上にジェット搭載のポンティアック・フィエロの存在感がヤバいんだけど。

一見すれば普通のチャージャーだが、このチャージャーが他と違うところはミッドシップ化されて、MRのチャージャーになってるってこと。

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実際にミッドシップ化されていたのか、はたまたカスタムでそれっぽく見せてたのかわからないが、アイスチャージャーの不評に対して、コッチはわりかし好意的に観られてる気がする。当方はどっちも好きだが。

ただ、実際の映画だとかなり「ワイド&ロー」感が強くてかなりカッコ良く見えたのだが、ホットウィールは車高が作中よりもやや高いせいなのか、ワイド&ロー感が少し薄めでそこがちょっと残念だったり。もっと車高がベタベタに低かったら作中のそれっぽくてカッコ良かった気がするのだけど。まあこれでも十分格好良いし、本当に気に入らなかったら自分で車高を落とすまでの事。

流石に封切りから1ヶ月は経つ頃合いなので、回数も減ってきてるが、少しでも気になるなら是非ともオススメしたい。色々新しい試みも見受けられるし。

ちなみに相変わらずの「勘違いジャパン」は面白い一方で、当方の感想は「東京はこんな薄汚くないし、今時ブラウン管テレビなんて無いよ」だ。

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定番シンボル

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HOTWHEELS PORSCHE 356 OUTLAW

気付けば2週間近くも更新が開いてる事実。夏バテが変わらず続いてるのもあるが、根本的に何をするにも無気力気味。夏が好きとか言いながら、夏に一番弱い気がしてきた今日この頃。

カスタムもぼちぼち再開しなくてはならない状況で、とりあえず彩色のリハビリ、と思って買ってきたのがこのポルシェ・356A。ガルフカラー。単品売りアイテム。再開しようと思っていた矢先に天気が1週間程悪い予報が出ている上に大雨が続いて危険なんて言われてる始末。タイミングの悪さよ。
しかし長期休暇が多いであろうこのお盆の時期に大雨とは最難な。今年の夏はどうにもこうにも、例年とはなんか違うんだよなーなんて。

本題。普段興味も向かない、食指も伸びないような車種もガルフカラーだとあら不思議。ちょっと欲しくなってしまう。
ポルシェはそれなり程度にしか好きではない当方。ましてや、オールドポルシェともなると余計に興味も薄れるのだが、ガルフカラーだとやっぱりちょっといいなと思ってしまう。

さて。ガルフカラーについて。当方にとってガルフカラーのイメージはやはりルマンのフォードGT40のイメージが強く、ガルフと言えばフォードGT、フォードGTといえばガルフ……なのだが、ガルフカラーって年代によって纏っていたブランドが異なる。

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例えばポルシェ。ポルシェのガルフカラーも割と代名詞的存在で、917LHのガルフカラーも思い起こされるわけだし、日本でも911のスーパーGTマシンがガルフカラーを纏っていた。割とガルフのイメージがポルシェという諸兄淑女の方も多い筈。

ところがイギリスメーカーもガルフカラーを結構纏ってる。アストンマーチンだって、ルマンでGTEクラスだったと思うが、ヴァンテージのGTカーでガルフカラーを走らせて居たし、もっと前にはマクラーレンF1GTRがガルフカラーを纏っていた。
尤も、マクラーレンのガルフカラーは伝統的な薄水色/オレンジのカラーリングに加えて、ボディサイドが黒でペイントされていて、他とは系統が異なる存在だったわけだが。

ちなみに今度からは再びマクラーレンにガルフカラーがまとわれるのだとかなんとか。また往年のF1GTR風のペイントに期待したい所。

さて、今度はキャストの話。どのアソートか失念してしまったのだが、つい最近のアソートのSTHはこのポルシェだった。
単品売りの中にSTHが紛れる事はあり得ないが、スペクトラフレームのライトブルーにオレンジストライプのガルフカラーはそこそこ映えそうだよな、なんて。
以前このポルシェでSTH風のスペクトラフレームを作ろうとして失敗したなあ、なんて苦い記憶を思い出しつつ、そんな苦い思い出のある車種でリハビリ。またぼちぼちとカスタム品を量産したい所……なのだが、天気が来週末くらいまで悪そうなのがちょっと残念。まあ仕事だ、なんだとお盆関係無しにあるので、然程問題ではないのかも知れないが。

既に各地で大雨の影響が出ているようだが、大事に至らない事を願うばかり。と言った所で〆。更新速度は多分上がらない。残念。

以下、音楽の話。

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新たなアプローチ

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HOTWHEELS FORD RS200 & RALLY VAN

本日の新商品。ホットウィールのチーム・トランスポートの新車。
シリーズ開始以来、トランポシリーズは積載車+1台という組み合わせが基本だった中で、今回新しいアプローチを掛けてきた。それがバン+キャリアトレーラー+1台。

