

TOMICA TOYOTA GR COROLLA MORIZO EDITION
今月のトミカ。世界で一番売れた車、なんて二つ名もあるカローラだが、トミカでカローラとなると妙にオーソドックスな物から外したものが多いイメージがある。カローラスパシオなんてその筆頭。
まあ流石にその後に出たカローラはアクシオだし、その次がフィールダー、そしてカローラツーリングと出てきた、トミカのカローラ。
つい最近、カロツーが絶版になったが、代わりにトミカに追加されたのが今回のGRカローラ。
トヨタのハイパフォーマンスモデル群が「Gazoo」なんて名乗っていたのも過去の話になりつつあり、あの時はあんまりGazoo Racingこと「G'z」が定着してる印象もなく、更に言う慣れば、ちょっとあの当時の当方的にはあんまり好みではないスタイルだったのがG'z。
2017年辺りにブランド刷新で「GR」を名乗るようになったタイミングと、トヨタの新車のデザインが結構当方好みの格好良いものが増えた事、当方の好み抜きでこの辺りで「TNGA」なる新しいグローバルプラットフォームを使用するようになった事も相まってなのか、「GR」のブランドは結構浸透してるように思う。
ただ北米だと最初から今の今まで「TRD」が浸透している不思議。継続は力なりのTRD、しっくり来るものを探すまで小変更を繰り返したGRと言ったところか?
GRブランドのマシンは数あれど、このGRカローラなんかは欧州で人気なイメージのあるホットハッチの類いでこの手の車も好みな当方にしてみれば結構好きなデザイン。元々カローラスポーツ自体が運動性能が高そうな車に見えていたが、それがGRともなれば、よりスパルタンなのではないかと思う次第。
欧州での売れ行きはわからないが、最近は欧州でもハッチバックよりもSUVもどきのハッチバックが人気だと聞くし、フォードもフィエスタの生産終了を発表。欧州といえばコンパクトハッチバック、なんていう時代も終わりに近づきつつあるのかもしれない。
まあメーカーサイドにとっても、コンパクトカーやセダンよりも付加価値を付け易いという点だったり、今後のEVシフトを見越して大きいスペースを確保出来るSUVは利点があるということなのだろう。

今回のこのGRカローラは昨年2月のフェアレディZ以来の初回と通常で金型が分けられているアイテム。
と言っても、変更されているのはインテリアとウィンドウパーツのみ。
しかしこの差が結構大きいのは初回はトヨタの現会長である豊田章男氏こと、モリゾウ氏が手掛けた更にスパルタンな限定モデル「モリゾウエディション」の再現だから。

5ドアハッチバックにもかかわらず、2シーターという強気の仕様。そしてこれ、実車にあるかはわからないのだが、フロントウィンドウ助手席側の下にモリゾウ氏のサインが入れられている。
トミカはこの初回特別仕様の箱にもこのモリゾウ氏のサインを印刷しており、名称に違わぬ「特別感」をよく演出しているように思う。
ここまで凝ってるなと感じるのは昨年12月のシビック・タイプR以来だろうか?
ただねえ……これ、試作品を見た時からずっと感じているのだが、見る角度によっては妙に幅広に見えて、あんまり似てないように見えてしまうこと。
元々カスタム予定だったので塗装を剥いだモデルもチェックして見て思ったのはトミカの厚塗り塗装が悪さをしている点と、リアオーバーハングが少し長めに取られてる事、カローラツーリングとの差別化を明白にする為なのか、デフォルメを少し強めてワイド感及び実車のオーバーフェンダーを脚色してる点。
これがかなり好みを分ける部分で当方としてはモヤモヤが残った部分でもある。車は好き、素体も悪いわけじゃないが、どうも微妙な部分がある。まあ550円の大量生産品でこのクオリティなのだから、そこまで文句は無いのだけど。
既に売り切れてるところも多いだろうが、トヨタ党であるのならオススメしたい一台。
以下、おまけ的な雑記と合成音声のお話他。
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HOTWHEELS BMW M5 E39 2001
今日発売のホットウィールのM5。
この金型自体はアマゾン限定のトランポとリアルライダー3台がセットになったプレミアムコレクターセット登場のアイテムだが、金額が金額だけに手出し出来ず、そのうち何かしらのアソートに降りてくるだろうと待った甲斐があった。
ボディカラーはシンプルな赤色。M5のイメージカラーがどんなものなのか把握してないのだが、この手のBMWのセダンは不思議と黒色のイメージが強い。思えば、アウディのイメージが強い、ジェイソン・ステイサム主演のトランスポーターでも1作目だけはBMWの7シリーズが使われていたような記憶がある。
結局のところ、BMW=高級セダン=黒という図式が成り立ってるが故のイメージカラーなのかもしれない。
そして聞くところによると、どうやらプレミアムラインのワイルドスピードアソートから黒色が出るようで。
黒なんてワイスピに出ていたか?という記憶しかないのだが、最新作のファイヤーブーストで追跡者として登場した奴らしい。アレM5だったっけか……。

最近のBMWのデザインは正直当方の好みからはかなりかけ離れていて、BMWは開口する一方でBMWオーナーは閉口するようなデザインになりつつあるが、この辺りのBMWはグリルも大き過ぎない、シンプルな物で時代を感じる。
80年代は丸目4灯だったBMWも90年代には角目となり、そして2000年代に入る頃には涙目のような形状へ変化したように思う。この年式はちょうどそんな過渡期に位置する。
実車に設定があったとは言え、ワインレッドやメタリックレッド的な少し上品な赤色ではなく、ビビッドな赤色はどこかゲーム的でもあり、そしてミニカーとしてこれ程最適な色も無いよなあと思ったり。
このビビッドなカラーリングで当方はリブート版『Saints Row』に登場する5シリーズを元ネタにしたセダン「コーサー」こと「荒い」を思い出したり。
あのゲーム、ガレージに入れた車両がしっかり日本語表記されるまでは良いものの、設定ミスで一部の車両が訳されてディスプレイされる始末。「グランダッド」の「おじいちゃん」の破壊力もさることながら、「荒い」も大概。
尤も、セインツロウのコーサーはゲーム内の設定を照らし合わせるとホットウィールのコレの1つ前のモデルのようだが。
今でこそ、この年代の車もネオクラシックなんて言って持て囃されるようになって久しいが、かつての高級車も時間と共に一般的な中古車と大差なくなるのは避けられない運命のようなもので。中古車価格が上昇する旧車というのは大分限定的なように思うが、このM5も古いM3なんかのように、歴史的資料価値として値段が上がることもあるのだろうか?
にしても、この価格帯の物でも印刷がズレてるところはやっぱりホットウィール。ご愛嬌か。
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先月末発売のトイズキャビンの中古車屋ガチャ。
どうも人気なのか数が少ないのか、近場のガチャガチャを見ても見つけられず、面倒なので2セット分ネット通販で取り寄せ。見かけたらまた追加で回せば十分だろうかと思いつつ。シール類はオリジナルにしても良いかも知れないということで敢えて貼らずにそのまま。
何かと1/64サイズの小物を比較的安価でリリースしているトイズキャビン。その熱意は高く、痒いところに手が届く事も決して珍しくない一方で、偶にスケールが明らかに1/64ではない事もあって、安定性に少し欠ける事もあるが、ガチャアイテムということに加え、比較的安価ということで許容範囲ではあったり。まあガッツリ精度高めたいのであれば、やはり3Dプリンターで色々制作してるところに頼むのが一番だろうし。