輸送車という観点で、この車は間違いなくトランスポーター。だが、この新しい試みに思わず食指が動いてしまった。
一応、マッチボックスでもこれに近いものは存在してるし、なんならグリーンライトは積極的にこのタイプの物をリリースしている。だが、ホットウィールでこの手の物が出てくるのはなかなか珍しい。だからこそ、これは新しいアプローチで新しい可能性の塊。
それこそ、今後はグリーンライトよろしく、F-150やラムトラックをモチーフにしたピックアップトラックがこれと同タイプのキャリアトレーラーを引いてるものがリリースされるかも、なんて淡い期待を抱いたり。グリーンライト買った方が早いか。

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HOTWHEELS RALLY VAN

トランスポーター側。架空車なことが大半を占めるが、見た感じ、どうもエコノラインだとかあの辺に見えるような……いや、むしろそれをモチーフにしてると断言しても良いだろう。今回のこれは「フォード・レースチーム」なようだし。
70年代辺りの雰囲気を纏っていて非常に好感を持てる一方、ルーフのよくわからないキャリアが成型色剥き出しかつ、おもちゃ的過ぎて玉に瑕。
確かにおもちゃを買ってるわけだから造形には目を瞑るとして、タイヤを乗せてるような造形をするだとか、もうひと手間というかもう一捻り欲しかったと思ってしまうのは贅沢か?

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FORD RS200

RS200は初リリース時に触れた気がするので割愛……と思っていたら、どうやら取り上げていないようで。
あんだけ個人的に盛り上がったスリルクライマーズを記事にしていなかったのが驚きなのだが、確か丁度あの時期にWindows 10の不調でデータが丸々吹っ飛んだ事があったので、もしかすると記事にする前に画像データがロスト、それを忘れて記事にしないまま現在に至るのかもしれない。

Windows、「10」が最後と言いながら「11」をリリースしたのは本当に意味がわからないし顧客を舐めてるとしか思えないのだが、一体どういう考えなのか気になるところ。

話を戻して。RS200はグループB末期に登場したマシンで、その凶悪性たるや否や。
フォードもこの車も悪かった、とは言わないがグループBにトドメを刺したのは他でもない、このRS200。だが逆に言えば、あの狂気に満ちた時代に終止符を打った英雄であるとも言い換えられる。あの時代は実に魅力的な要素を多く孕んでる一方で、当方が知れるあの時代の要素の多くはあの時代の「良かった」側面ばかりで、きっと「悪い」側面はあまり聞こえないし聞けないのだろうな、なんて。

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しかし、どこか従来のトランポシリーズよりも「レースチーム」感が溢れる気がする。
これ、ラリーバンはそのままに、RS200以外での、例えばアウディ・クワトロとかでも行けたり?せっかくならスリルクライマーズと一緒に撮りたいところだが、引っ張り出すのが面倒……。

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個人的に希望をするのであれば、マルボロカラーのラリーバン&アウディ・クワトロだが最近はタバコの広告がやたらうるさいと聞くし、厳しいのかな。
流石にF1のチームが過去の写真を掲載する際にタバコのスポンサーロゴを消した事実には本当に驚いたが。
あの時代だから許されたものを、現代の価値観で推し量ってそれをなかったことに湾曲させるスタンスは当方には理解出来ない。

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ラリーバン、もしかして上に人形を乗せる前提……?
なんて思いつつ、ダートコース風のジオラマにそっと添えておいて、上に人形を乗せればかなり「それっぽい」一コマが撮れそうだなあ、なんて。上に何か載せて欲しかったと思う一方で、逆に自分で何かを載せて遊ぶ事もできるので、プラマイゼロと言ったところか。

おそらく今回のアソートで一番人気だが、トランポは定価が高い関係か、意外と売れない事も多いのでもし気になってる人はチェックをオススメ。他のトランポ同様、汎用性が高いアイテムに仕上がってる。

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その意志

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HOTWHEELS JEEP GRAND CHEROKEE TRACKHAWK 2019

更新ペースに対して、新製品やらカスタム完成品の紹介が全く追っ付いて居ないのだが、とりあえずは「書きたいものから書く」ことにして、まず消化。今回のポストは今日発売のホットウィールのグランドチェロキー。

2010年に登場したWK2グランドチェロキー。この顔のWK2グランドチェロキーは2014年あたりのフェイスリフトからだったか。
今年に入って新型グランドチェロキーがお披露目されて、つい数日前にアメリカ国内向けの新型が出荷されたことが自動車系ニュースサイトで取り上げられていたようだ。