で、ふと回収してて思ったのが、これってある意味「現代のカプセルタウン」だよなあ、なんて。
10年以上も前に、今はタカラトミーアーツに再編されたガチャポンプライズ系中心にリリースしていたタカラトミー系子会社ユージンがリリースしていた「カプセルタウン」シリーズ。
あちらはモドQ的な佇まいだし、もっと愛嬌のあるスタイルだしで、一応はリアル系のトイズキャビンと比べるのはまた違うかもしれないが、ガチャガチャで街が、ジオラマが作れるというコンセプトでは重なる点も多いよなあと。
まあ肝心のカプセルタウンはゾンビの街、それもジョージ・A・ロメロの「ゾンビ」を強くオマージュした小ネタの数々を混ぜ込んだ「カプセルタウン・オブ・ザ・デッド」を最後に一切の登場が無いし、そのオブ・ザ・デッドもその時点でシリーズから4、5年ぶりくらい空いてのリリースだったような記憶がある。調べてみたら2009年の10月販売。いや、そんなに前なのか、と。当方小学生。うーん、これが一番のホラー。
以下、実は一番書きたい話。ドラマと少し映画の雑記。
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GREENLIGHT FORD MUSTANG MACH E YELLOW CAB
6月販売予定となりながら、3ヶ月も待たされてしまったグリーンライトのイエローキャブ。
まあ予定は予定。何かしらの要因で販売自体が中止になる事も無いわけではないので、こうしてしっかりと販売された事をまずは喜ぶとして。
「マスタング」の名前を冠し、デザインもマスタングの要素が入りながらも、そのスタイルは4ドアかつ、流線形SUVとなれば、その異端児ぶりに驚く人も少なくないはず。これがマスタング?なんていう声は多数耳にしているが、向こうではどういう扱いなのか少し気になるところではあったり。
ただマッハEにプラスの話をするのであれば、2021年にミシガン州警察がマッハEの2022年モデルをテストし、見事に合格したという話。
このイエローキャブと同時発売のマッハEも、この時にミシガン州警察がテストした車両のグラフィックが施されている……が、当方はスルー。
しかし、この辺を製品化するところは実にグリーンライトらしいなあ、と思ったり。ニッチ過ぎて需要としては微妙であれど、しかし確実に存在する需要を拾い上げる姿勢は他のミニカーブランドには見受けられない気がする。

マッチボックスでもベーシックでイエローキャブ仕様がリリース予定で、10月末に登場らしく。
1stカラーの赤、2ndカラーの黄色、3rdカラーのグレー、そしてイエローキャブ。登場が昨年で、昨年登場の赤を今年に持ち越した上で新カラー多数とは、結構優遇されているように思う。
やはり人気や評価に賛否あれど、アメリカ人にとって「マスタング」の名前は日本人にとっての「スカイライン」くらい、重要な名前なのではないかと感じる。日本でもかつてはスカイラインにクロスオーバーがあり、「早すぎた」車として知られるが、クラウンもセダン型クロスオーバー化した今、スカイラインもまた名前存続の為にまたSUVが出てきたり……?
少し脱線したが、当然、ミニカーで製品化されるからには実車も存在する。2021年の年末にニューヨークに現れたマッハEのイエローキャブ。日本でもちょっとだけ話題になった記憶。
実車の車両番号は「4N11」でグリーンライトの「4N12」とは1つ違う。
ニューヨーク市の公式サイトで色々チェック出来るので、4N12を調べてみたところ、どうやら実際の4N12は先代の、日本では未発売のRAV4の様子。こういうデータがあるのは結構(オタク的には)助かる部分だなあと。
さて、タクシーの代名詞的存在でもあるニューヨークのイエローキャブ。
Uber等の配車アプリとの熾烈な争いの後、融和したり、存続を図る為にあの手この手を尽くしているわけだが、最近はBEVに熱があるように見える。
キアやヒュンダイのBEVを採用車種に加えた他、テスラのモデルY、モデル3も採用。まあ正直なところ……。
BEVはデザインの自由度が高いにも関わらず、こう、ガソリン車のデザインをベースにしてるせいなのか、色々と脱せておらず、奇妙さが勝るデザインが多い。
そんな中で、フォードのBEVはわりかし上手く処理しているような印象があり、好感触。
ただ残念なのは日本から撤退して久しいということ。もう6年も経つのだから驚き。
あれこれ理由をつけていたが、結局のところ、日本車の独壇場である日本市場では勝ち目も無ければ、利益を出すのも難しいのだろう。でもあれから6年で自動車市場も変化したのだし、ここは敢えて電気自動車に絞って再上陸するのもアリなのでは?
なんて思いもしたが、日本市場に合わせてコンパクトを増やしても効果が薄かった事を考えれば、BEVで食い潰し合ってる今の日本市場で覇権を取るのは難しいかもなあ、なんて。
そういえば、今年から採用された車種の中には北米でアヴァロン後継として販売開始されたクラウンクロスオーバーも含まれている。
長い長い時代を経て、日本の「クラウン」がニューヨークのイエローキャブの採用車種に含まれた事、そしてフォードの、アメリカの「クラウン」ではない「クラウン」が再びニューヨークのイエローキャブの車種名の一つとして出ている事。時代の流れを感じると共に、もし、フォードがまたセダンを造るのであれば、是非とも「クラウンヴィクトリア」の名前を復活させて欲しいなあ、などと思ったり。
非常に待たされたが、期待以上のクオリティで大変満足。グリーンライト特有の大味感も何故かこのアイテムでは薄く、カッチリとした出来栄え。やれば出来る子。いずれ出そうなNYPD仕様に期待しつつ〆。
(2023/9/13追記)
ついに初の目撃ツイートが。「2A32」号車の様子。やはりこの黄色はどんな車も魅力的に魅せるものがあるように思う。まあそもそもで当方はクラウンクロスオーバーは割りと好きな部類なのだけども。
しかし、改めて、「フォード」の「クラウン」ヴィクトリアから、「トヨタ」の「クラウン」になるなんて、一体誰が予想できただろう?
少なくとも幼少期、イエローキャブの存在を知り、ニューヨークを夢見た幼き当方は全く思い描きもしなかった未来。何が起こるかわからないものだとつくづく。
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気付けば8月ももうすぐ終わり。
何かしらブログを書きたいなあと思いつつも、困った事に紹介したいと思えるアイテムが無く。
今月のHWベーシックの紹介タイミングはもう旬を過ぎてる感じが否めず、トミカは日産・サクラとアンリミテッドのFDは気に入ったものの、紹介する程かと問われれば答えはノー。なんというか、一つの記事に出来る程の熱を持てず。
じゃあカスタム品となるも、モチベーションの問題やら多忙気味だったのもあって作業進捗は滞り気味。
今月頭にはいくつか完成したものの、中旬以降はめっきり。その完成品も少なくとも、ブログで取り上げる程の物とは言い難く。
一方で、ヤフオクでちょくちょく落札はしているものの、次のジオラマ会に向けたアイテムが中心でこれまたブログ記事にしたいようなものでもなく。否、購入記録として敢えてブログに載せておくというのも決して悪くはないのかもしれない。
が、個人的にブログを書くなら購入記録よりも、それを手にした時の感触を記したいというのもあり。プラスだったり、マイナスだったり。或いは感じ取った作り手の拘り。
上手く言語化出来ないのだが、入手したときに「これはブログで書きたい」という感覚がある。
残念ながら、今月の購入品の中でそういう感触を得たのはトミカ博で購入したイベントモデルのJPNタクシーだけ。まあ結局当方が好きな車かどうか、という側面が大きいのは間違いない。
しかし、ブログで書きたいと思う事はなにも「ミニカー」だけではないのは知っての通り。
かと言ってそれを主体で記事を書くのもなんか違うという贅沢な悩み。閑話休題的に。来月はもう少し記事にしたいと思えるようなアイテムを入手出来れば良いなと思いつつ。
なお、写真はトミカショップのアトラクションで入手したもの。当たりの金色のサメトラックとハズレのターコイズブルーのトライトン。ハズレが微妙と話題だが、当方的にこの手のピックアップトラックが割りと好きな事や、色が結構ハズレ枠にしては良い色なので好みだったり。
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TOMICA TOYOTA JPN TAXI
夏のミニカーイベントと言えば。人によって回答は様々だろうが、今回「トミカ博」に行ってきた。
年に数回、日本国内各地で行われるイベントだが、GWには大阪、夏には東京(というか東京近辺)で行われるのが定石のような印象がある。
トミカ博のターゲットはトミカの購買層であり、コレクターを明確に外しているわけではないだろうが、メインターゲットは当方達のようなコレクター層ではなくトミカで遊び、学ぶ子供達だろう。極力お邪魔にならないようにするのが最適解。
いや、そもそもでコレクターによる、コレクター達の為のイベントであっても邪魔にならないようにするのが当たり前なのだけども。
さて、24年生きてきて、トミカ博にに行った回数は実はそう多くはない。毎年行くような人も居る中で、当方が記憶してる限り今回を含めて行った回数は僅か4回。
1回目。まだ幼稚園に上がったばかりくらいの頃に両親に連れられて行った記憶。
妙にシビアなアトラクションのシステムに当方も親も不満を抱いていたような記憶がぼんやりと。展示品の当時ですら絶版のトミカの、それもタクシーを見て欲しくて泣いていたような記憶もぼんやりと。
2回目。ちょうどトミカのコマ撮りが全盛期だった時期で、トミカ熱が当時の当方の中で再燃しており、父親にねだって連れて行って貰った記憶がある。確か幕張メッセで開催されていた時のものだったか。