何気に当方が長い間、製品化を望んでいたのがこのWK2グランドチェロキー。
ジープのミニカーは数あれど、その多くはジープのアイコンであるラングラーばかりで次点がXJチェロキー。どちらもジープを語る上では欠かせない車かつ、知名度があるので、優先されるのはそれなのは当然として、当方としては、やはりジープで好きな車といえばグランドチェロキーやらワゴニアーやらで、そっちを出してくれた方が……と長年思っていた。そんなワケもあり、去年のリークで製品化予告がなされた時は実に驚かされた。
無論、もはや登場から10年以上経過している以上は今更感は拭えない。だが、出してくれるだけでも十分有り難い話なのだ。

現行のジープといえば、マッチボックスからはここ数年、現行ラングラーを始め、現行前期型のチェロキーに、SJワゴニアなんかも出ているが、今回のホットウィールのこのWK2グランドチェロキーはマッチボックスのそれらとは比べ物にならないくらい良質で実に驚かされた。
(誤解無きように言っておくと、マッチボックスのそれが決して出来が悪いとかではないのだ。だが、時期やリリースされているラインを加味してしまうと、大きさが小さいことが実にネックになっている)

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ワイルドスピードに出ているらしいが、一体どこのシーンに出てるのかは不明。
まあ肝心の新作である「ジェットブレイク」が日本では8月公開だし、北米も確かつい昨日、25日に公開されたばかりなのだけども。

グランドチェロキーはラングラーに次ぐジープの看板車種ということもあってか、クライスラー系のHEMIエンジンを搭載したパワフルなSRT-8やオフロード特化とされている「トレイルホーク」の他、今回製品化されたSRT-8を更に凌ぐハイパワーのマッスルSUV「トラックホーク」なんかもある。

このトラックホークを語るには色々とあるのだが、まず前提として忘れてはいけないのは、このSUVは決してベンツのGLCクーペやアルファロメオ・ステルヴィオのような、スポーツ性を前提としたスタイリングや設計の為されたSUVではないという事。
それこそ、郊外に住むファミリーユースの、極々一般的な大衆SUVに変わりないのだ。そんなSUVにクライスラーお得意のHEMIエンジンの更にハイパワー版であるヘルキャットを載せて700馬力を超える出力にして居るのだから、この字面だけでアメリカ的だと言わざるを得ない。とりあえすデカイ、ハイパワーなエンジンを積めば早く走れるだろう……そんな安直な発想にさえ思えてくる。まあ実際はシャシーやらシャフト、タイヤやら色々改良が必要なのだが、それは別の話として。

正気を疑いたくなるような、こんなSUVを出したのだって、きっと世間のSUVブームの中でランボルギーニ・ウルスのようなハイパワーでエキゾチック、それで居ながらスーパーカーとしての性能を担保しているSUVが世の中に存在し、求められているからだろうし、ジープがそれを出してきたのも、きっとそういったSUVに挑む為だろうな、なんて。それに話題性に事欠かないだろうし。

或いはガソリン車規制を見据えて、最後の足掻きか。まあ規制そのものはまだまだ先だろうが、おそらくはそんな所なのではないかと当方は思う。

さて、車の話はこの辺にしてミニカーの話も。元々ホットウィールの上級ラインは満足行く仕上がりのものが多いが、現在のような形態の「カーカルチャー」シリーズに切り替わり、そしてワイルドスピード系がリリースされて居る現在の上級ラインは前以上に満足度が高くなったように思う。ライト類に当然のようにプリントがあるのは当然として、車種チョイスが実に、実に絶妙なのだ。

今年だけで言えば、「ドイチュラントデザイン」のアウディS4や、「ファストワゴンズ」のベーシックからリアルライダー入りした850エステートにアマゾンワゴン。今回のグランドチェロキーだってそう。

一定の購買層は存在する一方で、間違いなく人気車種程、購買層が多くはない車種を人気車種と混ぜ込んでラインナップに加えることで、「アレ、この車思ったより良いぞ?」なんて思わせて買わせるやり口。
子供の数が減ってる事や、スマホ・Switchのようなデジタル機器の台頭で玩具メーカーはマテルも含めて苦境を強いられ気味とは言うが、体力があるからこそ為せる技だし、そういう事をしてくれるからこそ、「もしかするとあの車も出るんじゃないか」なんて思わせてくれる、ワクワク感をも提供しているように当方は感じる。

で、これって一昔前くらいのマッチボックスにあった雰囲気なように感じてしまっていたり。
今のマッチボックスも変わらずそういうワクワク感のようなそれがあるのだが、実際に手にとって、満足感を強く覚えるのって、やはりこっち。まあそりゃあベーシックの2倍以上のお金を出しているわけだから、当然といえば当然なのだけども。値段もクオリティも高いミニカーでないと満足感を得られ難くなっているのは、それだけ当方が歳を取って来たという証拠か?

なんてところで〆。


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