正直殆ど記憶に無いのだが、ほぼイベントモデル欲しさに全振りだったのではないかと思う。
3回目。確か2016年開催の物で高校生の頃に一人で行ってさっさと帰ってきた記憶がある。
目当てはラングラーのパトカー。展示品なんかは二の次。イベントモデルを買って、そしてトミカつりで黄色いランエボを買ってさっさと帰った。それだけの記憶。
で、今回の4回目。目当てから言えば、新しいイベントモデルに「JPNタクシー」があったから。本当にそれだけ。
でも、このイベントモデルのおかげで大阪から遥々、ジオラマ会の主催でもあるタクミ氏がやって来たので他の数名を巻き込んで行動を共にしていた。
つくづく振り返ると歳を重ねたもんだなあ、なんて思ったりもしつつ。

前置きが大分長くなったが、メインのJPNタクシーの紹介。
トミカでは2019年の6月に登場し、バリエーションは翌月に登場した東京オリンピック・パラリンピック特別仕様車のバリエーションのみだったJPNタクシー。
実車が深藍、黒、スーパーホワイトIIの3色しか設定が無い事、トミカは変なカラバリや仕様を出す割に謎に「メーカー監修」に拘っている点を踏まえると、もしカラバリが出るなら白だろうと踏んでいたが、予想通りの白の登場に驚き。
タクシー会社特注も少しは考えたものの、どうもタクシー会社はバス会社と違ってあんまり特注トミカには興味がない様子。
「トミカ」のブランドで実在タクシー会社が出てくる時は大体TLVの方が印象強く、どうにもこうにも、トミカからも、タクシー会社からも、製品化しようという気概は感じなかったり。
まあトミカでクラコンが出た2007年当時に各社に持ちかけてみたものの、当時は不況気味だった事、数年後にはリーマンショックもあった事で色々と余裕がないところが多く、尽くスルーされてしまった……という話をどこかで目にしたのだが、イマイチ思い出せず。
JPNタクシーで特注トミカが造られる日は来るんだろうかとも思ったりしつつ、改めてレビュー。
長らく深藍のボディに見慣れすぎてしまっただけに、白色のボディカラーは実に爽やか。会社名は入らないものの、トミカイベントモデルであることを示すグラフィックがボンネットとボディサイドに入れられており、タクシーらしい雰囲気は出ている。
明確に「コレ」というデザインは無いが、雰囲気的には横浜のラジオタクシーとか仙台タクシーグループ、色は違うものの斜線に近いストライプが北都交通を彷彿とさせたり、なんというか「都内」のタクシーではなく、地方都市の白ベースのタクシーをイメージしているような印象がある。
モチーフが何にせよ、他の夏の追加アイテム同様に、センスを感じるアイテムで非常に好み。やれば出来る子。
ただねえ……まあ大量生産品に対して言う事ではないのだけど、微妙に塗料の食い付きが悪いのかエッジ部分が少し色薄れて居たり、細かいところで言えば、実車の塗り分けと違うところが多々ある。ので、画像のは実車同様に色を加えて居たり。
例えば、スーパーホワイトIIはAピラーが黒色なのだが、これは塗られていない他、フロントグリルシルバートリム下も実車は黒なのだが、謎にホワイト。でもダクトは塗られている。
一応福岡の双葉交通という会社が指定色に塗り替える際、この辺りも指定色であるピンク色にしていたが、あちらはシルバートリムの内側もピンク色でこちらとは微妙に違ったり。
ただ、逆に言えば通常品ではちゃんと塗られていなかった、左後部ドアの窓サッシ周りにはちゃんと色が入るようになった。まあ流石にここがボディカラーそのままだったらそれはそれで……という感じもするのだが。
こうして書き連ねているけども、大変満足行くアイテムなのは事実。
購入数は伏せるが、タンポを落としてのカスタム前提として結構な数を調達した。ので、のんびりとカスタムしていきたいところ。とりあえずはラジオタクシーとアルピコタクシー辺りを造り、屋根埋め前提にはなるが、岩井田運送とか北都交通辺りを作りたいところ。と言ったところで〆て。
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HOTWHEELS LAMBORGHINI COUNTACH LPI 800-4
明日発売のホットウィールのカウンタックを一足早く入手出来たので記事更新をしてみたり。
話題の新型カウンタックは昨年の9月にトミカでは登場済みでその時にも
記事を書いている。既に10ヶ月どころか11ヶ月に差し掛かろうとしている事に時の流れを感じてしまう。
流石に実車の説明を改めてする必要も無いので、ミニカーに主軸をおいて。
ホットウィールとトミカのデフォルメや解釈の仕方が異なるのは今まで書いてきた通りなのだが、新型カウンタック一つとっても、両者の違いが顕著に感じられるのは面白いところで。
どちらもロー&ワイドで、実車同様にボディが後ろに行く程、膨らんでいるのも一緒。前後で異径ホイールなのも一緒。
更にはヘッドライトがクリアパーツで再現されてる点まで一緒。でも、まるっきり雰囲気が違う。
トミカはワイドホイールを使用し、ホイールの縁がメッキ処理されてる一方で、ホットウィールは黒の成型色のリアルライダーだから?
ヘッドライトがホットウィールはウィンドウパーツの延長でトミカは別パーツだから?
いいや、そういう「造り」の違いで抱く部分よりも、やはりデフォルメの違いだろうな、と。
良くも悪くもトミカは冒険せずに、実車をそのままスケール的に落とし込めたように見え、一方でホットウィールはランボルギーニのマシンを、スーパーカーを、低く、それでいてワイドに見せて居る。
後はこれは感性の問題だが、どうもホットウィールの方が角が取れているというか、流線形を重視しているように見え、一方でトミカは実車のプレスラインを再現しているような、そんな印象。
どちらもほぼ一緒で、ひと目見てわかる違いと言えば、トミカの方がサイズが大きいところとインテリアカラーくらいなのに、こうも印象が変わるのが面白く、そして見比べるのが楽しいのはまさしくミニカーの醍醐味というか。
実車は「唯一無二」にしかならないものも、実車を元にサイズダウンした「ミニカー」となるとブランドそれぞれの「やり方」が垣間見えて来る。

個人的にはトミカの方が造りは好きなのだが、やはりこういうところはマテルだなあと思うのはリアの印刷の多さ。
バックライトにハイマウントストップランプの印刷に加え、ナンバープレート用のスペースには車名エンブレムも追加で印刷する徹底ぶり。
なんなら、トミカと違って細かいところに墨入れされており、印刷面ではトミカの完敗。尤も、トミカの550円とホットウィールのリアルライダー、825円を比べるというのは酷なものだろうが。
ジオラマを軽くやるからこそ、感じる部分なのだが、当方としては、ホットウィール、マッチボックスを中心に並べたところにトミカを加えて混ぜるのはそこまで違和感も抵抗感も殆ど無い。
一方で、トミカだけを並べたトミカタウンにホットウィールやマッチボックスのミニカーを混ぜると違和感を覚える。
うーん、この感覚。人によってはそういう感覚は無いし、わかり合うには難しい気もする部分。
これは一つの推測に過ぎないが、この不可逆的な感覚を覚えるのは両者の作り方の違いなんじゃないかとも思ったり。
トミカは、特にここ10年程は良くも悪くも実車に極力近づけようとしているというか、量産された「工業製品」感が強く出ている。それがブランド力にも直結しているような、そんな印象。
一方でマテル。ホットウィールもマッチボックスも独自の世界観を持つ一方で、それらはお互いに干渉も出来る塩梅にあるのはオリジナルデザインの存在や、それぞれのデザイナーの「個性」が出ていても許される、良い意味でアメリカ的な寛大さ故なのではないかと思ったり。
それがあるからこそ、ホットウィールとマッチボックスを並べたところにマイストやらWelly、トミカと言った他所の同クラス帯のミニカーブランドを並べても然程、世界観が壊れない印象を受けるのかも。1/64は別にしても、まあグリーンライトくらいならやはり違和感は無いんじゃないかと思ったり。
トミカにも当然、デザイナーは居るはずだが、ホットウィールと違って表に出てくるということはほぼない印象。
加えて、メーカー監修だったり、メーカー直々にCADデータを得てそれをベースに制作されているであろう、アイテムもあることを考えたら、アレンジを加えてデザイナーが一番「ミニカー映え」すると感じるようにモデファイされるホットウィール・マッチボックスと、メーカーが想定しているままの形であるトミカは同価格帯のミニカーながら、その立ち位置も作り方もまるっきり違うもので。
まあどちらも「偶に微妙な出来栄え」の物がある点はやっぱり、スケールモデルとは違うんだなあと思うところでもあるのだが。
以下、ちょっとだけ音楽の話と新しいコンパニオンの話。
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TOMICA MITSUBISHI FUSO SUPER GREAT BYAKKO YOHEI
デコトラ熱の再燃が収集対象の変化に影響を与えたなあと思う今日この頃。
長らくネタを温めて置きながらも完成までに時間を要したアイテムが完成したので漸くお披露目。ぱっと見でベースに検討は付くだろうか?
No85のスーパーグレートをストレッチ……と思わせて、ベースはNo.127のスーパーグレート・コンクリートポンプ車の加工品。
低床4軸を引きずり化し、そのままだとホイールベースが長い気がしたのでぶった切って数ミリ短縮するという暴挙に出ている。ホイールは企業秘密だが、察しの良い人ならなんのホイールかすぐに検討が付くはず。
通常品を弄ってデコトラを複数台制作して来たが、今回ロングの方で荷台をフルスクラッチして制作。通常品も悪くはないが、ロングベースだと存在感が桁違い。実に威圧的でまさしく「デコトラ」にピッタリ。

さて。トミカをベースにデコトラを制作してる人は結構見かける印象で、中には本当に工芸品的というか、デコトラを極めている方も居て敵わないなあと感じる一方、当方が目指す方向性とも違うなあと感じるのもまた事実。しかしクオリティは圧倒的にあちらに軍配があがるのだ。精進あるのみ。
今回、完成させて色々感じるのはデコトラ然り、カスタム系マシンの制作の難しさ。
「既製品」的な雰囲気、つまりデフォルメの範囲と実車同様のリアリティあるカスタムの丁度良い塩梅を見つける難しさ。良い落とし所を探るにはまだまだ時間を要するなあと感じた部分。
結構満足行く出来に仕上げられたと感じる一方で、シートキャリアとバイザーを兼ねたパーツがデフォルメしすぎたかもしれないと感じるし、ロケットは削りすぎてる部分があったり、リアバンパー側のサイドスカートとサイドスカートの高さが違っていたりと細かいところでやはり気になるところは多く。まだまだブラッシュアップ出来るポイントは多い。
そういう意味では、こういうガチの「アートトラック」よりも所謂「お仕事車」と言われるようなメッキパーツとちょっとの装飾品とちょっとの派手なペイントで留まってるトラックの方が作りやすいのかもしれない、なんて。
次のアイテムはそういう「お仕事車」よりで制作予定。まあスキルを上げるにはやはり数を熟すのが一番なのでちょうど良いだろう。

今回のこのアイテムに合わせて……というわけではないが、峠Sこと、白いS15とR改こと、紫のR32とも並べて。
実をいうと当方がプレイしたデコトラ伝説は「男花道夢浪漫」くらいで、「真・デコトラ伝説」は未プレイ。しかし、デコトラ伝説の中で一番、ゲーム的に改造して面白そうだなあと思えるのは「真」だったり。
ぶっちゃけた話、個人使用の範囲に留まってるとはいえ、箱絵はかなりグレーゾーンだよなあと思いつつ。
当方が長く推しているキャラクター、獣の傭兵。原作は既に完結済み。今後、メディア展開がされるとも思えないのがなんとも寂しいところだが、こうして記憶に残り続けるだろうなあ、と。
まあ作中では「虎」は存在しないようなので「白虎」と言い切ってしまうのは語弊があるのだが、そこはご愛嬌ということで。
ちなみにボディカラーのグラフィックは2年程前に静岡に行った際に目撃した、九州地方の某運送会社を参考にしている。
こういうボディの塗り分けもまた、デコトラの「センス」の一部でもあるよなあと。単色やツートンでシンプルなものもあれば、複雑な塗り分けのものから、グラフィックまで多種多様。そこもまたデコトラの面白さ。
以下、音楽の話。
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